眠れぬ真珠

  • 766人登録
  • 3.43評価
    • (63)
    • (104)
    • (246)
    • (20)
    • (9)
  • 149レビュー
著者 : 石田衣良
  • 新潮社 (2006年4月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104595020

眠れぬ真珠の感想・レビュー・書評

  • 45歳になって「女性としての自分はとうにくだり坂なのだ」と自覚しながらも、新たなモテ期を迎えている咲世子。版画家としても成功し、人も羨む人生だと思うのだけど、自分ではそれがよくわかっていないようだ。

    いくつになっても、恋愛の力ってすごいと思う。大人の分別と、経験から来る賢さをもって、恋愛をうまく自分の人生に生かせれば、「くだり坂」を「のぼり坂」にすることだってできるのだと思う。

  • 出会いは運命だった。17も年下の彼に、こんなにも惹かれてゆく――。孤高の魂を持つ、版画家の咲世子。人生の後半に訪れた素樹との恋は、大人の彼女を、無防備で傷つきやすい少女に変えた。愛しあう歓びと別離の予感が、咲世子の中で激しくせめぎあう。けれども若く美しいライバル、ノアの出現に咲世子は……。一瞬を永遠に変える恋の奇蹟。情熱と抒情に彩られた、最高の恋愛小説。

    ----------------------------------------------
    こういうストーリは好きかも
    主人公は女性なのに感情移入してたよ。
    歳が近いからか、何度も涙したよ。

  • 年の差ラブストーリーだと思っていたら、人生や生き方を考えさせられた作品。大袈裟か?
    この作品は読む年齢や状態で、感じ方が異なるんじゃないかな。若い時だったら、なんじゃこりゃと思えそう。

  • 歳を重ねることも悪くないのかなって思わせてくれた1冊でした。ま、捉え方ですけど 笑

  • 映画見てから再読。
    せっかく更年期の女性の思いが描かれているのに、映画はその視点がまるで抜けていた。
    え?そんな作品?と思って読み直したら、やはりいい話。
    アラ50の女性にはお伽話だけどね。

  • 石田衣良ってすごい。
    この作品ははじめは官能小説だと思ってたけど、とてつもなく素敵なラブストーリーだった。
    素樹と咲世子が別れるシーンは涙がこぼれてきた。
    ラストは別れたままそれぞれの道を進んでいくのかと思ったら、素敵なエンディングだった。
    つくづく石田衣良ってすごいな、と思った。

  • 出会いは運命だった。17も年下の彼に、こんなにも惹かれてゆく――。
    孤高の魂を持つ、版画家の咲世子。

    人生の後半に訪れた素樹との恋は、大人の彼女を、無防備で傷つきやすい少女に変えた。

    愛しあう歓びと別離の予感が、
    咲世子の中で激しくせめぎあう。
    けれども若く美しいライバル、ノアの出現に咲世子は……。
    一瞬を永遠に変える恋の奇蹟。
    情熱と抒情に彩られた、最高の恋愛小説。


    芸術家どうしだからこそ惹かれ会い理解し合う。年齢なんか関係ないと思った。
    最後はちゃんと、素樹を突き放したのは背中を押したかったというのがわかって
    また惹かれあってこれから続く感じがよかった。

  • うるうるした。強い女の人だな。こんな風に大好きな人のために身をひくなんて出来ないよ。でもそれでも追いかけて来てくれる人がいるなんていいな。大人の恋愛。大人の女性。こんな恋愛が分かる年になったんだな。

  • 久々に読みましたが、相変わらず熟年女性の心理描写がお得意です。

  • 45歳で独身の女性版画家が主人公。更年期障害も来て人生下り坂かと思われるが、年季を重ねたことにより新しい世界が開けることもある。NHKドラマに合うようなお話。頑張れ中年!

  • 大人のロマン。
    とてもロマンチックだと思う。

  • 人を好きになると、周りの景色も豊かに見えるよなあ。

    女として峠を過ぎた版画家と、人生の上り坂を進む若き映像作家との数ヶ月。
    特に人生の半ばを過ぎた人たちへエールを送っているようだ。
    やっぱり石田氏のまなざしは温かい。
    そしていつものように軽い語り口。
    時として、説得力に欠けてしまう危険性はあるけれど、重ければそれで大人という理論は、オイラ的には馴染めないなあ。

    「この世界に存在するあらゆるものには、それぞれ固有の美しさがあり、いつだって足りないのはそれを見る側の力なのだ」
    凝り固まったものの見方しかできないオトナではいたくない。

