- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104513024
作品紹介・あらすじ
目を閉じたまま、みき子の首に手をかけていた。みき子が若く見えるのは、そうだ、このすべすべとした首筋のせいなのだ-。主役は、どこにでもいるような、男と女。彼らはどうして血の匂いを放つようになったのか。実はすべて、運命の定めだったのか。その経緯を生々しく、時には幻想的にえぐり出す短編集。
感想・レビュー・書評
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収録内容は以下の通り。
本編
藤本由香里: 解説
汚濁の中に浮かび上がる、妖しげで眩いほどの光。すべての色は互いに個性を無くし、交じり合って毒々しい幻影となる。幻影の後に待ち受けるのは、鬱々とした心象風景か、或いはそんな憂いから、現実からの解放か。
カバー装画は上田風子。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
淫猥すぎる。作家自身もタイや韓国に恋人がいたんだよな。猥雑&憐憫。
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短編集。現代。ホラーっぽい。
各タイトルが綺麗。「翠の月」「灰の砂」「朱の国」「青の火」「白の影」「黒の闇」「藍の夜」「茶の水」「碧の玉」「赤の狐」「緋の家」「桃の肌」「銀の街」。
韓国、ベトナム。異国情緒。でも、根底にあるのは「岡山」。
この人はずっとこれでいくのかな。「ぼっけぇ、きょうてぇ」から始まって。岡山弁、岡山風俗、岡山的に。
タイトルの割に中身は上品だと思ったのは、勝目梓の「闇路」を読んだあとだからだろうか。
表紙の絵が綺麗。装画が水口理恵子。無夜の好みの絵の構図。柔らかそうですごくいい。
内容はオチがついているのと、全然オチがついてないのと、色々。無理にオチに持って行かなくてもいいんだなと、目から鱗ですね。
「藍の夜」と「緋の家」、「碧の玉」が印象に残りました。特に「藍」は無夜が無料配布に使うホラーに仕立てたくなるようなネタで。
短編が詰め込まれているので、読み終わったあとタイトルと中身が全然思い出せなかったり(笑)。
内容は「若くない男とやっぱりそれほど若くない女の話」です。 -
短編集。ちょっとがかり。一つ一つもっと長くても。
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だいぶ前だから忘れた。
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作者は自分の事を散りばめているのかしらと思った。チャイ・コイが満載。