女という病

  • 106人登録
  • 3.13評価
    • (5)
    • (11)
    • (31)
    • (13)
    • (0)
  • 20レビュー
著者 : 中村うさぎ
  • 新潮社 (2005年8月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104567034

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

女という病の感想・レビュー・書評

  • 私の中で「中村うさぎ」はこんな感じ、という今までの
    中村うさぎのイメージがこれを読んで変わりました。


    実際に事件に巻き込まれた、または事件を起こしてしまった
    13人の女たちの中村流のノンフィクション。

    本当の自分を探し求めて彷徨ううちに、道を見失い
    足を踏み外してしまった13人の女たち。

    うさぎさんは13人の女に自分を投影し、同化させている。
    (うさぎさんは憑依と著している)
    真実はどうなのか誰も分からないけど、うさぎさんの
    洞察力や考察力に驚きました。

    私はマイナスからマイナス思考しか出せないけど
    うさぎさんはマイナスを糧に、光を探しだしプラスに
    転じさせる力強さを持っている。

    筋の通った「正しさ」に時々ハッとさせられた。
    「正しい強さ」を持っている人だと思いました。

    色々経験していたけど、タダでは起き上がらない、うさぎさんの
    芯の強さを感じることが出来た。面白かった。

  • カテゴライズできないほど斬新な一冊。「女」が主役と思われる13つの事件や犯罪について、著者が自分自身を投影しその「女」に憑依したかのような妄想をもとに背景をひも解く。

    「女の自意識というのは、それだけでひとつの病なのではないでしょうか(編集長 中瀬ゆかり氏)」

    マスコミから断片的に得た情報だけから見ると奇妙な女(事件)でも、この本を通して見ると、自分の中にも「女という病」が潜んでいるかもしれない、そして最悪いつか発症するのかもしれない・・・

    あとがきで、”読者の方々の「人気ランキング」および「嫌悪ランキング」を男女別に作成したいくらいである”とあったので、読み終えてから考えてみた。
    「嫌いな女」はダントツで【和歌山マリオネット殺人事件】。
    「好きな女」は難しいけど…【エリート医師妻誘拐殺人事件】の被害者かなぁ。自分の居場所を探す気持ちはなんか分かる気がするし・・あと【ラカン派精神科医婚約者殺し】の被害者ミミも少しわかるし、婚約相手であり精神科医でもある相手の男が悪すぎる。。

  • 『要するに、我々の不幸は、「自分が手にしているチケットの、本当の価値が目に見えない」という点に尽きるのではないか。』
    ブランド中毒の変な女という第一印象で中村うさぎを敬遠していたことすら、伏線だったのではないかと思った。

  • 面白かったんだけど、きつかった~。

  • 中村うさぎは「私はイデオロギーアレルギーの世代だし、フェミニストのつもりはないのだが、書く事はフェミニズムの領域に入ってしまう。」というようなことを何かに書いていました。うさぎさんの女たちへの共感と嫌悪感に、私も共感しました。

  • ちょっとチープ。

  • 物語。
    中村うさぎの紡ぐ13の物語。

    でも、物語ではない。
    そこには13人の人生がある。
    生きている人間が、確かにそこにいる。

    しかし、物語。
    中村うさぎがそれを書いた時、すべては物語になってしまう。


    物語、だけど物語ではない、物語。

  • 内容は
    新潮か何かの連載だったのかな?
    女性という自意識そのものが病であるのではないか
    っつーテーマの下、2000年周辺に実際に起きた事件から
    うさぎさんが自分の中にも、そして多くの女性の中に存在するであろう
    女性特有の、ともすれば狂気に傾く何かを探っていくもの。
    例えば「私は、何者なのか」や「本当の私なんていないのか?」等
    自己存在価値の喪失感からの虚言癖、
    外見に固執するバービーシンドローム的なものやら、頷くものばかり。

  • あまりためにならなかったというか、読みたい内容ではありませんでした。

  • 図書館。
    ちょっとした読み物としてはアリだけど、どうにも作り物過ぎて
    浅く感じる。女性の業みたいなものを表現したかったのだろうと
    思うけど、描ききれていない力不足を感じた。

  • 図書館にて。
    作者が実際に起きた事件を取り上げて解析する、という
    週刊誌で連載していたものを書籍化したもの。
    題名にあるとおり、女性の性や業を意識しすぎて、感情移入しすぎている気が。
    特に加害者への思い入れが強すぎるのが気になった。
    確かに加害者だけを責められないこともあるだろうけど、
    やっていいことと悪いことがあるわけで、
    もうちっと冷静な解析を読みたかった気がする。
    でも、読み物として楽しめた。

  • 2007/10/4<br><br>
    中村うさぎと言えば借金女王!というイメージしかなかったのだけど、一度読んでみたかった作家さん。
    <br><br>
    「女の自意識は、それ自体、病である」
    <br><br>
    というコンセプトの元、女性が被害者だったり加害者だったりした事件を集めたルポ。ルポといいつつ、事件の詳細は少ない。どちらかというと事件を元に中村うさぎがフィクションに再構築しているかんじ。物足りないけれど、表現が上手くてさくさく読めた。
    <br><br>
    ちなみに私はどの女にもあまり惹かれなかったし憎悪もしなかった。自意識強いほうだけれど、病にはいたってないということか。

  • 昔起きた事件について、独自の目線で書かれている。第二章の『ファンシーな城の中の死』では、東京暮らし・地元の一流企業・セレブな奥様…と、三回も居場所を変えてきた女性が、またもや新しい居場所を求めていくが、彼女はどこにいっても満たされなかった。何者になれなかった。そして、夫以外の定職についていない男性と付き合う。彼も同じく、何者にもなれなかった。しかし、彼女は彼に、「そろそろ定職についたら?」といい、彼は逆上。彼女の首をしめてしまう。彼女は死んでも、夢の中でなくした自分を探し続けるだろう…という内容。第六章『青木ヶ原樹海から出てきた女』でも、自分の存在証明について書かれている。三大欲・金銭欲・物欲・教育・愛・安定すべてもっていたとしたら、人間は何をほしがるのか?答えは「私」である。何不自由なく暮らしているように見える人が、突然、己の築いてきたすべてをリスクにし、「自分探し」を始める。彼女達のほしいものはただひとつ、「私」の確認、「私」の証明。私は「私」が欲しいのだ。しかし、自分らしく生きろと人は言うが、「私の物語」見つける方策なんて、誰も教えてくれない。もしかしたら一生、私はそれを見つけられないかもしれない。…という内容。第七章『虐待という因果』は、泣ける。もともと義父に、性的虐待され、男嫌いに…息子を虐待してしまうという話。第十一章『逃げ場所は心中』では、自分が寂しい想いをしていたということに初めて気づき、『痛みを感じない人間なんて、いない。寂しさに耐えられる人間なんているはずがない。私は耐えられなかったのだ。絶えられないから、目を瞑っていたのだ。』というところが印象的。 どれも重いけど、色々考えさせられる。 

  • 事件そのもの以外の描写はうさぎさんの想像だそうですが、書き方が巧いので引き込まれます。自分とは異なるタイプの女性の気持ちが少し分かったような気も。女って悲しい…。

  • 実際にあった事件について中村うさぎが書いてあるんだけど…本人の主観、想像が入りすぎで、私の好みではなかった。
    もっと事実のみを深く掘り下げているほうが好きです。

全20件中 1 - 20件を表示

女という病を本棚に「読みたい」で登録しているひと

女という病を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

女という病を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

女という病を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする