- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104652044
感想・レビュー・書評
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魚住シリーズ第二弾。前作「ドルチェ」からしばらく経ってたから、魚住シリーズの世界観を思い出すべく、その「ドルチェ」から読みました。恋愛捜査シリーズと謳っているだけあって、本当に、このシリーズはなんだか繊細で優しくて切ない。魚住さんの視点や考え方が好き。あたたかい。誉田さんって本当にすごいね。なんでこんな、同じ警察小説なのに、姫川シリーズのような世界観と、この魚住シリーズの世界観を描き分けられるんだろう。村瀬と瑤子の恋愛がもう本当に…切ないなあ。瑤子がとにかく健気で可愛らしい。村瀬の、瑤子を想う気持ちはなんだかなあ。これドラマとかじゃ伝わらないよね。伝えられないよね。文章で読んでいくからこそ、村瀬の恋心が切なくて悲しい。副島はどうしようもない男だね。こんな男死んでしまえ!と思ってしまった。それから、魚住さんと金本さんと峰岸の謎の三角関係も気になるところ。個人的には峰岸を応援しています。兎にも角にも、事件だけ見るとなんだか救いようのない、何だよそれ…っていう事件だったけど、この読了後のほっこり、あたたかい、でもなんか切なくて胸がきゅんとする、これはもうこのシリーズならでは。良いお話でした。
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【さりげなく一度姫川シリーズに出てきていた刑事の名前が出たのは】
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「イマイズミ」さんですね♪
単行本版と文庫版、どちらのレビュ...【さりげなく一度姫川シリーズに出てきていた刑事の名前が出たのは】
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「イマイズミ」さんですね♪
単行本版と文庫版、どちらのレビューを見わたしても、そこに言及している人がいなくていなくて・・・「自分だけの気のせいか?」と思っていたところなので、同じ描写に反応している人がいて、嬉しく思います。2016/09/09
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魚住久江シリーズ第2弾。
方や何とも特徴の無い、村瀬と出稼ぎに着た中国人瑤子との成り行きがメインの話であるが、そこに絡む、副島の企み。結局最後はばれてしまうのだが、その過程に至るまでの久江とその腐れ縁の金本の駆け引きが
また良くできている。ストロベリー無いとの姫川ほど派手さは無いが地道に証拠を追っていく姿は対局にいる女性刑事という感じで良いですね。また読んでみたい気がしてくるところはさすが!
誉田哲也。 -
魚住刑事の第2弾。
金本刑事とのコンビネーションが素晴らしい。
村瀬と瑶子の純愛物語に泣けました。 -
舞台は警察で事件が起こっているけれど、グロさはなくて人情物。
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やっぱり誉田さんのこの書き方が好きだ!
時系列のずれた2つの視点から描かれて、徐々に交差するっていう。
なので前作の短編よりも、こっちが好きですね。
姫川シリーズほどのインパクトはないけど、このシリーズもいいです。
友情出演で姫川がちょろっと出て来てくれたりしないかなー。 -
再読
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女刑事・魚住久江と、41歳の冴えない男・村瀬。そのふたりの視点で、交互に話が進んでいく。東野圭吾作品みたいに、大どんでん返しがあるわけじゃないけど、惹きつけられ、一気に読んでしまいました。村瀬さんと瑶子さん、幸せになってほしいな。久々のミステリーだったけど、やっぱりミステリーはオモシロイ‼
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