映画はやくざなり

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著者 : 笠原和夫
  • 新潮社 (2003年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104609017

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映画はやくざなりの感想・レビュー・書評

  • ・東映の宣伝部員だったわたしが、「脚本を書いていきたいんです」と打ち明けた時、マキノ光雄専務が、
    「なら、君、勉強しろよ。(三遊亭)円朝全集と『仮名手本忠臣蔵』と新喜劇(曾我廼家五郎劇集)を買って読め」と教えてくれた。

    ・「骨法十箇条」は<通俗>だと蔑んで嗤うものもあるかも知れない。しかし、能楽の祖世阿弥は、「最上最高の芸は下の下に戻ることだ」と説いている。通俗を無視して成り立つ芸など世界のどこにもない。

  • 「仁義なき戦い」の脚本家笠原和夫の「映画はやくざなり」

    飾らず赤裸々に語る自伝にクスっとなり、ホロリとさせられる

    巻末の未映画化シナリオ「沖縄進撃作品」は、刺激的で感化させられた。沖縄に生まれた者として、見つめ直すべきウチナーンチュ像がそこにはあった

  • シナリオ骨法十カ条が読みたくて借りる
    まずコンセプト検討、テーマ設定
    取材と資料収集、キャラクターの創造
    人物関係表、事件の配列、プロットづくり

    サスペンス、突端の糸の引き出し&コロガリ。役者の「出」
    カセ=運命・宿命、波乱を生み出す
    オタカラ
    敵役
    サンボウ、正念場。明智光秀由来
    ヤブレ、挫折
    オリン=ヴァイオリン、泣かせどころ
    ヤマ=クライマックス
    オチ=ラストシーン
    お題目。志がなくてはいけない

    沖縄ヤクザの脚本付き
    これは映画で見たい、と思わせる内容。

    仁義なき戦い、試写で見たときは駄作と思った。
    シリーズ3&4は引き延ばし
    東映の社風は「当たればエエ」
    泣く子と深作欣二には勝てない?
    現場が揉めれば揉めるほどヒットする?
    博徒七人、時間が無くキャラの判別がつけやすいように、
    全員「×××」にしてしまう。
    テレビ放送絶対無理

  • ヤクザ、任侠というジャンルのパイオニアが自分のシナリオ術を開示した本である。戦争を知っている世代の凄みがある。

  • 【脚本の行程】
    ①コンセプトの検討(戦略。どのように映画を成功にに導くか。勝ち筋。)
    ②テーマの設定(コンセプトに沿ってどういうメッセージを伝えるか)
    ③ハンティング(取材と取材収集。料理人がネタを仕込みに市場うに出るよなもの。現場に出る。)
    ④キャラクターの創造
    ⑤ストラクチャー(人物関係表。空間的横の広がり。)
    ⑥コンストラクション(事件の配列。時間的縦の広がり。序・破・急。)
    ⑦プロット作り(ストーリー)


    【シナリオ骨法十カ条】
    骨法その1:コロガリ
    ・サスペンス。一番大事なのは出だし。何の話しかを端的に示唆しなければならない。「あの夏…」では障害についての話がなかなか出てこない。

    骨法その2:カセ
    ・主人公に背負わされた宿命・運命。

    骨法その3:オタカラ
    ・サッカーのボールのよう。耐えず取ったり奪われたりする。「あの夏…」のサーフボード。

    骨法その4:カタキ
    ・オタカラを奪う者。

    骨法その5:サンボウ
    ・正念場のこと。明智光秀が「敵は本能寺にあり!」と叫ぶ場面。

    骨法その6:ヤブレ
    ・破、乱調。主人公がボロボロになる場面。

    骨法その7:オリン
    ・バイオリン。感動的な場面のこと。

    骨法その8:ヤマ
    ・クライマックス。

    骨法その9:オチ
    ・締めくくり。ラストシーン。期待通りに終わる場合とそうでない場合がある。メロドラマは前者、ミステリーは後者が多い。

    骨法その10:オダイモク
    ・テーマ。当初のテーマと書き上げた後のそれでズレが生じる場合は当初のテーマを観念的なものとして捨てた方が賢明。


    ストーリーの古典、もしくは基本という印象。基本を抑えてどのように展開するかが重要。

  • 「仁義なき戦い」の脚本家、笠原和夫による自伝&シナリオ術。「秘伝 シナリオ骨法十箇条」はなるほど。絶版本というのが惜しい。

  • シナリオを書く上の実践的な心得が貴重。特に「さっさと忘れろ」というのは実感がこもっている。いざ書き出すあたりで体調が変になるあたりの記述も生々しい。

  • 「実録・共産党」見たかった!

  • 「シナリオ骨法十箇条」収録!

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