| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
-
人の意識は世界の形を変えられるのだ。
― 532ページ -
し本当に強固な意志を持つなら神にだってなれるだろう。実際にそうやって神となった者がいるのかもしれない。でも大抵は他人との接触の中でお互いの意識を混ぜ合い、奇跡的なことは排除されていく。突飛なことは起こらなくなる。そうしてこの世は安定している。でも孤独の中に生きる少数の天才がときどき現れ、世界の形を変えていく。そのようにして世界は流れてきたんだ。俺は天才とはほど遠いが、十数人もの名探偵が俺のために地ならしをしてくれている。~あとは意思を強くもつこと。それが俺の責任なのだ。
― 533ページ -
意思が大事なのだ。この世の根本原理は何をしたいかをはっきりさせ、強く思うことなんだ。人は大勢いる。それぞれの人間に意思がある。強い方の意思が運命を引き寄せる。意思と運命がそろえば出来事は起こる。つまり願いは叶う。意思の弱いものは運命に意志をくじかれるか、運命に意思を変えられてしまう。人の意思がすべての源で、それらが混ざり合う中で世界はあるんだ。も
― 533ページ
みんなの感想・レビュー・書評
コアなミステリーファンには受けるのでしょうか?舞城王太郎らしい、イリュージョンの世界は顕在なのですが、密室殺人のあたりからはかなりヤバイ。
読者に謎かけ⇒解決⇒謎かけ⇒解決・・・・という限りない展開は結構付いていくのがしんどい。
密室殺人の謎解き好きの方だと楽しめるのかな?
正直ひっぱり過ぎだし、ひっぱった意味が分からない。なので物語としてどうなの?
ただ、上巻のラストは流石!この内容なら半分のページ数だったら尚良し
一言で表現するとハチャメチャ。
いろんな名探偵がやけに難しい図形やら理論やら知識をつかって、推理を披露していくんだが、みんな間違いで目に箸を突かれるという繰り返し。
私たちの住んでいる世界は、たった一つの事実だけで、自分が思っているような世界がまるっきり変わってしまうような、絶えず揺れ動いている不安定な世界だということだ。だからこそ、常識にとらわえず自分で考え続けて、答えを探していくことが大事なんだ。
こんな作品を仕上げるなんて舞城王太郎の頭の中はどうなっているのだろうか。
コズミックみたいな展開だったら壁に投げるよと途中で思いました。
バカ長いバカミスといっても誇張はない。
舞城ミステリーの総集編で決定版。
歴代の名探偵集合。でもすぐ死ぬ。
図解が好きだがなんのこっちゃわからん。
本文イラストも舞城。
この作品を本当に理解するのはできないんじゃないか?
これから下巻読みます。たぶん意味不明。
でもこれが舞城王太郎。いつでも異常でバグってる。
テンション高く人がたくさん葬られ、
ぐちゃぐちゃでスピーディで、
清涼院流水で下ネタ多い。
でも好き。この感じ、無理解を理解するという快感。
快楽のかたまりでセックスすぐ出てくるし、
おもちゃのように人体切り刻む著者舞城。
どんどこどんどんどこどん。
雉鳴き竜戦ふ、自ら以て杜撰と為す。
舞城王太郎の奇才が遺憾なく発揮されている。竜になって雲を呼び、虎になって風を起こすが如しとはこのことだ。ドクラマグラ並みの狂気と艶麗さ、そして筆舌に尽くしがたいヤバさを感じた。読めばたちまち引き込まれるとともに、眩暈を覚えることだろう。
1月に新しいPJに入った際、通勤用に購入。
学生時代から読もうと思い続けてやっと!です。
とにかく「just fact」という言葉が頭に残りました。
愛、暴力、そしてミステリ。舞城史上、最大のスケールで描く最高傑作。
迷子捜し専門の米国人探偵・ディスコ・ウェンズデイ。あなたが日本を訪れたとき、〈神々の黄昏〉を告げる交響楽が鳴り響いた――。魂を奪われてしまった娘たち。この世を地獄につくりかえる漆黒の男。時間を彷徨う人びと。無限の謎を孕む館・パインハウス。名探偵たちの終わり無き饗宴。「新潮」掲載+書下ろし 1000枚。二十一世紀の黙示録、ここに完成。
この著者の作品はまだ二作目だが、やっぱりこういう文体なのね。
読者を置いてけぼりにして、ぶっちぎる暴走スタイル。
必死で食らいついていけば“面白い”っていうご褒美も用意されてた。
常識を打ち砕くストーリーで、ミステリなのか、SFなのか、
一体全体何なのか判然としないけれど、
総合エンタテインメントって感じかもしれない。
ミステリという視点から言えば、個人的にその醍醐味は
探偵が事件の真相を得意げに披露するとこだと思ってるけど、
この作品はそれが何度も繰り返されるので、
ミステリ小説数冊分の楽しみがあったかな。
脳内のつぶやきを一言たりとも書き逃すまいとするかのような暴力的な文体と、怒涛のごとく繰り出されるトンデモ見立てや推理に目眩がする。自作やそのキャラクター、実在の編集者といったメタとネタの使い方にもニヤニヤ。これでまだ上巻……
ただでさえ舞城さんの作品は好き嫌いが分かれますが、これは表紙だけでずいぶん篩いにかけられてる気がします(笑)これだけの情報量を練りこんで、最終的に「愛」にもって行けてしまうのはこの人ぐらいだろうと思います。良くも悪くも舞城節。それまでの舞城さんの総決算的な作品です。個人的には好きです(が、表紙が初音ミク風なこともあり、人に勧めるのはちょっと気が引けてしまいます…)。ちなみに上巻の最後の方でもそうですが、下巻では話がぶっ飛びまくるので、上巻と下巻でもかなり好みが分かれる気はします。
ものすごい。
ものすごく長いSFなミステリでした。
迷子専門の探偵であるディスコ・ウェンズティが迷子だった梢を押し付けられて一緒に暮らしているのだけど、梢がある日突然11年後の梢と入れ替わりをするようになって、そして入れ替わっている間は小さい梢はパイナップルハウスというところに居るというので、パイナップルハウスに行くと推理作家が殺されていて、それを解決するために名探偵が集まっていて、推理を間違うと殺されてしまうという恐ろしいところで…
と、ストーリーも二転三転というかピョンピョン飛んじゃうんですが、登場人物もぶっ飛んだ人が多くて引き込まれるんだけど、読んでてすごく疲れる。
でもディスコのアメリカンなものの考え方や(本人が言うところの職業病である)疑い癖が面白い。

ゲシュタルト崩壊と格闘しつつも、読みたい気持ちが勝利。良くも悪くも活字が凶器になっている。下巻を読むまで私は存命できるのだろうか…みたいな。





