ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 282
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104594023

感想・レビュー・書評

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  • うーん 嫌いじゃないが著者がちょっと雰囲気に酔いすぎてる気が…。

  • 大崎さんの短編集。 最初の一ページ目から喪失感で溢れている。この喪失感が不思議と心地いい。
    中でも「いつか、マヨール広場で」の一日しか会ってない男の子の話が感動的だった。

  • 4つの短編集。どれも別れをテーマとした作品であるが重くなく、むしろ透明感のある文体で流れるような印象を受けた。特に「ドイツイエロー」が気に入った。どの作品も性描写が素敵。
    ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶 JAUNE D'ALLEMAGNE, OU LES MEMOIRES D'UNE PLACE
    このフランス的なタイトルと装丁が好き。

    「キャプトセプタンブル」「容認できない海に、やがて君は沈む」「ドイツイエロー」「いつか、マヨール広場で」

  • 深く考えられる作品でした。
    ドイツイエローが最後切なかったです。

  • 孤独

    さよならの速度

  • 私はとてもこういう話がすき。ドイツイエローとマヨール広場は特に。ハンガリアン・ブルースカイでつながれるような人に、私も出会いたい。

  • 短編集です。
    何年も前に読んだので内容はほとんど忘れてますが、
    「容認できない海に、やがて君は沈む」という短編が好きでした。
    タイトルは「恋はするのものじゃなく、落ちるものだ」という意味です。
    巧いこと言うなぁ、と感動した記憶があります。
    そう、「落ちる」というより「沈む」って感じ。
    この作者の本を読んだのはこれが初めてでした。
    作者の繊細で透明な感覚が好きで、このあと何冊か読みました。
    これからも読みます。

  • 再読…のはず。でも、内容をほとんど覚えていなかった。なんとも、せつない気分にさせる。感傷的な書き方をすれば、手の感触がなんともね。そして、自分の中の何かがじんわりとした。

  • 再読…のはず。でも、内容をほとんど覚えていなかった。なんとも、せつない気分にさせる。感傷的な書き方をすれば、手の感触がなんともね。そして、自分の中の何かがじんわりとした。

  • タイトルや装丁、小説の舞台や透明感のある文体、すべてがとにかくオシャレ感満載。
    そのオシャレさに気を取られて、あまり内容入ってきません。
    ハンガリアン・ブルースカイとかね・・。
    4編ともトーンが一緒なので、読み終わった直後だというのにすでにどの話だったか区別がつかない。
    唯一印象的だったのは、熱帯魚の飼育について異様に詳しくて、へえぇと思った。系統を育てる。

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著者プロフィール

1957年、札幌市生まれ。大学卒業後、日本将棋連盟に入り、「将棋世界」編集長などを務める。2000年、『聖の青春』で新潮学芸賞、翌年、『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。さらには、初めての小説作品となる『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞。

「2019年 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大崎善生の作品

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