重力ピエロ

著者 : 伊坂幸太郎

• 新潮社 (2003年4月20日発売)

感想・レビュー・書評

[soundwingさんの感想 · 2012年7月25日]

犯人はわかりやすいけど踊るように会話する言葉選びの妙、ちょっぴり不思議で魅力的なキャラクターでグイグイ読ませてくれる。
ミステリーの部分も悪いわけではない。

気持ちのいい終わり方もナイス。

[夜さんの感想 · 2012年6月11日]

春も泉水も最強の兄弟で最強の家族だ。

知的で小難しく遺伝子という専門的な内容も入り組んでくる内容なのだけど、読みやすく早く先を読みたい衝動にかられる。


春が気になる...。春の苦悩が・・・。
春、大丈夫か・・・って読みながら心配になる。

[akinssさんの感想 · 2012年5月4日]

伊坂さんの作品は映画は何本か見てるけど、ちゃんと文字で読むのは２作品目。
うすうす、気がついていること。でも気になってどんどんページをめくってしまう感覚。
出てくる言葉が、かっこよくて、文字でこんなに芸術を表現できるんだなぁと世界観にはまってしまう。
内容も。これは、誰かを救える作品だと思った。
ゆらゆら揺れる善と、絶対的な悪。だけど悪の強さと変わらない人。
開きなおる生き方。
やっぱり、どう、生きたいか。なんだと思う。どっちの人になりたいか自分で自問自答できる人間でいたいと思った。

[natsuzoさんの感想 · 2011年11月7日]

初めて読んだ伊坂さんの本。

重いテーマなのにすがすがしい。

読後、いろいろ考えさせられる。

[Aaa**さんの感想 · 2011年11月3日]

伊坂さんの本ではじめて時間かかったかも。
なんか序盤だるいというかスローにはじまり終盤で…ってかんじ。
展開が読めてしまったのが残念。

[めさんの感想 · 2011年9月23日]

春が二階から落ちてきた。

[ムラサキ大統領＠パープルハウスさんの感想 · 2011年8月7日]

重苦しいテーマを扱いつつも、清々しい展開とラストで、本当に素晴らしい小説だった。伊坂幸太郎の名を広く世間に知らしめた作品ということだけど、うん、うなずける。
引用が的確で興味深いし、時折でてくるギャグもおもしろいし、台詞や描写も巧い。ほんと、伊坂幸太郎大好き！

[halさんの感想 · 2011年7月13日]

テーマから考えて言い切るのに少し抵抗があるのだけど、でも。すっごい面白かった。
春とイズミ、理想的な兄弟だなぁ、と。春みたいな人いたら惚れても仕方ない。

[okurairiさんの感想 · 2011年5月25日]

稀に、１冊の著作を読んだだけで、「あ、この作者は好きになれない」と直感的に悟るときがあるんだけど、それがこれ。
とりあえず、私は伊坂とは感性がまったく合わないと思う。
これだけ世間で大人気の作者なんだから、私も楽しみたかったけど、残念です。

[highriverさんの感想 · 2011年4月5日]

犯人が読めた分、驚きは少なかったが、それでも佳作であることは間違いない。

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。