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なぜ君は絶望と闘えたのか についての感想・レビュー・書評


なぜ君は絶望と闘えたのか
387人が登録 ★4.18

著者: 門田隆将 
本 / 新潮社 / 255ページ / 2008年07月16日発売
ISBN/EAN: 9784104605026
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評価平均: 4.18
登録数: 387
レビュー数: 116
価格: ¥ 1,365 (参考価格:¥ 1,365)

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みんなの感想・レビュー・書評

sleepytulipさんのレビュー 4 読み終わった

光市母子殺害事件の遺族である本村さんの視点から事件を追った話である。
犯人Fと本村さんが事件や裁判、判決を通じて、命や死刑制度への働きかけをしながら回復していく過程が描かれている。

事件に興味があって読み始めた本でもあるが、いろいろなことを考えさせられた。

りとるさんのレビュー 5

壮絶な内容だった。 加害者・弁護団への怒りを募らせつつ、読み進める。 少年法とは何なのか?弁護士とは何なのか?裁判とは誰のためにあるのか? 何と幼稚な犯行なのか。罪を犯す必要性が全く感じられない。(語られていることが事実ならば、合法的な性欲の解消方法なんていくらでもあるだろうに。。。)「累犯障害者」を思い出した。未熟で、知能が低い。と思わざるをえない。哀れだ。 ところが、エピローグ... 続きを読む »

alba17aowさんのレビュー 5 読み終わった

 事件が起きたときはなんて残忍な事件なんだろうとは思ったものの、自分にとってはひとつのニュースでしかなく、ときたま裁判等で経過がニュースになってもふ~んという程度だけでしたが、この本を読んだあとではそんな自分が恥ずかしくなるような思いです。通勤電車の中で読んでいたのですが、目頭が熱くなって本を閉じてしまったことも何度かありました。本村さんは若いのに本当に偉いと思いました。  また今は検事の不正な... 続きを読む »

kik7326さんのレビュー 4 読み終わった

非常に有名な事件。
一人残されてしまった旦那さんが、どのようにして事件の悲しみを乗り越えてゆくのかを描いた本。
事件の内容も非常につらい内容で、読んでいてつらかった。
突然の不幸に飲み込まれた彼を、支えた人々。
とくに上司の方のお話は心に残った。
また、被害者遺族としての権利、プライバシー、そして報復感情について、考えさせられたし、なかなかなじみのない「裁判所」つまり司法が、被害者のためにあるのではないという事実に驚いた。
「人を裁く」ということは難しく、正解のない問題。
私自身は死刑賛成、むしろ「目には目を」ですらよいと思けれど、「犯罪」は加害者をも不幸にするという言葉が印象的だった。

どうかどうかもうこんな事件はおきませんように。
一気に読んでしまったし、読みやすく、読んでおくべき本だけど、ノンフィクションだけに、重くつらい本だった。

Baldishさんのレビュー 4 読み終わった

事件やその結果はさておき
「なぜ闘えたのか」
という点に注目しようと思う。

「なぜ闘えたのか」
それは彼が「一人ではなかった」
からだと思う。

会社の上司や同僚。
彼の気持ちを共有できる全国の被害者。
残された家族。
彼の築いた家族。

彼・彼女たちに支えられ、励まされたから
彼は闘うことができたのだと思う。

と、同時に日本は
「正義が通らない世の中はおかしい」
という人々の社会であり国なのだ
と希望も持てる。

「正義が負けないためには、闘わなくてはならない」
この本を読んで僕が学んだこと。

koba0520さんのレビュー 5 読み終わった

深かった。本村さんの闘ってきたすべてが詰まっていると感じた。ニュースではアナウンサーが出来事として報道しているだけだが、その中身は本当に深いと感じさせた本。涙が止まらなかった。

ucym100さんのレビュー 読み終わった

ネタバレ 「淳」 土師守 この職場で働くのが嫌なのであれば辞めてもいい。君は特別な体験をした。社会に対して訴えたいこともあるだろう。でも、君は社会人として発言して行ってくれ。労働も納税もしない人間が社会に訴え... 続きを読む »

しづくさんのレビュー 5 読み終わった

「(司法が少年法で裁けないなら)この手で犯人を殺します」慟哭の記者会見で世に知れた光市母子殺害事件の遺族、本村洋さんを取材したノンフィクション小説。
長年による丁寧な取材、被害者や遺族のおかれた立場、法の矛盾、死刑制度とは、さまざまな問題に真正面から立ち向かった魂の記録。
ブログにも少し書いています↓
http://shiduku.cocolog-nifty.com/heart/2012/03/post-d6e3.html

hitokeruさんのレビュー 5

テレビで見る被害者の彼の率直さ、明瞭さが心に残っていたので購入してみた。どんなにひどい状況で殺されてしまったか、どんなに裁判もマスコミも慣例に縛られているか、またそれを私たちが鵜呑みにして当たり前と思っていたかはっとした。そんなおかしな状況に被害者の彼がまわりとともに奮闘し続けた記録。ただ慎ましく暮らしていた家族を襲った容疑者のどうしようもない救いのなさに人間の悲しさを見てしまった。日本はまだ法治国家なんだな。

dayanhimeさんのレビュー 5 読み終わった

「もし、自分(や家族)が被害者だったら…!?」

ただそれだけのことを想像することが出来ない人であれば、

少年法に則り、少年が未来に更正する可能性に賭けて、極刑を求めずにいられるのだろうか。

失われた命は二度と取り戻すことが叶わない。
それは何を以てしても。

犯人にとっての贖罪とは何か。

様々なことを考えさせられる一冊でした。

オサムさんのレビュー 5 読み終わった

ネタバレ 先日、最高裁で死刑が確定した光市母子殺害事件は事件そのものも裁判も日本中の関心を集めた。 これは妻と娘を殺された本村洋氏の闘いと、それを支えた周囲の方々の物語だ。 ネフローゼ症候群を患う中で見つめ... 続きを読む »

