やなりいなり

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著者 : 畠中恵
  • 新潮社 (2011年7月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507146

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やなりいなりの感想・レビュー・書評

  • 今回のしゃばけはレシピ付き。
    キャラ弁ブログで紹介されていたリラックマいなりも気になりますが、やなりいなりもいいなー。
    おいなりさん作り、詰め係になると手に甘じょっぱい香りが染みついてなかなか取れないんだよね。

    相変わらず病弱すぎる若だんなと、心配性の兄や2人に騒がしすぎる妖たち。逢魔が時の魔たちが可愛いかったなぁ。

  • お江戸人情ファンタジー「しゃばけ」シリーズ10作目。(ビジュアルブックを除く)
    「こいしくて」「やなりいなり」「からかみなり」「長崎屋のいなり」「あましょう」の各章ごとに、まず食べ物の作り方が出ている趣向。

    「こいしくて」は小豆粥。
    長崎屋のある通町(とおりちょう)では、恋の病が流行っていた。
    若だんなの一太郎の元へは、なぜか疫神たちが集まり、この異常事態を何とかしてくれと言う。
    様子を見に出ると、京橋川にかかる京橋のあたりの結界がゆるくなっていた。結界を守る橋姫がいない…
    橋姫が恋に落ちていたのだ?!

    「やなりいなり」
    守狐たちが若だんなの見舞いに、やなりいなりを差し入れる。
    細長い小さめのおいなりさんに、海苔でやなりの顔が描いてある。
    食が細くても口に入りやすいだろうと思ってのことだが、鳴家(やなり)達は自分のものと信じて疑わない。
    そのやなりいなりを食べようとする手が現れ、護符を貼ると、幽霊をわかる。
    なぜ、長崎屋にさまよい出たのか?兄や達と身元を当たる若だんなだが…

    「からかみなり」
    若だんなの父の藤兵衛が3日も帰らない。
    女房のおたえに惚れきっている入り婿の藤兵衛が連絡も寄越さずに家を空けるなど考えられないこと。
    一体どんな理由がと想像を巡らす一同。
    若だんなは自身番屋に父がいると推理する…

    「長崎屋のたまご」
    若だんなが夕焼け空をのんびり見上げていると、空の一角がめくれ、綺麗な青い玉が落ちてきた…?!

    「あましょう」
    幼なじみの栄吉とちょっとお喋りがしたくて、奉公先のお菓子屋まで出向く若だんな。
    おりあしく忙しくて喋る間もない。こうして、だんだん離れていくのだろうかと寂しくなる若だんな。
    店へ来ていた客の新六と五一も幼なじみの友達らしいのだが?

    いつも通り、読みやすく、ほのぼの。心温まります。
    今回は長さもあまり違わないので、粒が揃った雰囲気。
    前作の少しもの哀しい気配がちらっとよぎります。
    若だんなの記憶にはないはずなんですけどね。
    2011年7月発行。

  • しゃばけシリーズ十作目ですかね。本屋さんで更に新作出ているのを見て慌ててブックオフで購入。

    今回は恋と喧嘩、それから病。
    題材はその辺りでしたかね。

    序章としてレシピが載っているのも本作の特徴かと思います。本編にはさほど絡んできませんが、登場はします。美味しそうな描写のある作品が好きなので、これは嬉しいこと。

    これまでのしゃばけシリーズは、短編が最終的に繋がって一冊、と言う形が殆どでしたが、本作はいつもに比べると、一本一本独立してたかな。

    前作ゆんでめての名残や、他の回でさらりと書かれたことが、後の回の伏線に、ってのはありましたけどね。

    正直に言えば、シリーズの中ではちと物足りなさを感じる一冊だったやも。まあ毎度毎度大作ではしんどいですからね。こう言った一冊があってもいいかな。

    あましょうはラストうるっときましたけどね!おれんさんに対してあんまりじゃないかとも思いますが、そう言う時代なんだろうし、まあ自責の念も絡んでるからなあ。
    逆に言えば、好きだとしても持参金無しでは嫁とれない、ってことだし…うまく言えないけど、うん。

    私もなかなか会えない学生時代の親友がいるので共感しました。

  • 2014.10.11
    しゃばけシリーズ第10弾

    どうした?まさかのお料理本
    読むとお腹へっちゃうよ〜(>x<;)
    前作の ゆんでめて とちょっとリンク

    ・こいしくて
    通町に 病の神様 大集合!
    でも、流行ったのは 恋の病
    橋姫と時花神
    ( 千里 かなめ 屏風のぞき )

    ・やなりいなり
    長崎屋の離れに幽霊がでた
    幽霊 熊八 猪吉 猪熊?

