重力ピエロ

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著者 : 伊坂幸太郎
  • 新潮社 (2003年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104596010

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重力ピエロの感想・レビュー・書評

  • 「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」
    という台詞がでてくるが、伊坂さんの小説の書き方もこれに即していると思う。

    深刻なことがユーモアに包まれて文章にされる。わたしは伊坂さんの文章のそこがすきだなー。

  •  作品解説(帯より):連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の連続に見える落書きは、一体何を意味するのか? キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の、そして家族の物語。

     ジャンルですが、先の展開が読めすぎるのでミステリーとしては弱いかもしれません。ヒューマンドラマといったところでしょう。
     関連のなさそうな話題の数々が、全て作中に関係してくる点には、ただ一言、伊坂さんはうまい! という他ありません。

  • とあるフォロワーさんが映画を見たと言ってたので原作を読むことにした.
    性欲の塊みたいな人間としては「むむむ」と思いつつ読む進めました.
    会話が軽やかで良かったです.
    ってか半年近く読書から離れてた!
    もっと読まねばねば.

  • 少し厚いかなと思ったが、60近くある各章のサブタイトルが興味をそそったので手に取った。「オングストローム」「エンジン、円陣、猿人」「未来から来た男」なんて、具合だから。

    本編は、グラフィティと放火と遺伝子の物語。
    とある兄弟と父親の過酷な運命を、謎解きの形式で描く。読者は謎解きを兄の思考速度と同じ歩調で読み解くので、置いていかれる心配はない。ここは作者の意図と手腕が光る。この3人以外の人物にも、最初から注意が必要だろう。

    読み味は、同じく伊坂幸太郎の『ポテチ』に近いものを感じる。作者は兄弟や家族をテーマもモチーフに選ぶことが多いのだろうか。その作者自身の背景も気にかかるとこと。

    終末と家族と出産を描いた『太陽のシール』には、映画「キャプテン・スーパーマーケット」を登場させた。この作品『重力ピエロ』には、ガンズ・アンド・ローゼズの発禁ジャケットと推測されるCDを登場させている。HIPHOPカルチャーのグラフィティとハードロックを、対立の意図として登場させている訳ではない。あくまで、主題の背景に対する憎悪の対象として登場させている。なので、今回はバンド名とアルバムタイトルは明確にしていない。あのジャケと分かる方だけ、より一層作品の深みが増す。

    文壇にではなく読者に向けられた姿勢は、好感に価する。

  • 初めて読んだ伊坂作品。帯の「小説、まだまだいけるじゃん!」のセリフに釣られて購入(友人にはダサイキャッチコピーだと言われましたが)。
    緻密に張りめぐされた伏線と、それを取り巻く愛しいキャラクターたち。
    これぞ伊坂。

  • ゆるゆる読める本。主人公と弟が何をしようとしているのか徐々に分かってきて、ミステリーっぽい作品だった。遺伝子を研究する会社に勤めていたら血の繋がりをすごく意識するようになってしまいそうだなあ。

  • 「後にあんなことが起ころうとはそのときの俺は知る由も無かった」
    的な言い回しがたびたび見られて、そんなのずるいじゃん!って思いながら読んでいたし、そのぶん期待値も高まったけど、期待を裏切らない結末に大満足。

    人間社会としての倫理だとか道徳を鑑みれば「この終わり方ってどうなの?」と思うだろうけれど、なぜかもやもやはしない。むしろすっきりした。単に悪者を退治した、ってだけじゃない爽快感があって、改めてこの人の文章はすごいと思った。私なんか感想ひとつまともに伝えられやしない。(笑)
    哲学的な会話も多いけれど、なぜか説教くさくない。へえって感じで、するっと頭に入ってくる。

    あと父親がとても格好良かった。
    そうそう、他作品とのリンクも見られてにやにや。
    あー面白かった!

  • 2016年4月30日読了。
    これまでに読んだ伊坂作品の中ではさらっと読める感じ。全体的に薄暗い話で、結局最後まで爽快感は、無い。

  • 重い内容をとても軽く書かれていた。
    現実にはあってはいけないことだと思うけど、好きな小説だった。

  • 爽やかな兄弟の爽やかな犯罪。

  • ものすごく、おもしろかった。
    ドキドキハラハラ、ページをめくりたいけれどめくるのが怖い、中盤〜終盤はそんな気持ちだった。

    知りたかったような
    知りたくなかったような結末は
    知ってしまうと案外あっさりと
    当然のことのように思えた。


    伊坂さんの文章、とても好きだ。

  • 展開はなんとなく読めたけどよかった。レイプというテーマでの家族のあり方は好き。いろんな歴史上の人の話もあって勉強になる。ただちょっと長く感じた

  • 春だけではなく、泉水自身もレイプ犯に対しての憎しみはハンパじゃなかった。
    春を中心的に描いているようで、やはり泉水が主人公であったと思わせる結末だった。
    そしてなによりもお父さんがかっこよすぎた。
    ただ、放火の犯人は予想できた範囲。
    泉水の計画は予想してなかったけど、ミステリーとして、であれば秀逸性は少し欠ける。
    それでも、ヒューマンとしてはメッセージ性もあったのでおもしろかった。

  • びみょーだったような

  • 登場人物等とともに謎に迫り、同じタイミングで謎が解ける。彼らと感情や時間を共有しているような気がした。

  • 記念すべき伊坂作品の一番最初に読んだ本。
    伊坂幸太郎の作品はどれもすばらしいけど、一番最初にこの作品に出会えた事に感謝。
    大好きな作品です。

  • 推理小説とは呼べず人間の感情どうしのぶつかり合いが多い、結末もいまいち。

  • サラッとした文章で展開もあるしスルッと読めた。
    ミステリというよりは人間ドラマ。
    父親、母親、主人公、春、夏子さん、探偵
    みんな素敵な人だった。
    が、ホッコリ感がないというか、
    そこまでハマれなかった。
    なぜだろう?
    しいていうなら罪は償ってほしい。
    執行猶予ついてほしいなぁ

  • ”春が2階から
    落ちてきた”

    『重力ピエロ』の冒頭の1文です。
    この1文で「重力ピエロ」の世界観に一気に引き込まれました。

  • それでも春は罰せられるべきなのでは?

  • 伊坂さんの作品で一番最初に読んだのがこれだったはず。

  • 遺伝子と放火。一見、何も関連がないように思えるが読み進めていくうちに、その真相がわかる。
    家族とは血のつながりが全てなのか?

  • 映画は公開時に観ていた。
    春の出生のエピソードが辛過ぎて読むのを躊躇っているうち、未読の伊坂幸太郎作品も少なくなって来たため、勇気を振り絞って手に取った。
    傑作じゃん。
    春のエピソードは辛いけれど。
    黒澤や伊藤の登場は嬉しい。
    ロバート・プラントは「天国への階段」を‘a song of hope’と紹介していたが、それにあやかって‘a story of hope’としたい。
    映画も再鑑賞(まだ途中)。こちらも傑作であったことを改めて実感(中)。

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