警官の血 下巻

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著者 : 佐々木譲
  • 新潮社 (2007年9月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555062

警官の血 下巻の感想・レビュー・書評

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  • 苦い読後感……

    下巻の後半は胸にこみあげるものがあって読み進めるのが苦しかった。三代目の和也の特命の緊張感と恋人との物語は胸が痛い。こんなに心をわしづかみにされて振り回される作品も久しぶりだ。

    三代に渡る警察官の親子それぞれの物語が素晴らしい。時には汚れ役もいとわない警察官と清廉潔白な人間という二つの顔の間で揺れ動く葛藤に、一読者たる私も彼らと同じようなつらさを味わった。

    物語全編を貫く謎は解き明かされたけれど、謎などなくても十分にこの作品は通用する。本当に素晴らしいミステリは謎解きの後でもまた楽しめるものだ。いつかまたこの本を手に取る日がくるだろう。

  • 上巻の途中から一気に読み進んだ。まっさらな正義はないというのが説得力はあるし、よかった。

  • 清二、民雄、和也、戦後から平成にかけて三代に渡る警官一族の年代記。人の犯す罪とは何なのか考えさせられる。

  • 半世紀にも及ぶ警官3代記

    小さな伏線あったので読み返してみたい。

  • 過多な感情表現もなく場面転換も歯切れが良く一気に読了。読後が爽やかとは言えないが、結末は少しスッキリとした。

  • 面白かったが、あっと驚く展開ではなかった。

  • 昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。
    管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、跨線橋から不審な転落死を遂げた。
    父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。
    父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。
    戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。

  • 2007年このミス1位だったので読んでみた作品。祖父の死の真相を子があばく。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou4203.html

  • 三代に渡る警官の血の物語が終わった。
    「血」でしか説明できないような巡りあわせ、合わせ鏡のような運命。一つの謎を軸に、上下巻一気に読ませる面白さ。750Pが短く感じた。

  • なかなかの衝撃的なラストだった。なんか公安が怖くなった。

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警官の血 下巻の作品紹介

過激派潜入の任務を果たした民雄は、念願の制服警官となる。勤務は、父と同じ谷中の天王寺駐在所。折にふれ、胸に浮かんでくる父の死の謎。迷宮入りになった二つの事件。遺されたのは、十冊の手帳と、錆びの浮いたホイッスル。真相を掴みかけた民雄に、銃口が向けられる…。殉職、二階級特進。そして、三代目警視庁警察官、和也もまた特命を受ける。疑惑の剛腕刑事加賀谷との緊迫した捜査、追込み、取引、裏切り、摘発。半世紀を経て、和也が辿りついた祖父と父の、死の真実とは-。

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