- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104645015
感想・レビュー・書評
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土地勘のある場所の話。邪眼に注意しよう。
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司書さんが読むのを断念した森見さんの本…というわけで借りてきました。
うわぁぁぁぁー!!ただ四畳半に住む大学青年のぐだぐだ小説。他作品の話がチラホラでてるのは面白いんですけど;;めんどくさかったー…
2012/00/00 -
ええじゃないかええじゃないか!森見登美彦さんのデビュー作。元カノをストーカーする大学生の話(笑)京都の学生が主人公の話は親近感がわきます。森見さんの表現も面白い。お気に入りは「遠い昔、私という男が誰からも愛されるふわふわした可愛いものであった頃」て一文。
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森見さんの文章の綴り方や構成がやっぱり好きだなぁ。
いちいち笑える。
話としては、特段大きなどんでん返しや惹かれるストーリーがあるわけではなく、失恋をこじらせた捻くれ者の主人公の、真っ向なき手記でした。
だけど、水尾さんの人物像が私の中で最後までふわふわしてたので、そこんとこも描いて欲しかったです。 -
2015/7/10
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変態ストーカー野郎の揺れ動く心情と愉快な仲間たちのお話。
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言わずもがな森見登美彦その人が初めて書いた童貞小説。自我妄執に囚われた鬱蒼たる学生生活を彩る阿保、馬鹿、うつけの個性豊かを優に通り越したドクドクと溢れる無駄なエネルギーを持て余り余す作中人物。
それを進行する軽妙洒脱で深い教養から裏付け打ち付けられたエキス滲み出る無駄遣いなユーモア有り余る文体の可笑しみが物語の馬鹿馬鹿しさに拍車をかけ、最終的に訪れるボルテージが舞い上がり戯れなる「ええじゃないか」の音頭には、あぁもうほんとに馬鹿と言いたい。
でも、あたし嫌いじゃないとも言いたい。あぁ愛すべき阿保たち。馬鹿らしいこと、阿保らしいことを不器用に真面目にやる愛おしいさよ。そして、切ない。そういうもの。得てして。 -
全体的におもしろかったけど、他の作品に比べるとファンタジーということもあって少し切れ味が悪いかなって思いました
後半部分が特に。
でも、あの四人が面白かったです(^-^)