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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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『人が生活していて、努力で答えが見つかるなんてことはそうそうない。答えや正解が分からず、煩悶しながら生きていくのが人間だ。そういう意味では、解法と解答の必ずある試験問題は貴重な存在なんだ。答えを教えてもらえるなんて、滅多にないことだ。だから、試験にはせいぜい、楽しく取り組むべきだ』
― 69ページ -
「いいんだよ。とにかくさ、相手のことを第一に、だ。これが重要だからな。大腿骨と女の子とどっちが大事なんだよ」
「大腿骨」由紀夫は即座に答えた。
「大腿骨はそのうち繋がるけど、女の子は二度と戻ってこないぞ」
― 35ページ -
たとえば、ある時、世界中の誰もが、自分の子供に対して、『他人を苛めるくらいなら、苛められる側に立ちなさい』と教えることができたなら、今の世の中の陰鬱な問題はずいぶん解決できる気がするんだ。そういう考え方の人間だらけになったら、な。ところがどうだ、現実的には誰もそんなことはしない。『苛めっ子になれ』と全員が願うほかない。被害者よりは加害者に、だ。ようするに結局は、自分たちが悲劇に遭わなければ良い、と全員が思っている状態なわけだ
― 198ページ
みんなの感想・レビュー・書評
こんな父親たちに囲まれていたらそれはそれは大変苦労も多いでしょうが、それ以上に素敵な家庭になるでしょうに。
父親たちがそれぞれ、特徴がありすぎて、混乱することなく読めた。
終盤の4人は素敵。そして、多恵子のキャラがとても好きです。本当に彼女になればいいのに、と何度思ったことか。
伊坂さん第1期最後の作品らしい。
直前に「ゴールデンスランバー」(第2期)を読んだけど、どこがどう2期と1期が違うのかは分からない・・・
設定は面白かったけど、話は強引過ぎる。まあそれが伊坂作品だと言われればそれまでだけど。
かっこ悪くてかっこいい父親たちをかっこよく描きたかったみたいな感じ。
ちょっと話が複雑すぎるかな、とは思ったけど、やはり伊坂さんのテクニックは好きだし、その主張も心地よい。4人の父親という突飛な設定にも興味をひかれたし、家族愛というものもひしひしと感じられた。会話のひねりも伏線も、あいかわらず面白い。
4人の父親。不在の母。多恵子、殿様、富田林など個性的な登場人物が大きな魅力の1冊。
これを読んで思ったのは、人は人と関わることで成長していくものなのだな。ということ。そして、家族というつながりはやはり無償のものなのだな。ということ。
ついつい自分を振り返り、苦い反省にとらわれました。(笑)
ちなみに、むかし富田林市に住んでたよ。(笑)
母1人父4人ってなんだと思ったら。まぁお母様モテモテだったのね(笑) 4股交際して妊娠となれば、自分が父親かどうかわからないと逃げ出したくなる男性が多いのではと思うけれど、この物語の中では4人が4人とも、自分が父親だという人ばかり。その点でもお母様の男性を見る目は確かだなと思ったり。 重力ピエロでも思ったけど、伊坂さんの小説に出てくるお父さんの愛情のあり方はほんとに大きいなあと思う。それが納得... 続きを読む »
会話のキャッチボールがユニークで楽しい。
問題がいつの間にか解決していたり摩り替わっていたりするけど実際そんなもんだよねっ!って感じですね。
本人曰く伊坂小説の第一期最後を飾る作品。
一人の高校生男子が4人もの父親を持ってしまったという
トンデモ設定にありながらとても読みやすく仕上がっている。
父親である各々がすごく個性的&魅力的。
本来ならグレてしまうような複雑な家庭事情も
どことなくユーモラスで微笑ましく思えるのは
父親たちの息子との絶妙な距離感とスマートな父性だ。
息子のために団結し、行動する様は
その父性がプラスされることで男としての色気を増していた。
お父さんたちかっこいー!
あんなお父さんたちがいたら毎日楽しいんだろうな。
やっぱり伊坂さんいいね!
いつもの軽快さがたりなかった。飽きただけかな…
パズルのようなストーリーにはいつもスッキリさせてもらってるけど、慣れたのか…キャラ設定も他の本とにてる。
エンターテイメント小説としてはまだまだ楽しいけど。
あり得ないし、出てくる謎も全部が全部解決しないけど、ま、いいんじゃない、と思える作風でつい読んじゃう。
今回も飄々とした息子に謎多き父親達と主人公でさえ、怪しい。脇役達もあやしくて、世の中なぞを持たない人間なんていないのではないか?と思えてくるぐらい怪しい。ま、いいんじゃない?とかるーく読めました。
本命!この小説大好きです
父親4人ともキャラが濃くて、そりゃあ彼等に囲まれて暮らしたら大人びた子供になるだろうな。と。
一気に読み終えた

「由紀夫、人ってのは、自分が信じがたい、と思っていることを信じるんだよ。それと、その噂が面白いものであればあるほど、広く伝わっていく」
「な、楽しそうだろ。遊園地みたいで」
「本当です...





