太陽の塔

著者 : 森見登美彦

• 新潮社 (2003年12月19日発売)

感想・レビュー・書評

[ゆゆたかさんの感想 · 2019年9月3日]

太陽の塔の中を見て感銘を受けた時に、森見氏がこんな小説を書いていたと知って読み始めた。京都から何故か電車で太陽の塔まで行けてしまうのがファンタジー。アホらしい大学生で「ウザい」と「友達になれる」の紙一重で、私だったら、ギリギリ友達になれないかもしれない、と思いつつ、この男子たちの中なら、森田くんなら友達になってもいいかもしれん、と思った。「ええじゃないか」のあたりはとても面白くて、このまま最後まで突っ切ってほしかったけど、そうでもなく、終わりがちょっと切ないのが何となく残念。だけど、先が気になって一気に読めて、でも読み応えもあって、結果的にはかなり楽しめた小説だった。

[りさんの感想 · 2019年5月28日]

森見さんの原点〜！！感満載。太陽の塔を初めて見たときのドキドキ感を思い出した。

[kofsanさんの感想 · 2019年5月21日]

森見作品というので読んだが、あまり強い印象はない

[団子坂たろ子さんの感想 · 2019年4月10日]

他の作品から森見さんの作品に入ったので、ここから始まったのかと感動した！最初から最後まで独特の男子大学生臭が強い。

[Greeeeeat~Katoさんの感想 · 2018年12月25日]

「夜は短し恋せよ乙女」を大分前に読んで、それなりに良かったので、デビュー作である本作を読んでみようと思ったのだが。
結果的にダメでした。読んですぐに挫折した。引き込むものがない。京大ネタが鼻につく。どうも言い回しがリズムに乗れない。「夜はーー」も同様な文体だったのだが、なんとか読めた。本作はどうにもダメでした。
太陽の塔を見て育った人間としては、舞台も近隣だったのですが・・・。

[po-chさんの感想 · 2018年9月23日]

水尾さんにフラれ、水尾さん研究と称してストーカーを続ける主人公、京大五年生森本。強すぎる個性の非モテ仲間たちと憎むべきクリスマスに立ち向かう。
ええじゃないかの場面に引き込まれた。

[tomogenicさんの感想 · 2018年4月3日]

しょ～もない男子大学生が、
しょ～もない妄想をしている、
しょ～もない日々を描いている作品。

そのしょ～もなさが笑える。

ただ、ゴキブリの部分だけは勘弁。
カップラーメンが暫く食えなくなりそう。

[小早川彰さんの感想 · 2018年2月9日]

モテない京大生の独白本。初読時は「この、えっと、何？」という感想、今は身につまされてしまう。失恋を経験した貴方ならば苦笑いしながら楽しめるはずです

[booooklynさんの感想 · 2017年6月2日]

迷言のような名言がたくさん。クククと笑ったかと思えば不思議な世界を浮遊するかんじもある。読む前の印象とは違って、意外にも切ない。「ええじゃないか」で切なくなるとは。

存在は知ってたのに何でこれ早く読まなかったんだろう。好きです。

[morimoriさんの感想 · 2017年4月4日]

楽しい話で笑える。自分の学生時代を思い出した。

著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」