チェッカーズ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 73
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104611010

感想・レビュー・書評

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  • 前半はガン闘病記、後半が暴露話。

    チェッカーズに特に興味の無い人間からすれば、所謂"DQN"なオッサンがこういうモノの考え方をするんだという点で興味深かった。

    正直、そのどうしようもなさ、程度の低さ、器の小ささに触れれば「逝ってよし」と思うのだけれど、前半のガン闘病記はそれなりに読ませる。

    編集の人は前半部と後半部の構成を入れ替えた方がよかったと思う。
    そうすれば、こんな矮小な人間も生きていて、彼を支える家族がいるんだという家族愛や命の尊さが伝わると思うからだ。

    この構成ではそういったメッセージが読み進めるごとに白けてしまう。

  • 「あまちゃん」がきっかけで、80年代ブーム。図書館にあったので借りて読んでみた。

    昔の終わったことや、同じ釜の飯を食べた仲間のことをどうしてここまで書けるのだろう (実際の執筆はライターさんなんだろうけど)。

    この人の品格を疑う。

    サラサラと読み終えたけど、あまり気持ちのよい読書ではなかった。

  • 僕はロックを愛する35歳男。
    14歳からバンドを始め、一度だけデビュー、今でも趣味として活動を続けている。

    自称ロックバンド、ロックミュージシャンという、特に日本のバンド、ミュージシャンを毛嫌いしている。(G○AY、Da○goなどなど)

    だけども、何故かチェッカーズはバンドを始めた頃から大好きだった。
    ニルヴァーナやスティービーサラスのカバーに紛れてカバーもしたし、ビデオとCDは全て見まくり聴きまくり、ライブへも2回行った。

    僕がソロで音楽活動をしていた頃、チェッカーズサポートのカンペーさんに僕のオリジナル曲のキーボーディストとして共にレコーディングもさせて頂いた事、合間に「○○(僕の名)、ライブやろうぜ?」と言われ、「はい!」と答え、こんな単純な会話に鳥肌を立てていたのも覚えてる。
    カンペーさんの家で遊んでた時、チェッカーズの色んな裏話も教えてくれた。

    僕にとってチェッカーズは、ずっと特別で大好きな存在だった。
    ロックバンドではないけど、大好きだった。

    「この本を読むまでは」

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    このモクが書いた「チェッカーズ」という本は、30歳の頃古本屋でたまたま目に止まり、本が出ていた事だけは知っていたけど買いそびれていたので、その場で購入。

    その日のうちに全て読み終え、読んで良かったような、読まないほうが良かったような、嫌な変な気分になる。

    高杢 禎彦という人の人間性に絶望し、悲しい気持ちになった。
    自分のことも悪く書いたりするけど、結果的に自分以外の何かが悪いという結論に持っていく文面は、わかりやすい稚拙さがすぐに見て取れ、自分の落ち目を棚に上げた自分以外の人間への批判は、目を覆うものがあった。

    感情的なのか、未練がましいのか、過去に捉われたままなのか、自分のみっともなさを客観的に見れていないのがとてもよく伝わる。

    僕はギタリストである。
    ソロの頃はメインボーカル&ギターだったけど、歌うのは好きじゃないし、ギターは色んな方々に高く評価して頂くことが多かったが、歌の評判は良くなかった。…というか悪かった。

    高杢 禎彦が武内亨のギターをこき下ろす文面がある。
    武内亨は、確かにギターが上手ではない。誰が聴いてもわかるだろう。
    ただ、楽曲の全体的なバランスから見た彼のギターは、いい意味で当たり障りがなく、とてもいい位置で心地良いものが多い。

    高杢 禎彦のベースボーカルも、味がありとても心地よい。
    でもその色んな人たちに愛されている楽曲達を構成しているメンバーの音を、いくら過去のことだとしても、公に批判してはだめなんじゃないか?

    武内亨のギターを批判する気持ちを持っていることは、悪いことではないと思う。
    だって思っているものはしょうがないんだから。

    ただ、なぜそれを書籍で公に向かって書く必要があったんだろう。
    武内亨本人に電話でも何でもいいから、直接言えばいい事だろう。

    まぁ、わかる。
    武内亨を書籍を書いた時も憎んでいたから、公に向かって言うことで間接的に武内亨を攻撃したかったんだろう。

    なんて女々しく、なんて性格が悪く、なんて大人げなく、なんて男気がなく、なんて根性のない人間なんだろう。

    書いてて嫌になってきた。気持ち悪くなってきた。
    大好きなチェッカーズを、個人的な嫉妬、憎悪で傷つけるな。
    この本を読んで以来、チェッカーズを聴かなくなってしまった。
    他メンバーのソロや、チェッカーズのセルフカバーの曲を楽しむようになった。

    高杢 禎彦の本当の人間性を知れてよかったのか。
    読まずにチェッカーズを愛し続けれた方がよかったのか。

    もう、読んでしまったものは仕方がない。
    高杢 禎彦の「チェッカーズ」
    この本は、高杢 禎彦の事を嫌いにしかなれない本でした。

  • -★にしたいぐらい稚拙

  • チェッカーズの元メンバー、高杢氏によるガン闘病記と
    チェッカーズのメンバー間の確執を描いたボーロ本(←寒っ)。

    大抵、この手の喧嘩話というのは
    著者の主観で語られるものであり
    この本も、ご多分に漏れず高杢氏側から見た一方的な
    「フミヤってば酷いんだよ!」という訴え(←というか言い訳)なのだが


    ・・・高杢側の言い分を読んだだけでも
    誰がどう考えても、高杢が間違ってるじゃん・・・。

    さて、著者は本書の中にこう記している。


    「第二の人生は、この分野(書くという仕事)で
     多くの人を感動させてみたい。」



    ・・・どこのゴーストライター使ってるか知らないが
    絶対向いてないよ・・・。

  • 病気よりも、グループ内の揉め事や解散に至るまでなどかなり暴露的な
    内容になってます。話題となった一冊

高杢禎彦の作品

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