警官の血 下巻

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555062

感想・レビュー・書評

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  • なかなかの衝撃的なラストだった。なんか公安が怖くなった。

  • プロットが詰め込まれすぎていて後半、あまりにも急ピッチ。しかも三部でのそれぞれのプロットがそれまでのものを凌駕するほど面白い。つまり、上下巻という枚数制限という事情があったことが明白だとしてももったいない構成になっている。十分に倍の紙数で成り立つものだ。

    加賀屋のくだり、警察の善悪のくだり、それを三代受け継いだというタイトルの真意。いくらでも膨らませられる。

  • ☆☆☆☆

  • 正義とは何か?
    語りかける作品。

    人間のエゴにグイグイ食い込んでいきます。
    真相を知った時に自分はどういう行動をとるんだろ?

  • 駐在警察官民雄は、父の謎の転落死の真相に近づくが、規則違反ではあるが人質を救う為、殺人犯に撃たれ殉職してしまう。二階級特進し警部となる二部終わる。三部は、民雄の子供和也が現代の警察組織で上司の内部摘発に使われる。「警察の正義」とはなにか?三代にわたる隠された真相を追究する。真相は解決されたがあっけなかった。

  • 社会は正しいことだけで成り立っているわけではないし、正しいことが必ず正しい結果につながるわけでもない。社会のなかで自分なりの正義を貫くってすごく難しい・・・と真面目に感じた一方、同じ単語が何度も出てき過ぎて、途中で何度もだれてしまった。もう少し文章に新鮮味を保つ工夫があったら嬉しかった。

  • 映像化

  • 三代目中心の話。事件の真相は軽く、時代と共に警官組織についてリアルに書かれてる。和也が色々経験して、ふてぶてしく強くなってたのは頼もしく感じたが、無きゃダメなんだけど組織って面倒臭いもんだ!ヒーローも派手な事件も仕掛けもない分、読み応えはあった。

  • 途中緊張感を維持できなかったが、最後は締まってよかった~。
    正義とはなんなのか?
    自分の正義を貫く姿勢が良くも悪くも心地よい。

  • 上に記載の通り

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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