五輪ボイコット: 幻のモスクワ、28年目の証言

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  • 新潮社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104600038

感想・レビュー・書評

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  • モスクワ五輪を扱った本が意外にもなかなかないもので、ようやく出てきたこれは2008年の本という、売れないだろうに素晴らしい企画!ボイコットに何らかの形で関わった、またはメディアの人間だったりの証言集でして、そのため人物の項目が移るたびに同じ話が繰り返されるのが残念なつくりではあるんですが、古橋廣之進が意外にも不参加やむなしの主張で、しかもそれはあの時代だからこそ感応しえない感覚があって…昔の話だからなあ、なんて言ってられないなと思うのは、世論が少しでもバランスを失えば今だってこうした議論が沸き起こる可能性があるってことです。それに警鐘を鳴らした本でもあります。

  • お金も政治もバリバリからんで ほんとにいかがわしいものに なっているんだと思う自分の国が強い競技しかテレビ放映されなかったりするし。

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著者プロフィール

松瀬学(まつせ・まなぶ)長崎県生まれ。福岡・修猷館高校、早稲田大学ではラグビー部に所属。ポジションはNO8、プロップ。83年、共同通信社に入社。96年から4年間、米NY支局勤務。02年に同社退社後、フリーランスのスポーツ・ジャーナリストに。日本文藝家協会会員。元RWC組織委員会広報戦略長、現・日本体育大学教授、ラグビー部部長。著書は『汚れた金メダルー中国ドーピング疑惑を追う』『ノーサイドに乾杯!』『ONE TEAMのスクラムー日本代表はどう強くなったのか?』『東京五輪とジャーナリズム(共著)』など多数。モットーが「感謝」。

「2024年 『まっちゃん部長わくわく日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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