    ・からかみなり
    藤兵衛旦那が行方不明になったよ
    皆でアレコレ推測するよ
    雷小僧
    ( 屏風のぞき )

    ・長崎屋のたまご
    空の欠片の玉子は跳ねるよ飛ぶよどこまでも…
    ひそかに大黒様登場!

    ・あましょう
    栄吉と若だんな 友情に遭遇する
    安野屋で出会った新六と五一のケンカを見届ける

    あましょう がいっちばん
    友情とは何か考える

  • 今回は各章の最初に話にちなんだ簡単なレシピがついている。
    作者または出版社の思うつぼ、
    やなりいなりをさっそく作ってしまいました。
    稲荷の酢飯に、ワサビを混ぜるもの、ゴマを混ぜるもの、柴漬けを混ぜるもの、3種類ともおいしかった。
    そうして話を読むとさらに妖のものたちが身近に感じられました。

  • なんか ちょっと 飽きてきたなぁ。

  • 一太郎のシリーズは読んでいてほっとします。
    が、ちょいと飽きてきました。
    妖たちの推理披露とか・・・
    「想像かい!」と突っ込みたくなる。

    今回はレシピ付き。
    タイトルにもなっている「やなりいなり」は
    おたえを守る守狐たちの得意料理のおいなりさん。
    細長くつくり、海苔で顔をつけて、鳴家を模している。
    かわいい。(のかな?)


    こいしくて(小豆粥 塩味・砂糖味)
    やなりいなり(やなり稲荷)
    からかみなり(栄吉の煤出しいも;あげだしいも)
    長崎屋のたまご(長崎屋特製 ゆでたまご)
    あましょう(お酒大好き妖の味噌漬け豆腐)

  • しゃばけ (2001年)
    ぬしさまへ (2003年)
    ねこのばば (2004年)
    おまけのこ (2005年)
    うそうそ (2006年)
    ちんぷんかん (2007年)
    いっちばん (2008年)
    ころころろ (2009年)
    ゆんでめて (2010年)
    やなりいなり (2011年)

  • 祝!しゃばけシリーズ10年!
    若だんな一太郎、あまあまな二人の兄やん、今回も大活躍の家鳴くんたちなどいつものメンバーと、今回はそれほど絡みがなかったけれど、きっと次回作以降登場していきそうな神様まで登場。
    チラッと恋バナも登場したけど、まだまだ一太郎くんには遠いお話なのか。まわりはぼちぼち縁談も決まってきているというのに、大丈夫?と言いたくなってしまいます。なんせ相変わらず病弱ですから、そりゃあ5個ぐらい病気にならなくたって大してかわりません。それだけが原因じゃないと思うけど、でも、恋愛にメロメロの一太郎くんはちょっとみたくないかも・・・まだまだ、兄やんに甘やかされている一太郎くんが見ていたいと思ったのでした。

  • しゃばけシリーズ第10弾。
    今回は全編始まる前にレシピが載っている。なんだろう?と思ったけど特にストーリーとは関係なかった。
    毎度、鳴家に数を数えさせるのが可愛い。

    「こいしくて」
    恋の病が流行る通町。想像たる顔ぶれが若旦那の元へやってきて…

    「やなりいなり」
    守狐の作った鳴家に似せた稲荷を食べていると、お喋りな幽霊が現れて…

    「からかみなり」
    若旦那の父が帰ってこなくなった。同時期、空雷が多発するようになり…

    「長崎屋のたまご」
    空の色をした玉が落ちてきたが、一体なんだろう?と思っている間に玉が逃げ出した。鳴家が一生懸命追いかけるが…
    今回は妖ではなく魑魅魍魎が出てきてドキドキ

    「あましょう」
    栄吉の元へお菓子を買いに出掛けたら、何やら大量にお菓子を買い込む男が2人。親友だというが口論が絶えず…
    まさかの展開に胸がぎゅっと締め付けられる。

  • 話が面白いのはいつもどおり。

    レシピ付きが面白い。

  • 連作短編5編
    栄吉への友情を描いた「あましょう」が切なかった.

