警官の血 上巻

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 815
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555055

感想・レビュー・書評

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  • 2007年このミス1位だったので読んでみた作品。祖父の死の真相を子があばく。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou4203.html

  • 清野先生のおすすめ

  • 警察小説であり、昭和から平成に至るまで、親子三代にわたる血脈の小説でもある。
    とにかく面白い。

  • 色んなところで繋がっているようで面白い。

  • ☆☆☆☆

  • 初佐々木譲さんの警察小説。タイトルからして、世代にまたがる警官の物語と思っていたが世代交代が早い。昭和の戦争直後の警官不足に伴う募集に応募する清二。警察練習所での同期と交流の後、生活に絡む駐在所に勤務する。担当で無い二つの事件を追ううち謎の転落死で自殺と処理され第一部終了。第二部は清二の長男民雄の優秀な成績に、公安警察が目をつけ大学内に学生として、過激派内に潜伏捜査官と送り込まれ、よい成績を収めるが過度のストレスで精神を蝕まれる。民雄の目的は、父と同じ駐在所に勤務。そして謎の転落死をした父の死の真相の追究

  • なにかの警察小説ランキングに入っていたので手に取ってみました。

  • 匂うね。

  • ※下巻も含めての感想です。

    事件や謎解きの部分は、清ニの時点で大体は分かると思います。
    そこから、民雄、和也と題名の通りに、
    警官の血が継がれていく物語に大変感動しました。
    壮大な物語というわけでなく、もしかしたらあの時代にあったのかな?
    と、思える生々しさを感じました。

    犯人の言い分からも、あらゆる側面から見なければいけない、
    主人公たちが絶対の正義ではないのは伝わります。
    真っ白な人間などいないと思います。
    しかし、壁にぶつかり煩悶しながらも、
    警官であろうという意思を持った主人公たちには、
    清々しい気持ちになりました。

    無駄な部分がなく、話がどんどん進むので、一気に読むことができました。
    警察の人かっこいい!

  • 戦後間もない時代に警官になった父、戦後の混乱と共に正義感溢れ真面目な駐在。その父が死に、その息子も警察へ。時代は学生運動盛んな頃、潜入捜査により精神は壊れていく。父の死の真相を追うのだが、ミステリー的な盛り上がりってより、その時ごとの犯罪の質や時代背景が細かく、警察官として生きた男の人生を覗いてる感じ。下巻はその息子の話へ。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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