ゆーれいさんのレビュー 5

壮絶.犯罪被害者や死刑制度を考える上で読んでおくべきだと思う.

yuzuringo102さんのレビュー 4

さかきばらにせよ、本村さんの件にせよ、
日本で起きていることは、異常であり、
ふ懸念すべきは、それを異常だと認識出来ない感覚や心にあり。
死刑により加害者に反省の念が生ずる。
だからこそ死刑の存在意義はあると言う。
仕方のないことのような気もするし、
そうでないと思いたい気持ちもある。
いずれにせよ、責任の所在は、環境にも自分自身にもあり、
極端な同情姿勢を示すのは危険だし、その逆も然り。

wblackさんのレビュー 5 読み終わった

光市母子殺害事件裁判の記録 今は裁判員制度が施行されたが、裁判制度、弁護士、そして犯人と信じられない、いや信じたくないことばかり。読んでもなぜ闘えたのかわからない。 きっと同じ立場にならないとわかる訳もない。

コジコジさんのレビュー 5 読み終わった

光市母子殺人事件については「酷い事件だな」というぐらいの認識でした。
たまたま本屋でこの本を見かけ、心揺さぶられるものがあって購入しました。

読み進めるうちに、自分が如何に「死刑制度」や「少年法」について無知で表面的にしか理解していなかったかを反省しました。

「司法に絶望した。早く被告を社会に出してほしい。私がこの手で殺す」、この発言に至る木村さんの無念さ、周囲の人々の厳格な優しさ、そして彼の強さ、本を読んで泣いたのは初めてでした。

ぜひ全ての人に読んでほしいと思います。

kouhei1813さんのレビュー 4 読み終わった

1999年の光市母子殺人事件で司法と闘った本村洋氏の物語である。官僚化した裁判官、自分の主事主張のためには事実をも歪めようとした安田好弘と足立修一弁護士。そして最近の検察問題と日本は立法、行政を含め司法も信用できないのか。

色々さんのレビュー 5

木村家に起きた現実の事件。
現実の、事件です。

闘いは一生終わらないのだろう。

nephkiichiさんのレビュー 5 読み終わった

言葉が出ないドキュメンタリー。日本の司法の被害者遺族に対する問題点が大きく取り上げられる契機となった事件を克明に追っている。もし、自分が木村さんの立場にたったら、ということを深く考えさせられた。

banjiquesさんのレビュー 4 読み終わった

光市母子殺人事件の被害者遺族の本村さんが歩んできた元少年への死刑判決までの軌跡を裁判の様子やインタビューを踏まえて記述している。 実は同い年で大学が同じという境遇である私は、何か身近で起こっていることのように思えてこの本を手に取った。 遺族の感情は私の想像を絶している。死刑について改めて考えさせられる一冊。涙なしでは読めない。 本の最後に死刑確定後に元少年にインタビューして... 続きを読む »

hagimonさんのレビュー 5 読み終わった

当事者の心境の変化が丁寧に表現されている。

本村さんの強さには心から感動した。また、被害者救済制度についての小泉元首相の電光石火の対応は見事。

marinyanta1114さんのレビュー 5 読み終わった

光市母子殺人事件の実話。是非読んでほしいです。

perottyさんのレビュー 読み終わった

課題ということで読んだ本だが、この本に出会って本当によかったと思う。

山口県で起きた母子暴行殺害事件はメディアを通して知っていた。
遺族であり夫である本村さんの悲痛な主張もテレビ画面を通してよく耳にした。

今までの司法が被害者にとってどれだけ酷いものであったか、その法を帰変えるのにどれだけの労力と年月を要するのかが事細かに綴られた一冊であった。

死刑について、存続と廃止それぞれの主張を理解し得るが自分がどちらを指示するかと尋ねられるとすぐに答えられない。
それらと真摯に向き合うことのできる本であった。これからも多くの人の目に触れることを願っている。

ブックパッカー&連れ本さんのレビュー

ネタバレ 山口市母子殺害事件のノンフィクションです ニュースでこの事件を知った時 (よく調べたら実は私と一つしか年が変わらない) 本村さんが とても他人に思えませんでした 自分より頑張って生きていると... 続きを読む »

トコさんのレビュー 3 読み終わった

読み進めるのが本当に辛かった。
自分はこの事件の表面的なことしか知らなかったんだと痛感。
自分のボキャブラリーがなさすぎて、うまく表現できないけど本村さんを本当に応援したい。

snow1173さんのレビュー 4 読み終わった

光母子殺害事件の遺族、本村洋さんを事件発生から死刑判決まで追いかけたルポ。ニュースにはならない舞台裏が描かれていて、本村さんの人柄、背負ったものの大きさにあらためて思いが至った。特に職場の上司のアドバイスにはグッときた。残念なのは、作者の主観が時折強く顔を出しているところ。本人や周囲の人の証言でじゅうぶん伝わるのに、時に饒舌な解説が出てくるのが気になった。また、被告人弁護団側への取材が薄く、一方的な感じもした。
【追記】死刑確定を受けて、3年ぶりに再読。少年法の壁、司法制度の欠陥、報ずる者の思考停止、人が人を殺すことで下す刑罰…。再読してあらためて、これ以上ない傷を負いながらも、理不尽な壁に、岩を石でうがつように風穴を開け、血を流しながら毅然と一歩ずつ歩いてきた本村さんの13年を思って心が痛んだ。最初読んだ時も思ったけど、弁護側から見たこの事件が知りたい。


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