四畳半王国見聞録

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著者 : 森見登美彦
制作 : 古屋 兎丸 
  • 新潮社 (2011年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104645039

四畳半王国見聞録の感想・レビュー・書評

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  • 京都を堪能したい方に、もわっとしたファンタジーともわっとした妄想の織りなす、濃厚なもりみー四畳半ワールドを。

    もりみーのブログにこの本の紹介があったので、こちらから抜粋。
    “これは男汁で煮染めた四畳半内部で繰り広げられる禁欲的かつ浪漫的冒険の記録であり、その色気のなさと救いようのなさは他作品の追随を許さない。
    見渡すかぎり阿呆ばかりである。”

    見渡すかぎり阿呆ばかり…まさに(笑)
    四畳半神話体系とは別系統の、しかし同じく四畳半に王国を築く大学生の話。
    いつも以上にむさくるしかった。

    京都の四畳半の下宿に生息する堕落した大学生。
    世界はあっちに飛び、こっちに飛び、阿呆神やら四畳半統括委員会やら、唐突に登場する。
    私が大学のときに住んだ初めての下宿は6畳だった。その後何度も引っ越しをしても、初めての一人暮らしの部屋は一番思い出深い。
    今や売れっ子作家となったもりみーにとっても、大学のときの四畳半に原点があるのだなと思う。

    ペンギンハイウェイや有頂天家族のように読者層を広げたであろう作品とは違い、閉鎖的で独特なので、もりみー初めての人には少々入りにくいかもしれない。
    これが合わなかった人も、これだけで苦手意識を持ってしまうのはもったいないので、何冊か読んだあとにまた戻ってきてもらいたい。

  • 実に森見さんらしい文章だった。最近、こういう森見作品を読んでいなかったので懐かしい感じもした。
    全ての話が繋がっているようなところが素晴らしいと思う。『四畳半神話大系』と『夜は短し歩けよ乙女』とも繋がる感じ。森見さんの頭の中には壮大な世界が広がっているんだろうなぁ。
    京大近くの進々堂に一度行ってみたい。

  • 夜は短し‥‥を読んで、大正ロマン風な匂いが気に入り、今回の四畳半に手を延ばしてみたので、期待度がたかかったのですがですが(^_^;)。

    物語のはじめの部分から、一方的に男子学生の演説のような文章が(大正ロマン風)長く続き、読むのに疲れ気味になってしまい、読書スピードも遅くなってしまった。・゜・(ノД`)・゜・。。

    『これは登場人物の誰のこと?』と物語の展開中、前のページに戻り確認してしまう状況になり、これまた疲れの原因となってしまった(; ̄ェ ̄)。

    大学生=四畳半の世界について、私的にはもっと登場人物の『どうしてこの人はここまでにいたってしまったのか?』の部分を見せてくれたら‥‥なんて思いました。
    また四畳半世界における、生活臭的な要素をより深く味わってみたかったと思うと、夜は短し‥‥の方が面白かったので、評価が3になってしまいました(^◇^;)。

  • 読み始めは、引きこもりと、変人の言い訳の為の本か??(失礼)
    と思いつつ読んでみると、
    全然違って、面白かった

    話のテンポがめまぐるしく変わるので、登場人物についていけない面もあったけど、小さい頃の遊びを思い出してみたり
    なんだか懐かしい気持ちになった

    昔、押入れで遊んだり、テーブルの下で遊んだり、座布団が船になったり、狭い空間からも無限な広さを作りだせていた頃の事が
    思い出されて以外と楽しかった

  • これぞ森見登美彦の真骨頂!と勝手に思って憚らない、安定の”阿呆大学生もの”連作集。もう、ページの向こうの四畳半から饐えた臭いが漂ってきそう。だがそれがいい。

    森見リピーターならばニヤリとせずにいられない、あんな阿呆やこんな阿呆(個人的には芽野と芹名がどうしようもなく好き)が、相も変わらず京都の町を跋扈。
    『新釈走れメロス』に始まって、繰り返し繰り返し連中の日々を読んでおりますと、老舗の鰻屋かなんかで創業以来継ぎ足し継ぎ足し受け継いできた秘伝のタレみたいになって来ました。森見汁が。我が脳内で。

    大日本凡人會の面々が愛おしい。

    四畳半王国建国史
    蝸牛の角
    真夏のブリーフ
    大日本凡人會
    四畳半統括委員会
    グッド・バイ
    四畳半王国開国史

  • 一番最初の語りのところで何回も挫折したけど
    中身を読んだらいつもの森見ワールドでおもしろかったです
    いままで出てきた登場人物たちが出てきてにやにやしながら読んでました(^-^)

    大日本凡人會いいですね!

    「蝸牛の角」では、世界がどんどん変わって最初ハテナが頭に浮かんでたんですが、後半追いついてきておもしろかったです。
    「見渡すかぎり阿呆ばっかり」

    あと、芹名くんと柊くんが結構好きです笑

  • ついに阿呆が神になった。

    阿呆な人達がまた出てきたり、新たに出てきたりしました。
    どこまで四畳半世界は広がるのか。

    と、思ってたら世界は繋がっていた。
    なかなかステキな終わり方でした。

  • 森見登美彦が好きな人は彼のこういうところがすきなんだろうなぁーっという要素がぎゅうぎゅうに詰め込まれた作品。森見の阿呆京大生ものはやっぱり肌に合わない。他の森見作品をかなり読んでいなければ読者置いてけぼりで話が展開するので、森見上級者向け作品ではあると思う。2012/055

  • もりみー作品の阿呆大学生の話が好きすぎて、一気に読むのはもったいないのでちまちま読んでます。
    今までの作品のキャラが出てきてて最高。四畳半神話体系、夜は短し歩けよ乙女、新釈走れメロス、他にも出てくるのかな?とわくわく。
    これは上記の作品読んでないとあんまり意味わからん作品だということと、あまりにあくが強くて難読なので読者を選びそうなので4つ星。好きだけども!
    京都の地名や景観がわかるようになってから森見作品は一段と面白くなりました。

  • 私の京都のイメージって完全に森見登美彦ワールドです。
    四畳半の中にこそ世界があると豪語する男、空間を凹ませることができる男、モザイクを物質化して取り除くことができる男、など役に立つんだか立たないんだかわかんない能力を持った男たちの青春のお話。

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四畳半王国見聞録の作品紹介

数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。心が凹むと空間まで凹ませる阿呆。否!彼らを阿呆と呼ぶなかれ!狭小な正方形に立て篭もる彼らの妄想は壮大な王国を築き上げ、やがて世界に通じる扉となり…。徹底して純粋な阿呆たち。7つの宇宙規模的妄想が、京の都を跋扈する。

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