みんな元気。

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著者 : 舞城王太郎
  • 新潮社 (2004年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104580026

みんな元気。の感想・レビュー・書評

  • 数年前に舞城王太郎と出会ってから、その表現の自由さにすっかり魅了されてしまいました。
    芥川賞候補になった「好き好き大好き愛してる」も、名作なのですが、最も印象に残っているのは、この作品です。
    内容は、小学校六年生の私が体験する“複数の過去と複数の未来”を、家族関係を中心に展開する物語。
    過去・現在・未来、そしてあったかもしれないもう一つの過去や、起こるかもしれないいくつもの未来を通して自己を確認するという壮大な物語を、家族関係+αで表現しています。
    特に主人公の私が、ベッドで体験する“もうひとつの可能性”は、かなり官能的で悲しかったりします。

    「お互いが好きだったらこうなるっていう、過程の話だろう?恋愛のことって。前提がなくなったら、起こったことだけが残って、起こった理由とか根拠とかなくなってるから、すごい宙ぶらりんな感じなんだよ」

  • ・よく分かりませんでした!
    ・しかし最後まで楽しく読んでしまうのが舞城作品の不思議です
    ・スクールアタックシンドロームが主題も見えやすくて気に入りました
    ・登場する家族はみんな素敵ですね

  • 「みんな元気」130p★ 心地悪い。
    「Dead for good」18p★ 短い。
    「矢を止める五羽の梔鳥」18p★ 微妙。
    「我が家のトトロ」56p★★★★ 良好。
    「スクールアタック・シンドローム」58p★★★ 険悪。

  • すみません、私には無理だった。

    時系列もめちゃくちゃな支離滅裂な文章にしか思えず、途中でギブアップしました。

    竜巻が来て妹が他人と交換され、寝ると宙に浮く姉がいて…。設定は悪くないんですが、推敲出来てない文章力読まされてる感じでした。

    う~、クラクラ。

  • 短編集です。
    「みんな元気。」、「Dead for Good」、「矢を止める五羽の梔鳥」の
    3つの短編からなっているのですが、なんていうか…配分が。。。
    ほぼ「みんな元気。」。
    90%が「みんな元気。」。

    相変わらず飛んでるなぁ、って感じの小説。
    や、舞城王太郎はとても好きだから、イイ意味で。

    舞城王太郎のすごいのは、やっぱり文章。
    句読点が適切じゃないのに(読点はやたら少ないし)、正しい日本語とはかけ離れてるのに(やたら口語的だし)。
    むしろ、句読点が適切じゃないからこそ、正しい日本語からかけ離れてるからこそ、のスピード感とリアル感(←リアリティではない)。

    ストーリーは、あたしにとってはよくわかんないものも多いのだけど(現実と空想を行ったり来たりな感じで、その区別がはっきりしないから、イマイチよくわからない)、それでも飽きさせない、ってとこがすごい。
    なんか、勢いだけで乗り切っちゃえる、というか、勢いこそ味わえ、的な。

    3編の中では「Dead for Good」が一番好きです。
    …言い換えれば、これしか内容がちゃんと理解できなかった、とも言える。

    「みんな元気。」は、あんまりよくわかんないなりに、けっこう考えさせられます。

    最近、赤ちゃんポストが出来て、家族とは何か、ってことをよく友達と話すのだけど。
    入れ替え可能、交換可能な家族って、「家族」として存在・維持することができるのかなぁ…。
    あたしの理解だと、家族って、長期的にコミュニケーション的期待が見込める関係性って感じなのだけど、いつ入れ替えられるか、いつ交換されるかわからない関係が、家族としてシステムを維持していくことはできるのか?
    できるとすれば、どのようにできるのか?
    というか、そんなことができるとすれば、それはそもそも「家族」ではないのではないか?
    などなど。

    む〜…。
    よくわかんない。
    難しい。

  • しっちゃかめっちゃかな世界観である。読みにくいと言えば読みにくい。途中で読むのを放棄しようかと何度か考えたが、最後まで読みきった。物語があっちこっちに行くので追いかけることに必死になる。頭を使う本だった。

  • 主に家族の関係を主題にした短編集。よく分からない話でも妙な説得力を持っている。力技で納得させられてしまうというか。読む力を試される作家だと思う。表題作は分からないと言うかまあどうでもいいが、『我が家のトトロ』がほのぼのして良かった。直接的な暴力という形ではないが、内外で生じるいろんな力により絆を試されるような出来事がいくつかある。『トトロ』を知らない日本人がいるかどうかは分からないが、そういう人にもある程度の説得力はありそうな『普通』の家族の話。一転殺伐とした『スクールアタック・シンドローム』でも家族の絆が描かれる。こんな父親イヤだが、強烈に何かを残せるのはこういうタイプなのだろう。それが悪い方に行かなければ成功だ。
    それにしても福井県はおそろしいところだなあ。

  • 「みんな元気」
    透明魔人って、何なんだろうな~と読みながら考える。
    凄く不安になるけど、人生ってそういうものと戦いながら、
    生きなきゃならんのかな~とか、思いつつ、
    最後の腕を伸ばす場面で、すっきりとしてしまう。
    「この世の全ては偶然と必然が同時に作用してるって知ってた?」
    という台詞が、ディスコの世界みたいでドキっとした。

    「スクールアタックシンドローム」
    暗病院終了が出てきたり、おもしろい。
    作品群の中で一番読み易いと思った。
    凄く好き。ディスコをもう一度読みたくなるね。

    「我が家のトトロ」
    読んでいて辛い。好きだけど辛い。
    自分も頑張ればなんとかなる!とか、思っちゃう。
    そういう気持ちでずっと生きていけたらいいのにね。

