警官の条件

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555086

感想・レビュー・書評

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  • 警官の血シリーズ第2弾。安城和也が帰ってきた。加賀谷仁も復職。途中中だるみっぽい感じはあったがラストは一気読みだった。http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou4205.html

  • 「警官の血」の続編ということだが、前作を読まずいきなりこれを読んでしまったが、これだけでも十分楽しめた。
    「一人前にしておくべきだった」は安城和也に対してだった。「親爺さん」「世話かけやがって」で、加賀谷の心残りも消えた…と思う(泣)
    加賀谷が登場してからは、スマートに事件解決へと話が進んだが、私が一番ドキドキしたシーンは前半、安城が指揮をとった樋口の囮捜査だ。失敗したとはいえ、なかなかの指揮ぶりだった。「警官の血」も読もう!

  • 「警官の血」の続編か・・・。随分前に読んだ記憶がある、おぼろげに。細かいところは忘れちゃった。当時、私は「警官の血」の感想、何て書いてたんだっけ?どれどれとレビューを探してみたけど、ない!確かに読んだはずなんだが。
    おかしいな私の記憶違いか?読書録を付けはじめる前に読んだんだっけ?まさかあらすじ眺めただけで読んだ気になったとか?イヤだ、自分の記憶に自信がない。

    せっかく加賀谷のラストの余韻に浸っていたのに、それどころではなくなった。「警官の血」を読んだかどうか、どうにも気になる。もう一度読まなくちゃ(初読だったりして)。

  • 前作が面白かったために、期待していたよりは、驚きもなく余り引き込まれなかった。

  • 実に読み応えのあるミステリだ。警視庁に3代に渡り勤める安城警部・組織犯罪対策部(以前のマル暴)係長の物語である。警視庁内の監察や各係間の対立や緊迫する潜入捜査や現場を押さえる突入の様子などリアル(本当の捜査は知らないが)に書かれていて、読んでいると現場にいるかのようである。安城警部と彼の以前の上長であった加賀谷警部とのやり取りなど、この著者ならではの重い雰囲気が良く出ている。「警官の血」から始まるこのシリーズは佐々木氏の最高傑作となった。もちろん安城警部はこのままでは終わらないのだろう。楽しみである。

  • 警部に昇任し、組織犯罪対策部第一課の係長に抜擢された、安城和也。
    彼は自らのチームを指揮し、覚醒剤の新たな流通ルートを解明しようとしていたが、過程で重大な失策を犯してしまう。
    重苦しいムードに包まれる警視庁に、あの男が帰ってきた。かつて、“悪徳警官”として石もて追われたはずの、加賀谷仁が!
    警察小説の頂点に燦然と輝く『警官の血』――白熱と慟哭の、第二章。

  • 面白かった。
    なんとなく展開が読めたけど、終盤の追い込みは良かった。

  • 「警官の血」からの続編。前作がとても良かったので期待たっぷりに読んだ。結果、本作も一気に読み終えた。事前にかなり話がつながっているとの情報だったので、同時購入し連続で読了。警察物は佐々木さんで決まり!

  • 加賀谷が警視庁に復職したころから、一気に物語が転がる。エンターテイメントなハードボイルド。

  • S先生より推薦 警官の血の次はこれと

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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