スープ・オペラ

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著者 : 阿川佐和子
  • 新潮社 (2005年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104655021

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スープ・オペラの感想・レビュー・書評

  • なんだかこのお家の空気感が心地よかった。

    食べるものってやっぱり大事。
    落ち込んじゃった時もおいしいものを食べるとまたちょっとがんばってみようかな・・・と思える。
    だからこれからもごはんを毎日作る!誰かと一緒に食べる!そして元気になる!

    映画が観てみたくなりました。

  • 突然二人の男性と一緒に住むことになったルイ、35歳独身。
    画家のトニーさんは60歳代、一方の康介は20歳代。年齢も職業もバラバラなのに、なぜかうまく噛み合っているみたい。
    穏やかなトニーさんと気の利く康介となら快適な毎日だろうなぁ。
    以前からの知り合いでもないのに、一緒に暮らすようになるなんて縁があるということだわね。
    こんな気の合う人と出会えるなんて羨ましいっす。
    異性と友人、知人になれる出会いに憧れます。
    家に引きこもらず外出すべきか。

    物語に出てくるスープがどれもとっても美味しそう。
    温かい食べ物って心も落ち着かせてくれるものなんだな。
    自分で鶏ガラスープがとりたくなってしまいます。

  • ちょうど「聞く力」を読んでいたとき、
    図書館で目にして借りた1冊。
    そういえば映画化されていたことも思い出し、
    このタイミングで原作読み。
    はじめ、エッセイを手にしていたんだけど、
    あえて小説にしてみてよかった。

    ルイは坂井真紀って、どこかで知ってたはずなのに、
    いつの間にか中谷美紀で読み進めていて、
    トニーさんは、自分の中ではブラザートム、
    トバちゃんは片桐はいり
    だったんだけどなあ。
    康介は・・・特に該当者なし(笑)

    で、スープ・オペラというだけあって、
    「食堂かたつむり」のようなものを想像していたのだがちょっと違った。
    今流行のシェアハウスものとも違う。
    トバちゃんとの関係。トバちゃんがいなくなり、入れ替わりで現れたトニーさんと康介。
    父だったり、恋人だったり、家族だったり、友人だったり、
    様々なシチュエーションで関わりを提示してくる。
    そのかかわりの中で感じる気持ち。

    決して派手ではないし、ラストもはっきり明言させないことで、
    いろんなことをこちら側読み手に残してくれる。
    このスープがあれば生きていける、と言う意味が、
    あとあと活きてくる感じ。
    もっともスープよりハムカツやおそばのほうが食べたくなった。
    スープが飲みたくなるのはむしろ、同じ時期に読了した
    「それからはスープのことばかり考えて暮らした」
    http://booklog.jp/users/fumix/archives/1/4766001303
    のほうかも。

  • ほっこり系。とばちゃんがいいな、とおもう。出てくる男のひとがだめな男のひとばかりで、もうーってなる。

  • 映画化もされたので読んだ。スープは沸騰してはいけないんだって。

  • 普通に楽しめた。登場人物がなんとなく面白くて、くすっと笑わせてくれる。人間関係って、時にはややこしいけど、ステキだな。

    読んでて、おなかが空いてくる…(^^;

  • 2人で暮らしていた家から叔母が出て行った後、ひょんな事から出会ったオジサンと年下男性と、成り行きで一緒に暮らすことになった女性の視点で語られる、奇妙で楽しい同居生活。
    こういうゆるい関係、いいなぁと思った。
    人間にも人生にも、いろいろな側面があって、光の当たる加減で見えたり見えなかったり、時々見ない振りをしたり、そんな感じでなんとか生きていくのも、いいんじゃないかなぁ。

  • 正直、さらっといってほしかったのに、康介が男だしてきて気持ち悪かった。なんとなくでいいのになんで自分の所有物にしたがるのだろう。
    だから大切なものが壊れてしまうのに、壊していい相手と壊さない方がいい相手、見極めはかなり困難だけれども。

  • スープがでてくることもありますが、味わい深い本です。
    どんな状態(環境)でも、楽しみはあり、人との係わりの中で色々あっても生きているんだなぁと思わせてくれます。

    そして、係わりあった時間や立場でなく大切な人はいると言うことが共感出来て読んでいて続きが読みたくなります。

  • 「美味しい料理の小説」でピックアップ

    不思議な世界
    私なら絶対知らない人を家にあげたりはしないけど
    ルイの雰囲気であれば
    すんなり受け入れてしまう不思議

    映画化されている???
    キャストは・・・・
    私が本を読みながら思い描いた人物像とピタリ!
    見てみようかしら。。

  • 35歳のルイ、30歳の康介、年齢不詳の初老のトニー。ついさっきまで赤の他人だった3人が同居する事から始まる。基本的に何事もなく過ぎていく3人の生活は、一見とても退屈に思えるが、不思議とグイグイ入り込んでしまった。何かと厄介な性格の康介や、謎の多いトニーによって時々巻き起こる騒動にザワザワするが、食事の用意をする3人の連携プレーや、食事風景の空気がなんとも心地よい。楽しいけれど、常に不安定なバランスの3人の生活が長く続くといいな。

  • ルイ。
    独身。
    35歳。
    女手ひとつで育ててくれた叔母さんが、還暦を前に突然の恋に落ちて出奔。
    一人残されたルイの家には、ひょんなことから二人の独身男が転がり込んできた。
    初老だけどモテモテのトニーさんと、年下の気弱な康介。
    唯一の共通点はスープ好き。
    一つ屋根の下で暮らすことになった、そんな三人の関係は。
    そして叔母さんの恋の行方は?
    温かくキュートで少しだけ辛口の物語。
    (アマゾンより引用)