  • だんだん好きになってきたよ舞城王太郎。

    クセになる味やね。

  • 数年ぶりに触れたら舞城さんの文章と世界に、
    すぐに追いついていけなくなっていた。
    ちょっと感覚取り戻さないとうまく噛み砕けない…(苦笑)

  • 舞城ワールド全開なんだけど、この作品に関しては辛口にならざるをえない。
    正直他の作品のレベルと比べると、低い作品が多い。中篇1つと短編が4つを収録しているのですが、どれも薄味。
    表題の「みんな元気」は主人公が3Pする場面が、かなりエロくてGood。
    最後に収録している「スクールアタックシンドローム」は舞城作品にしては、まじめな作品である意味ビックリ。
    どの作品も、読者が突っ込みを入れることを想定して物語の構成や、セリフを描いているので非常に上手いし、荒唐無稽と思える場面でも納得してしまうので、ディティールの描き方はサスガだとは思います。
    他の作品がよすぎるのかな?
    舞城作品のファンなら楽しめる作品です。

  • 舞城王太郎マジわけわかんねーよ!!と言いながらついつい読んでみる。山の中の~みたいな当たりの時もあるからなんか止められない。5つの短編集があるんだけど、基本的にどれも夢なのか妄想なのかわからない。文章ってよりもひたすらに口語で話し掛けられてるみたいな感じ。そんなだから話が飛んだり戻って来たり、頭の中ぐっちゃぐっちゃーってなって真剣に聞いてないラジオを垂れ流してるみたいになる。結末も自己満足で『うん。これで大丈夫。』みたいな。良さがわからんー!!そんな中でも我が家のトトロは面白かった。タイトルにもなってるみんな元気ってのもラストはよかった

  • 文庫持ってるけど100円で売ってたから何となく購入。

  • 読んだ当時は大好きではまっていました。今読んだらどう思うかな?読んだらまたレビュー書こうと思います。

  • 表題作すばらしい。これだけで一冊の本にしていいと思えた。「愛されている」という自覚は、手にした瞬間、きっと無敵だ。
    が、表題作の読後感のあたたかさ、気持ちよさがあまりにも強かったため、他の作品の印象がどうにも薄い。それだけがどうにも。

  • 開始三行から王太郎ワールド全開(*´∇`*)
    やっぱり大好きだ~!
    個人的には女性の一人称より男性の一人称の話の方が好きです。王太郎の書く女性は性的に生々しい描写が多い><
    「我が家のトトロ」と「スクールアタック・シンドローム」がお気に入り♪

  • よみきらず(08/7)

  • 「Dead for Good」と「スクールアタックシンドローム」だけ読んだ。表題作は冒頭だけ読んで、なんか読む気力を非常に削がれたので手をつけられんかった。
    「Dead~」はわけわからん。多分たいしたこと言ってない。「スクール~」、これは主人公の息子の描き方なんかは好きだし、暴力の伝播なんかについても色々考えさせられるんだけども、相変わらず読者として考えたい作品解釈を主人公がペラペラ喋っちゃうから面白くない。それと、阿修羅ガールなんか読んでも思ったけど、希望を持たせた終わらせ方が自己完結的すぎて、なんか、それでいいのかなぁとか思ってしまう。

  • 5つの話が掲載された短編集。話が支離滅裂で読んでて不思議な感覚に陥る。「スクールアタック・シンドローム」が一番良かったと思う。次点に「みんな元気。」「我が家のトトロ」。

  • 純文寄り舞城作品、短編集。
    これ一冊に舞城ワールドがぎっしり詰まっている。

  • ファンタジー、トンデモ展開、グロ、恐怖、こじ付け、癒し等等、舞城王太郎のエッセンスがすべて詰まったような短編集。濃密すぎて一つ読むごとに凄い疲れる!内容が伝わるギリギリまでデフォルメされた物語は、最初は何のことやら、読むのもしんどい。でも何故かどんどん読み進めてしまう。物語は暗かったりするのに根が明るいから救われる。個人的には「我が家のトトロ」が好きだった。良作。

  • あらすじ説明不可能。 表題作の「みんな元気。」はファンタジックでキッチュでニッチなイメージ…かなぁ。空飛ぶ家族と空飛ぶ姉ちゃん。恋の行方が微妙に気になる…。あとメリーポピンズをもう観れません。「Dead for Good」が一番わかりやすいかも。2人の関係は何て表現していいかわからないな。舞城作品には一言で説明できない人間関係が多い。「矢を止める~」はミステリー色が強めで、見立て殺人と言葉遊び。「九十九十九」に似た雰囲気かも。ちょっとついていけなかった笑 一番最初のが好きです。これで一冊読みたかったなぁ。

  • ・『Dead for Good』に萌えた

  • 飛べるようになっちゃった家族とか、空に浮かぶ家で暮らしてる別の一家との家族交換とか、話がぶっとびすぎです・・・。
    こういうのが今のはやりなのか??
    擬音語なんかも独特すぎてなじめませんでした。
    最後まで読むのに根気がいるなぁ。

  • みんな元気。
    は、舞城さんの作品の中で
    一番読み終わったときの気分がよかった。
    悲しいんだけど
    その悲しさは笑い出したくなるような
    悲しさだと思う。

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みんな元気。の作品紹介

空飛ぶ一家と家族の交換。額に書かれた自分の名前。バットでボコボコ僕のプリウス。学校襲撃絶対ノンノン!夢と嘘と優しさと愛と憎しみと悲しみと平和と暴力。どうして目に見えないものばかりが世界に満ちているのだろう?

みんな元気。のKindle版

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