ベッドサイド・マーダーケース

  • 98人登録
  • 2.87評価
    • (3)
    • (9)
    • (16)
    • (13)
    • (4)
  • 16レビュー
著者 : 佐藤友哉
  • 新潮社 (2013年12月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104525058

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊藤 計劃
辻村 深月
伊坂 幸太郎
米澤 穂信
伊坂 幸太郎
三浦 しをん
米澤 穂信
米澤 穂信
又吉 直樹
ピエール ルメー...
PK
伊坂 幸太郎
道尾 秀介
有効な右矢印 無効な右矢印

ベッドサイド・マーダーケースの感想・レビュー・書評

  • けっこう突飛なSFものでした。
    途中までかなりわくわくしながらめくったけど、真相がけっこう説明不足というかなんというか。もっと内面の描写とかいろんな重みとかほしかったなぁ。
    電卓さんには一体何があってあんな見違えちゃったんだろう。

    ジェノサイド、結局何がどうなってるか全然わかんなかった。最後のバックコードやら脳波やらもさっぱり。ふーむ。

  • 久しぶりに佐藤友哉(刊行は2013年)。
    帯にはミステリと書いてあるけれどミステリなのは導入部のみであとはSF?という感じ(他の方のレビューを見ると某有名作品と似ているらしい)。
    そうだなあ、このねじくれたミステリはいかにもユヤタンだなあという感想だけれど、ちょっとキャラが弱くてイマイチ引き込まれなかったのと、若干プロットが破綻している気がした。
    最近文芸誌にちょくちょく書いてはいるけど全然単行本出ないなあ。やっぱり唯一無二の世界観を持ってる人だと思うのでまた作品読みたいなあ。

  • SFサスペンスみたいな感じ。
    帯に「ミステリー長編」とあって期待したが、中盤以降はどんどんミステリーから離れていって、正直期待ハズレ。

  • 『僕の枕は涙でぬれている。』

    『妻の枕は血でぬれている。』

    『死のうと思った。
    理由はなかった。
    死にたいという気持ちが、生きたいという気持ちに買っただけのことだ。』

    『人を愛しながら、同時にその人の死をねがうのは、ややこしい感情ではないはずだ。一度でも真剣に人を愛した経験があれば、すんなり理解できるていどの普遍的な感情だろう。』

    『そのうちにやがて殺意そこ殺意に快楽的な心地が宿り抵抗でき殺意なくなってきた。この殺意まま殺意殺意ではあと数分で殺意殺意殺意いや数秒でおれは殺意のかたまり殺意殺意殺意殺意になって殺意します。一個の殺意殺意殺意殺意殺意となってしま殺意う。そ殺意の前に。』

    『おれたちはみんな、理由の奴隷。
    「なぜ」「どうして」「なんのために」と聞きまくり、知りたがる。』

    「みなさんには、あれやこれやを添加物や放射能のせいにして、なにもかもを国のせいにして、自分たちの生活レベルを変えない自由があります。不安なら金をかせげばいいのに、地位を向上させればいいのに、安心できる生活を獲得すればいいのにそれもせず、ただ世界を呪うだけの自由があります」

    『上と見なしたものに怒り、下と見なしたものを嗤うことで、わずかばかりの安心を買い、満足できない不安な日々を、ぼんやりとやりすごす。』

  • 佐藤友哉作品初読み。
    現代物かと思いきや未来物、原子力の影響のはずが実は食品添加物の影響とか。。。
    そういったことよりも、洗脳やフィクションかもしれない事柄をマスコミや政府が発表したことによく考えずに踊らされることの怖さを書きたかったのかなといった印象でした。

  • 一気に読めた。展開も予想外で、時々視点が変わるのが新鮮だった。他人事ではない世界の話。今の現代社会にむけた教訓のような内容でもあった。最後はもう少し話に続きがあればいいのに。その分、それぞれの登場人物のその後に、想像力が掻き立てられる。

  • 物凄く、突き放すなぁという読後感。
    上の世代から残された遺物を、政府のせい上の世代のせいと言ってガス抜きして終わらせるな、生きることを忘れるなと言われたようだった。残された遺物は放射能という形で表現しているが、自分には国の借金や不安な将来っていう風に受け止めた。
    175〜176ページあたりがこの小説の核心だと思う。変えられるわけない、という自分の信じたい認識のままいる自由はある。生活レベルを変える努力をしないなら、そこで満足して死ねと。
    震災後のーというわかりやすいタグ付けより、若者の抱えてる閉塞感への説教かなと

