水を抱く

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 474
感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104595068

感想・レビュー・書評

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  • 言動が不思議で性に奔放な女性ナギに惹かれた主人公の物語。この女性は何者なの?というのがラストで一気にあきらかになる。倒錯的な世界。

  • タイトルや表紙から想像出来ないようなどろどろした心が壊れた女性と男性の話。何度も読み返したいとは思わないが、かなり好き。

  • ぶっ飛んでるようにも思うけど、変態であることを認めることができるヒトほど 自分らしく生きれてるなって思います。

  • 思ったより内容が重くて、なかなか読み進めることができなかった。俊也が何故そこまでナギに入れ込むのかわからない。そこは読み手の性別によって感じ方が違うのかなと思った。

  • 石田さんの恋愛?ものって、昔は読みやすいな~と思っていたのですが、最近は物足りないというか…『そんな締め方?』ってのが多い気がします。
    これも、そんな感じでした。

  • けっこう不思議な本。
    誰も悪いわけではないのに、1人で勝手に苦しんでいる感が歪めない
    自由奔放なナギに出会う至極平凡なサラリーマンの俊也。
    でも、ところどころで出てくる作者の鋭さはいつもと同じ。
    愛の形というのは、時に人の理解を大きく超えることもある。

  • 何だこの女は、どうなるどんな過去があるのかと、なーんだと、意外が重なって、

  • コンペの結末が書かれてなかったなんて…

  • 「価値のあるモノとの交換」で、何となくネタバレ。作者は何を伝えたかったのだろうか?
    いろいろな愛の形だろうか?でも東日本大震災に関連付けたのは、ちょっといただけないな。

  • 当たり前ですが衣良さんらしい作品で40のオッサンが読むにはいささかヘヴィでした。体力というか気力というか、とにかくスッと流れに乗って読めない痛々しい作品でした。ここまでひたすらまっすぐにひたむきにピュアな愛を無償で貫く主人公「俊也」に最後まで違和感を拭いきれず、ミステリアスな美女「ナギ」の自由奔放ぶりも、やっぱりイライラしか残らず、フィクションとはいえあまりにも色んなコトが現実離れし過ぎに感じ、最終的には「衣良さんだから、仕方ない?か」と自分におさめてしまいました。石田エロスの品が薄れてしまったかなと。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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