犬の掟

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著者 : 佐々木譲
  • 新潮社 (2015年9月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555109

犬の掟の感想・レビュー・書評

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  • 別々と思われた殺人事件が徐々に繋がり、真相に繋がっていく。
    2つのチームが別の方向から少しずつ確信に近づいていく様は、ミステリーの醍醐味を味わわせてくれる。
    久しぶりのミステリー、佐々木譲で間違いなかった。

  • 面白かった。
    気になることをひとつひとつ、丹念につぶしていく地道な捜査。
    徐々に綻びが出てしまう犯人。
    街の描写がリアリティを増す。
    少しずつ真相が明らかになり、加速度的に物語が展開していく。
    男の世界。面白かった。

  • これだけのページ数があるなら、捜査より、同期二人の人物の掘り下げをして欲しかった。犯人の意外性を立たせるためにあえてそうしなかったのだと思うが、真犯人が分かっても「へ?」とポカーンとなってしまった。七年前の事件によって心が死んでしまったというのは何となく理解できるし、最後のシーンは良かったので、勿体なかったな。

  • ちょっと、はっきり言って途中挫折しそうになった。なんとか最後まで読み終えたけれど・・。最後にもう一山あるのかな?思ったがそれもなくて、あまりにも後味悪く終わってしまったのはちょっと解せなかった。
    しかも、犯人も動機もどうも納得させられるものでもなかったし・・。途中であまりにもダラダラしてたので、読む気がうせてしまいそうになった。もう少し、納得させる動機と盛り上がりがあれば面白いと思うのだけれど・・。500ページ近くあるのにもう少し何か引きつけるものが欲しかった。ちょっと辛口だけどタイトルも、もう一つでした。

  • やくざの殺人事件から過去の事件のつながりと真犯人を解く警察ミステリー小説。

    作者らしい純粋な警察小説と思いましたが、後半急展開する真相には気づきませんでした。
    警視庁捜査一課と所轄にそれぞれ配属された同期が先輩刑事と組んでそれぞれのミッションとアプローチで真相に近づいていくところは、地道に展開していて骨太系かと思いました。
    真犯人の動機が弱いのが残念ですが、ラストは哀しいです。

  •  作者得意の警察小説、かつノンシリーズ作品。最近は道警シリーズも少し軽めの作品が多くなり、シリーズとしての魅力も、作中人物の間でさしたる軋轢もないままに薄れつつある中、ここのところ『地層捜査』以来の快作が途切れている印象があったが、本書は久々の作者真骨頂での娯楽小説ぶりを発揮してくれた感があり、少しほっとする。

     最初に時計を巻き戻した時制での少々刺激的なプロローグシーンがあり、それがとても重大なのだろうと、とても気になりながら、その後現在時制に追いついての通常の刑事捜査小説といった構成となる。ただ事件を捜査する二組の刑事たちが、あのプロローグに繋がる関係者たちであることだけが、気になる。

     少なくとも彼ら二組、四人の刑事たちの捜査シーンにより、二つの捜査が交互に描写される。ハードボイルドを絵に描いたような、素っ気なく、淡々とした描写であり、そこで少しずつながら事件が進展してゆくことがわかる。追うものと追われるものとの追いかけっこや、事件にかかわる者たちとの事情聴取、地どり、勘どりといった作者の真骨頂が続くなか、『地層捜査』シリーズの空気に似たもの、つまり捜査そのものが真実に近づいてゆく面白さというものを感じ続ける。

     これらは古い時代よりエド・マクベインの87分署シリーズなどでお馴染みの面白さであり、その後も多くの警察小説の書き手は捜査イコール、エンターテインメント性といった形で作品を提供している。

     しかし二組の捜査チームのうち一組は、秘密捜査であり、警察内部の捜査チームである。そこに通常の警察小説との違いがあり、ストーリーにはひねりが加えられる。疑いたくもない同僚を仮想真犯人として追い立てる刑事班の二人はだからこそデリケートな存在だ。

     そしてすべてが終盤で炸裂する。用意された伏線がここに来て意味を強め、二組の捜査チームは火のついた二本の導火線となり、大団円の大花火を奇しくも演出することになる。刑事たちも読者たちも騙されるこの一瞬の娯楽性こそに喝采しておきたい作品である。

  • 佐々木譲さんの作品にハズレは少ないのだが、これはちょっと。刑事2人の組合せが2組いて、どっちがどっちだかわからなくなる。せめて章を変えるとかしてくれないと混乱して読み難い。

  • 160714図

  • 刑事たちの生き様を描いたのだろうが、動機が弱過ぎで、捜査の相方まで殺してしまうとは、納得しがたかった。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14345836.html

  • 7

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犬の掟の作品紹介

迷わず撃て。お前が警官ならば――。緊迫の四十時間を描く王道の警察小説。東京湾岸で射殺体が発見された。蒲田署の刑事は事件を追い、捜査一課の同期刑事には内偵の密命が下される。所轄署より先に犯人を突き止めよ――。浮かび上がる幾つもの不審死、半グレグループの暗躍、公安の影。二組の捜査が交錯し、刑事の嗅覚が死角に潜む犯人をあぶり出していく……。比類なき疾走感で描ききる本格捜査小説。

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