他者という病

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104567065

感想・レビュー・書評

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  • ”5時に夢中”最近見ていなかったから、中村うさぎが降板になったこと知らなかった。
    こういう経緯があったとはね。
    きっと彼女は矛を収められなかったんだろう。
    それをしたら今までの自分の書いたもの、発言がすべて嘘になってしまう。そう考えて。
    なんか痛々しいくらい、愚直(ホメ言葉ね)なんだろうな。
    でもだから信用できる。

    ゲイの夫も病気を抱えてるらしいけど、お互いの存在を揺るぎないものと昇華させていったんだね。
    ほんとに体に気を付けて、また著作を出してほしい。

  • 久々のうさぎさんの本を手に取りました。言葉使いはそんなによくないし、ぐちぐちな文章はありますが、彼女はおそらくものすごく不器用で純真なのだと思います。その分、きっと生きにくい思いもたくさんされているのだと思います。彼女の死生観(死ぬと何もない。無だけである。)には同意はしませんが、(私は肉体朽ちても魂永遠と思っているので)生きることに対する意気込みは同じように苦しい思いをしている人たちに元気を与えてくれる本になっていると思います。

著者プロフィール

1958年2月27日生まれ。
エッセイスト。福岡県出身。
同志社大学 文学部英文学科卒業。
1991年ライトノベルでデビュー。
以後、エッセイストとして、買い物依存症やホストクラブ通い、美容整形、デリヘル勤務などの体験を書く。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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