  • 前作「ゆんでめて」のパラレルワールドの記憶を若だんなが少し持っていて、ふとしたときに落ち着かない気分になっている。屏風のぞきにも、その記憶がある。そういうの、好きだなー。栄吉、いつまでも一太郎の親友でいてね。

  • のんびりまったり読める作風だからか、何となく記憶に残る感じで、毎回どこまで読んだか忘れてしまう。。。
    (屏風が失われる回は強烈で覚えているけれど。。)
    未読 の ハズ。。

    いつものように短編でまったりと。。

    『こいしくて』神様が人間臭いというか、勧善懲悪ではないのが日本らしいというか。。 切ない。

    『やなりいなり』人情もの、という感じ。若旦那はお金持ちだけれど、長屋に暮らす人々のお話も読んでみたい。

    『からかみなり』おとっつあんの懐のでっかさというか、いい意味での鈍さというか。。この旦那さんといい、奥さんといい、従業員の方々も器が大きそう。。
    離れの騒ぎも皆知らぬふりをしてくれていそうだ。。。

    『長崎屋のたまご』新しい妖登場。百種もいたら。。ポケモン並に属性もバラバラそうだ。。
    若旦那、初めて兄弟喧嘩を生で見る、という。。

    『あましょう』これで終わり?!!という感じ。一番後ろの章でよかった。真ん中だったら引きずられて残りの章に影響が及んだかもなので。
    兄やん達がいるから、若旦那は長生きしてくれると思うのだが。。。
    幼馴染は不思議な力や妖については全く知らないのだから、不安だよな、と改めて思った。

    この作品は
    何冊目か順番を気にしないで、パラパラと読んでもいいのかもしれない。

  • シリーズ10作目。

    話の最初に食べ物のレシピが書いてある。

    やはり、鳴家いなりが可愛くて実物が見て見たい気になる。

    10作目でストーリーが少しだれている感がある。

    キャラクター色がより強くなっている。

    鳴家が相変わらず可愛い。

  • 仁吉物知りすぎワロタ

  • しゃばけシリーズ10作目。短編集。
    料理本の要素あり。
    あましょう、よかった。友情って深い思いって、改めてすごいと思った作品でした。

  • しゃばけシリーズ⑩

  •  お江戸では恋の病が流行したり、噺の下手な幽霊が現れたり、雷の子が落っこちて来たり、大騒ぎです。
     最後の「あましょう」は泣いた。

     今回は文頭でレシピの紹介あり。
     やなり稲荷、食べたい。

  • 「しゃばけ」シリーズ第10弾。
    恋の病を流行させる神様、禍をもたらす神々、、、
    今回はとにかく神様がどんどん出てきて、その世界観に頭が追いつきませんでした。
    1作1作についてくる、妖たちが大好きな食べものの“れし”が、面白くも愉快だった^^

  • 各5話の冒頭に全て料理レシピの付いている巻。若だんなわ相変わらずの体の弱さ。鳴家はやはりウチにも2,3匹欲しい。

  • お話ごとにお料理紹介にもなっていました。
    レシピが、ぷぷぷっと笑っちゃうようで楽しい。

    お話は、いつもながら不思議なことだらけの事件がいっぱい。
    ちょっと吉本新喜劇のようなワンパターンの小芝居を見ているような感じがしないでもないけど
    まあ、これもこのシリーズの味ということで。

  • いつもの安定の内容だが藤兵衛の行方不明は無理がないか?

  • 10周年の本で、何か新しいことをしたいという作者の試みにより、一作品ごとに作品の中に登場する美味しそうな食べ物のレシピがついている。
    このレシピは、若だんなの家で食べられているものだが、『鳴家五匹が、順番に六十数える間(五分)』や、『用心するもの、やなり稲荷は、全て己達のものだと思い込んでいる鳴家達。守狐らとの喧嘩に、注意すべし。』など、母屋で作られているものではなく、妖たちの手によって作られていることが伺える。
    レシピを見ながら作り、食べながら作品に想いを寄せることのできること、間違いなし!

    2014.11.27

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やなりいなりの作品紹介

身体は弱いが知恵に溢れる若だんなが大忙し。頼れるようでどこかズレてる妖たちも仰天するほど千客万来。

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