ビッチマグネット

著者 : 舞城王太郎

• 新潮社 (2009年11月27日発売)

感想・レビュー・書評

[7th_kitchenさんの感想 · 2012年8月14日]

新幹線の中でイッキ読み。ぷはー！舞城王太郎ておもしろいですね。

[tammyさんの感想 · 2012年8月7日]

今年読んだ本の中で一番面白かった。

自分が普段考えていることを
より濃密に巧みに描写されていてゾっとした

主人公はなんだかんだいって勉強してるし
複雑な思考を十分言葉にできてるし、
社会に参加しているのになんだか私は傷ついた。
共感が多い分、自分をもっと理想的な姿にした存在に思えてつらいし頑張ろうって思った。

[Yuyaさんの感想 · 2012年7月25日]

久々に舞城王太郎を読んだけど、やっぱ面白い。
女の子の迷いを極大化し口語体に変換しつつ速い文体に乗せる手法は上手いなあ。
舞城にしてはパンチが少し弱い人物造形だけど、それがかえって青春小説っぽくて魅力的なのかも。
ここ2～3年、自己模倣ぎみに思え少し距離を取っていたけど、改めて作品も読んでみようかと思う。

[kiba9taさんの感想 · 2012年6月8日]

思ってたのと違う。

[redeye22さんの感想 · 2012年6月2日]

マイジョウにしてはまともな人が多く比較的平和で現実的なお話。家族や恋人との人間関係に対して、いくつかグサリとした教訓を戴きました_(..)_

[die Loreleiさんの感想 · 2012年4月11日]

普通、かと思いきややっぱり結構好きだな、と思った作品

[mrymnokさんの感想 · 2012年4月3日]

ビッチマグネット、それはそれでうらやましい。

[わかさんの感想 · 2012年3月20日]

どこまでも途切れることなく進んでいって、どんどん思考という名の穴に落ちていくのだけど、最終的にふんって浮上する感じというのかなあ、いままでわたしが読んだことのない世界が広がっていた。最初はん？と思うところもあって、なかなかページをめくる指が進まなかったのだけど、これに慣れたらもうとまらなくなった。主人公の香緒里が考えること、それらすべてがなんだか自分が1度考えてみたことに近いなあなんて、勝手に親近感みたいなものがわいた。
女はみんなビッチである、「ビッチマグネット」なるほどなあ。思考に思考を重ねるというか、エンドレスループになっていく過程が特徴ある文章に引っ張られているような。最後にはそこを抜け出して、少しだけ先に進んでる感覚がたまらなくすきだ。

(206P)

[starkirariさんの感想 · 2012年3月2日]

舞城氏の作品らしく、非常に素直で率直な表現で語られており好感が持てる。(作中で素直に言葉を吐き出せないから小説を書く、というような言及があるが、) 小説自体から一歩離れたメタ言及も健在だが、読みやすい適切な距離を保っている。また感情や状況の変化を一文で表してしまう情報の圧縮も健在。そういった特徴ゆえに全体として軽くなっている感は否めないが、さらっと気軽に読めるとも言え、悪くない。

[stshsaitoさんの感想 · 2012年2月12日]

どんなに壊れていても、やっぱり「家族」が出発点？

著者プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』など著書多数。2012年『ジョジョの奇妙な冒険』（荒木飛呂彦著）の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』（漫画・大暮維人）の原作、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳、短編映画『BREAK』や短編アニメ『龍の歯医者』『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などを手掛けている。

「2015年 『深夜百太郎 入口』 で使われていた紹介文から引用しています。」