    この作者さんはまだ2冊しか読んだことないけど、こういうお話も書くんだ~って印象。
    どこにもありそうな、どこにもなさそうなそんな不思議な物語でした。

  • すっごく読みやすかった
    コースケとルイには幸せになってもらいたい

  • 阿川さんの書き物を始めて読んだ。ハマってしまいそう。阿川さんの書く話の雰囲気、すごくいいな。
    現実にこんな関係の出来事が起こったら『普通』じゃなさすぎるんだけど、でも読んでいたら、あぁ、これもアリよねぇ……なんて思えちゃう。むしろ家族でも恋人でもなく、でも一緒の家にいてホッと出来るなんて羨ましすぎる。仲のいい友だちでもそんなことは難しいのに。
    登場人物も少し地味めな人々なんだけど、でもだからこそ阿川さんの作風によく合う。
    いやー、本当におもしろかった。阿川さん作品、次は何を読もうかな~。
    その前に無性にスープが飲みたい。

  • とってもあったかい
    阿川佐和子さん素敵な話を書くなあ
    スープが飲みたいなっていう気分で、これがふと目にとまって暖かみのある装丁にも惹かれて読んでみたけれど
    本当にスープのようにあったかい話だった
    出汁が染みてて濃厚でね
    こうゆう物語がはっきりしっかりした話が好きなんだ私は
    とらえどころのない話を読んだ後だったからよけいに沁みた

    “人間と人間の出会いというものは、そこに恋愛感情とか特別の感情が付随しない場合でも、あるいは関わった期間がどれほど長くても短くても、それには関係なく、人生にとってかけがえのないものになる場合がある”

    っていうのを覚えておこう
    そうね、曖昧だからいいんだよね
    今出会えたあなたが好きなんだもの、と若干自分に言い聞かせつつ納得しよう

  • うむ、こういうふわふわした関係もあるんですね...私としては、関係性をハッキリさせたい質だから、恋人なのか、父親なのか、いつまでもうじうじ考え続けちゃいそうだ。それをこんなに楽しそうに暮らされちゃったら、うらやまいもんだ。どの登場人物も味があるのもすごくいい。ただみんなキャラが濃すぎて、主人公が薄い(笑)

  • 言葉が鶏肉のようにほろほろ解けていってスープのようにじんわりほっこり心温まるストーリー。三十代女性ルイが赤の他人である年下の青年康介と六十代の絵描きトニーさんと同居するというありえない展開なのだけど、どこか素朴な感じがする。家族ってのは血縁だけで定義できるような簡単なものではなくて、もっと複雑な強いもので繋がれている関係のこと。出会いの奇跡を大切にすること、かけがえのない人を大事にすること、そうすればきっと自分の"家族"は形成されていくのだと思う。曖昧だからいいんだな。またゆっくり味わいたい一品。

  • DVDで一度見ているのだけれど、
    原作が阿川佐和子さんと知って、
    どんなふうに書いてるのだろうと好奇心から読んでみました。

    奇妙な3人の生活が微笑ましいので、
    最後にまたみんなで生活できるのはほっとしたけど、
    結局どうなの?と突っ込みたくもなり、
    その曖昧さがいいのだと言われればそうなのかもしれないけど、
    なんとなく釈然としない思いも読後にありました。

    食べ物の出てくる話は大好きなので、
    ハムカツや、スープご飯の描写にお腹が空きました。
    食べたーい!!

  • 誰でも誰かに心のなかで手紙を書いているのかもしれない

    スープのある生活、いいな

    (文庫でよみはじめたけど途中から単行本で読みなおしたので変な登録しちゃった…

  • 途中で挫折したりせずに一気に読めました。
    でも、終わり方がパッとしないなぁ、と思いました。
    特に大きな変化なく終わる、という形なのですが、ならば、もうちょっと途中で変化が欲しかったかも。
    小説というより、日記みたいな感じでした。

  • ルイ。独身。35歳。女手ひとつで育ててくれた叔母さんが、還暦を前に突然の恋に落ちて出奔。一人残されたルイの家には、ひょんなことから二人の独身男が転がり込んできた。初老だけどモテモテのトニーさんと、年下の気弱な康介。唯一の共通点はスープ好き。一つ屋根の下で暮らすことになった、そんな三人の関係は。そして叔母さんの恋の行方は? 温かくキュートで少しだけ辛口の物語。

  • 小物づかいがとてもよい。
    薄いハムカツ、ギイギイ鳴るドア、ミシェルさんの手紙。
    なーんにも話しは進んでないのに気がついたら300ページくらいさらっと読まされていた。
    これは映像化したくなる気持ちがわかるなぁ。
    トバちゃんと水谷さんのコンビが最高!

  • 最後の4ページの本気を、小説全体で見せて頂きたかった。
    というわけで酷評↓

    キャラクターは魅力的だが、小説として「的」を絞れていない散漫さが気になった。最後の最後で「三人の関係」「人と人との繋がりの大切さ」が見えてくるが、中盤までは、作者の一番に書きたいことが判然としない。

    これが映画やドラマの脚本なら、「キャラクターを書きたいのだ」と納得できる。主人公の移り気な思考も、いっそリアルに見えるだろう。しかし、小説として昇華しようと思うと、それだけでは足りない。

    ・・・と読書好きとしては思いますが、光るものはある。
    トニーさんすごく良いんだよなあ。あと石橋先生とお肉屋さん、東高辻くん。
    主人公は小説の中盤、タイミング悪くおちゃらけた言動を取るので「誰からも好かれる」という表現はちょっと(^^;)まあ良い子ではある。総合で★2~3くらい。

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