よく生き よく笑い よき死と出会う

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104625017

感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい。デーケン先生の上智大学における最終講義をまとめたもの。デーケン哲学がわかりやすく書かれている。多くの人に勧めたい。

  • デーケン先生から、「〜にもかかわらず笑うこと」を教えられ実践している日々です。感謝。
    この教えられた言葉を胸の中にあることで、ふとした瞬間に肩の力を抜いて前に進むことができてます。大切な1冊で大事に本棚にいます。

  • デーケン先生は2020年にお亡くなりなっているんですね。
    先生のお話を直接聞いてみたかったです。

    この本の中で、以下の言葉が印象に残りました。

    人生の各段階で人間関係に問題が起こったとき、その事実を変えることはできないものの、許しを得たり、許しを与えたりして、和解することによって、新しい意味を見出すことができる。

    子供に対する親の愛は、本来無条件であるべきでしょう。しかし、頭では分かっていても、いざ親となると、どうしても子供のすることにあれこれ口出ししたくなるもの。

    「ありがとう」のほんの一言で、相手の心がどんなに慰められ、
    生きる気分に満たせれるか、計り知れないものがあります。

    時々、読み返して、自分の心を整えたい本です。

  • ――「人を愛するとは、『愛しい人よ、あなたは決して死ぬことはありません』と言うことだ」という、ガブリエル・マルセルの有名な言葉は、愛と死の神秘を十二分に伝えています。

    ここでいう「愛」は家族などの血縁関係にある人や異性への思いだけではない、人間に対する普遍的な「愛」だ。

    人間の死について、自分の頭で学び・考えることで、人間の生について理解を深め、生きる人々を愛せる人間でありたいなと感じた。

    様々な経験をし、年を重ねてから読むと、きっと今とは違う感想や感覚が出てくるようになる気がする。
    いろんな人に読んでもらいたいし、自分自身もまた期間を空けて読んでみたいと思う。

  • ユーモアとジョークは違う。ジョークは技術。ユーモアは心と心のふれあいから生じる。
    笑いと怒りは両立しない。
    「にもかかわらず」笑うこと=ドイツのユーモアの定義。自分が苦しくても、相手への思いやりとして笑顔になる。
    落語を聞きながら、隣の人と一緒に笑う。
    自分の失敗はユーモアの種にする。

  • 17.9.27
    NHK 藤沢一行

    【芸能】小山明子 「“手放す心”を持つ」ことの大切さに感銘を受ける/アルフォンス・デーケン著『よく生き よく笑い よき死と出会う』

     女優・小山明子(77才)の夫で映画監督の大島渚(79才)は1996年2月、
    滞在中のロンドンで脳卒中になった。幸い意識は取り戻したが、右半身と言葉が不自由になった。

     世界的な映画監督の妻として、何不自由なく暮らしてきた小山の生活は一変した。
    すべての仕事を断り、介護に専念した。夫が映画を撮れなくなるという不安や
    初体験の介護生活に追いつめられ、いつしか死を考えるようになった。
    うつ病と診断され、4年間入退院を繰り返した。

     それでも踏み止まって献身的な介護を続けた甲斐があり、夫は監督業に復帰。
    1999年には10年ぶりの映画『御法度』を完成させ、2000年には夫婦でカンヌ国際映画祭に招待された。

     光明が見えた矢先の2001年6月、大島監督が肺炎で入院する。
    さらに十二指腸潰瘍を患い、生死の境をさ迷った。再びどん底を味わう日々のなかで
    出合ったのが、デーケンさんの著書『よく生き よく笑い よき死と出会う』(新潮社)だった。

     デーケンさんとは上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケン神父(79才)のこと。
    1959年にドイツから来日し、長く上智大学で教鞭を取った。デーケン神父の講義では、
    上智大学の800人収容の講堂がいつも満席になるという。

     「この本は私のバイブル。デーケンさんの言葉に励まされ、私は生き方を変えました」(小山)
    最も感銘を受けたのは、 「“手放す心”を持つ」ことの大切さだった。同書にこうある。
    <過去の業績や肩書きに対する執着を手放し、新たなスタートラインに立ったつもりで、
    前向きに生きていくことを心がけましょう>これが、簡単そうで難しい。(>>2以降に続きま

  • 死生観関連でオススメにあったので購入。悲観のプロセスについて。ありがとうをいう習慣、言葉の奥深さと、有り難みを知って生きること。誰にでも平等に訪れる死の時に、自分の人生は良かったと思えるために生きる。死ぬために、生きる。その先にどうなるかわからないけど、わからないことは考えない。その最たるものが死だなあと。遺された者の気持ちに整理をつけるのに役立った。遺す側になった時にもう一度読みたい。

  • 知事の判断待ち運動は、あくまでも信仰に基づく行為でした。同じ人間同士が人種差別するのは愚かなことだ 人間の尊厳、特に弱い立場にある人をこそ、守らなければならないと言うことを、私は父の態度から学んだのです 孤独の深淵に沈む時、人は自分の本当の顔を見つめざるをえなくなります 皆が元気で健康であること、今日も1日無事に過ごせたこと、三度の食事ができること。そういうことに感謝して祈るのです 神よ、私に変えられない事は、そのまま受け入れる 平静さと、変えられる事は、すぐそれを行う勇気と、そして、それらを見分けるための知恵を、どうぞ、おあたえください
    20201017の感想
    かつて読んだことがあるとは、思わなかった
    前回より付箋の数は多い。少し減らしてみたい
    しに行く患者から何を学ぶことができるか
    8つの危機①時間意識の危機②自分の役割意識の危機③対人関係における危機④価値観の危機⑤思い煩う危機⑥平凡な人生の危機⑦死に直面する危機⑧真面目になりすぎる危機
    人間には3つの年齢があると私は考えます。生活年齢、生理年齢、そして心理年齢です
    死へのプロセスの6段階①否認②怒り③取引④抑うつ⑤受容⑥期待と希望
    人間は誰かのために何かを残したいと言う希望を持っています

  • 死への準備教育について。
    NHK人間大学 93年死とどう向き合うか
    生と死を考える会 東京99年~
    上智大学後悔学習センター ホスピスボランティア

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