接近

著者 : 古処誠二

• 新潮社 (2003年11月15日発売)

感想・レビュー・書評

[メグミさんの感想 · 2006年9月11日]

信じ続けようとする少年の姿に胸が痛みます。私も時々、何かを信じ続けることが出来ればどんなに幸せだろうと思うときがあります。

[風見さんの感想 · 2004年10月29日]

スパイの正体がすぐに分かるので「裏切り」と弥一が思うほど、読者が思わないのは欠点だろう。しかし、色々と考えさせられる話ではある。

著者プロフィール

1970年福岡県生まれ。2000年4月『UNKNOWN』でメフィスト賞でデビュー。2010年、第3回「（池田晶子記念）わたくし、つまりNobody賞」受賞。17年『いくさの底』で第71回「毎日出版文化賞」、翌年同作で第71回「日本推理作家協会賞（長編部門）」を受賞。著書に『ルール』『七月七日』『中尉』『生き残り』などがある。

「2020年 『いくさの底』 で使われていた紹介文から引用しています。」