  • ある朝目覚めたら、妻が隣で殺されていた。
    巻き込まれ系のサスペンスか、それとも猟奇
    ホラー系かと思いきや、かなり肩すかしの
    SF的小説。ミステリーではありません。

  • 小さな町で進行する連続主婦首切り殺人事件。犯人を追う夫たちの前に地球規模の恐怖が立ちはだかる。ジェノサイド/文明更新とは何か、そして「ほんとう」の真犯人は…。

    近未来ジュンブンガク?震災後文学?なんと言っていいかわからない不思議な作品。もともと佐藤友哉の作風は掴みどころがないけれど、本作もまさにそんな感じ。震災後の世相に対する風刺が効いていて退屈ではなかったが。
    (C)

  • 「人間がどれだけ忘れやすい生き物なのか」
    未曾有の『大災厄』さえ、いつかはわすれられ、原子力がふたたび使用される。
    人類が人類である以上、そうなるのが自然だった。

    この一節がこの小説の出発点。
    読み終わるとわかる「ワスレルナ」という言葉の意味。

  • 三章からなる。
    一章、目が覚めると隣に寝ていた妻が殺されていた。この町では連続主婦殺人事件が起こっている。しかし関連づけて報道されていない。警察も動かない。 調べて行くと、連続主婦殺人ではなく、連続妊婦殺人であることがわかる。引き込まれる展開で面白い。

    が、二章以降話が大きくなりすぎること、殺人の動機はわかるが、方法に説得力がなく、一気に現実味が無くなり残念。

  • 「ワスレルナ」
    罪悪感を盾に理由を知っても世界は変革しないし、
    安心して平穏に過ごすことで忘れていく。
    その忘却はほとんどの人がしていることであるし、
    そうやって過ごすことでしか
    「前」には進めないのかもしれない。
    しかし、それは本当にあらゆる意味の「前」なのか、
    許されて良いのかわからない。
    自分が持っていた常識が覆るのを感じた。

  • ん~、1000年も先の話なのに、なんていうか古い印象。

  • ☆1つ
    この著者の本わかなり前に『デンデラ』という作品を読んだ。衝撃的な物語だった。今はもう閉鎖してしまっがWEB読書コミュ「たなぞう」で「本の雑誌」くんに勧められて読んだ記憶がある。とても面白かったので当時同一作者既発行他作品を探したのだけれど目ぼしいものは特に無かった。
    そういう作家は残念ながらそこで止まって途切れてしまう。

    そして今回の様な邂逅があった場合はどうかというと。そりゃもちろんその作品の面白さによるわな。
    そういう意味で本作は完全に失格。
    佐藤友哉はまたも途切れて止まってしまう作家列に収まる。
    今回は、すまぬとも思えぬ。

  • 【490】

    久々に小説読めた。
    読み慣れてる文体だけあって負担少なめ。

    最近こーゆーSF系多いな、ゆやたん。
    いい意味で後味悪かった。
    お腹の中がぐっちゃぐちゃにされるくらい、どんどん不快感が滲んでく感じが嫌いじゃない。

    マニヘブ行った後ってこともあるけど、人間の成長というか人生の葛藤を感じられる。自分と漠然と被せてしまうところがある。いいタイミングで読めた。

全16件中 1 - 16件を表示

ベッドサイド・マーダーケースを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ベッドサイド・マーダーケースを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ベッドサイド・マーダーケースの作品紹介

『ワスレルナ』。妻を殺された復讐者たちは、世界の秘密を解かねばならなかった――。妻が殺された。僕の眠る隣で――。小さな町で密かに進行する連続主婦首切り殺人。復讐者となった夫たちは犯人を追う。しかし、真相に迫る彼らの前に、地球規模の恐怖が立ちはだかった。そう、この事件を解決するとは、人類を救うことだったのだ! ジェノサイド/文明更新とは何か、そして真犯人は? 四年ぶり長篇ミステリー。

ベッドサイド・マーダーケースはこんな本です

ベッドサイド・マーダーケースのKindle版

ツイートする