  • 45歳の中堅版画家の咲世子と、28歳の映像作家・素樹が主役。
    更年期障害や、不倫相手のストーカー化した第二の愛人、青年のかつての(そして未来の)恋人の美しき女優。さまざまな障害や人間が押し寄せながらも、少女のように無防備に相手を恋しく思う大人の女性のお話。

    17歳年下という「年の差」に悩みながらも、吹っ切った後には勇ましさを感じさせるほど堂々と恋をする咲世子さんが、とても綺麗だった。
    流れるような石田さん特有の文章にも惚れ惚れ。
    恋が愛に変わったとき、彼女は内なる真珠の美しさを手に入れたのだなあと思う。

    石田さんのお話に多いことだが、作中の食事の描写や音楽、映画や小物がいちいちおセレブかつオシャレで「おおう…」となった。好き。

  • 45歳版画作家をとりまく恋愛事情
    タヒチでふたりの思い出ドキュメンタリーを見るのがステキ
    映像にしたら美しそう

  • 年上の女性と年下の男性が恋に落ちていく話。
    なんかねー、すごくひたむきなんです。
    まっすぐで、でも相手のことを思いやって。
    主人公たちが自分たちを卑下しすぎるきらいはあるものの、すごく純粋。
    (書かれている性描写が激しいわりに、、、)
    端々に出てくるきらっとひかる言葉。
    こういうことを思いついて言えちゃうのってすごいですよね。

  • ホシナシ$$著者のまれに見る外れ。もっとどろどろしても良いと思う。$$何かしらの良さが著者が感じられるはずが、ほぼ無かった。$$オチも納得いかない。$$まあしょうがないとする。

  • 45歳女性と17歳年下の青年との恋。光を外に反射して輝くダイヤモンドのような女性と、光を内に吸収して輝く真珠のような女性。角がなくなり、放つ光は鈍くなっても、芯がしっかりとある、私もそんな風に齢を重ねられたらいいな。光を利用した黒の描写と白の描写が石田衣良氏ならでは。

  • プロの銅版画家の咲世子と映画監督の卵の徳永。いい歳した独身の女性の色恋ストーリーは苦手で、へーすごいですねー(棒読み)になってしまうことが多いのですが、これはよかった。自分と歳も近い咲世子が「わきまえて」いるからかもしれないと思う。また、景色の描写が素敵。天窓が切り取る暗い夜の闇の色も、暗がりに夕暮れに浮かぶカフェの色も目の前に見えるような。キレイな映像でドラマ化したら素敵と思う♪

  • 年下の男の子がとっても可愛い。
    素直さ、まっすぐさがあって。

    更年期障害など無視できないテーマがあって、石田いらって男だよね?と
    再確認したくなったほど。

    本当に本当に、悲しいし切ないんだけど、読んでよかったと思えます。

    海辺のカフェにはほんと行ってみたくなるね。

    あと、精神不安定な愛人が出てきて、マジでキレてて怖い。。。。

  • 久々の不倫関連のお話.と言っても今作品は不倫が焦点ではなく,不倫している女性が新たに若い青年に恋して,年齢差を感じながらの葛藤を描いた作品.主人公の女性が芸術家ということもあって,ひとつひとつの描写がとても美しく,それだけでひきつけられる作品だった.号泣ではなく,じんわりと涙する作品です.

  • 45歳女性版画家と17歳年下の映画作家の恋の物語で、とにかくとても美しかったです。
    パールの女性とダイヤモンドの女性。
    この物語を読み終えて、私もパールの女性になりたいと思いました。
    この年齢になるのはまだ先の話ですが、素敵な歳の重ね方をしていきたいし、今この若さある時間は、力を精一杯夢に注いでいきたいと感じさせられる作品でした。

  • 45歳女性版画家と17歳年下の映像作家の恋。
    情熱を注ぎ込める仕事と恋、両方を手にする女。
    財力も名声も理解者も美しいライバルも強い愛情も過不足なく持つと、苦悩すら彩りの一つのようだ。
    同い年といえども遠い遠い別世界の夢物語。

    【図書館・初読・3/27読了】




  • いい歳のとり方
    17歳年下の彼
    アーティストとしてのささやかな成功


    咲世子が持っているものはどれも魅力的に思える


    洗練された瑞々しい文章
    淡く、ひっそりと、霞んだ目の前に広がるような世界

  • 年の差を超える思い。とまどい、ためらい、揺れる心理描写。どことなく切なさの残るハッピーエンド。

全149件中 1 - 25件を表示

眠れぬ真珠を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

眠れぬ真珠を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする