残虐記

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著者 : 桐野夏生
  • 新潮社 (2004年2月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104667017

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残虐記の感想・レビュー・書評

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  • 小学生のころに男に誘拐・監禁され、その後行方不明になった小説家の手記。

    人の内面の残虐性?インパクトが薄く、面白みに欠けた。淡々とした語り口が、内容を寒々しいものにし、現実味を消している。

  • 少女監禁!ルームっていう映画を思い出した。
    なるほそ、、、やっぱり桐野夏生はハズレなし。なにが本当なのかわからないところも、また良し。今回も人間のいやらしさが存分に描かれてるなーっという感じ!

  •  誘拐され、1年余りもの期間監禁されていた小学4年生の少女。犯人との奇怪な同居生活の末無事救出されるも、世界の変わりように不安を抱き、想像されることの屈辱に耐え切れず、次第にケンジ(犯人)との単純な生活に逃げ込みたいと思うようになる。しかし、誰にもその心を打ち明けられない。唯一彼女を救ったのは、「夜の夢」だった。
     夜の夢を見ることで、図らずも妄想力を鍛えた彼女は、20数年の時を経て小説家になっていた。本著は、裁判時にも一切証言をしなかった事件の真相を、被害者の立場から語った原稿である。加えて、事件に残された謎を妄想という名のスパイスを加えて補完しているため、真実は結局わからないまま、そして彼女が失踪した理由も明かされないまま、決して読後感は良くない。

     朝なんとなく点けたテレビからは、毎日のように悲惨な事件が報道されている。それに顔をしかめながらも、顔のない被害者を思いやっているふりをしながらも、私たちは想像している。そういう想像を欲する「残虐さ」から、「残虐記」なのかなぁと思った。

  • なんじゃこの気持ち悪いストーリーは。だから小説って嫌なんだ。こんな胸糞悪い話でしかも作り話かよ。得るもの何もないかな。

  • 久しぶりに本読めたよ!

    内容は、だからなによ!です。

  • 図書館で借りた本。10歳だった少女が習い事の帰り道に拉致され1年間監禁される。25歳の男は軽度の知的障害があるようだが…現在35歳主婦になった元監禁されてた女が突然失踪してしまった。無期懲役になった犯人の出所が分かり復讐するのかと思いきや違う展開で肩透かし。全体的にも想像という言葉通り、リアリティが無くイマイチかな。

  • (2015/6/25読了)
    読者はいつの間にか、真実の出来事だと思い込み、次々と明かされる事柄に衝撃を受ける。
    真実なのか小説なのか。答えが出ないまま物語は終わる。

    (内容)
    失踪した作家が残した原稿。そこには、二十五年前の少女誘拐・監禁事件の、自分が被害者であったという驚くべき事実が記してあった。最近出所した犯人からの手紙によって、自ら封印してきたその日々の記憶が、奔流のように溢れ出したのだ。誘拐犯と被害者だけが知る「真実」とは…。

  • 読みやすかった。
    借りて二日で読み切った。

  • そこでこの展開を持ってくるのか!と。この作者の作品に共通する気持ち悪さ。

  • 検事の宮坂が
    「わかってるでしょう。僕が欲しいのは真実じやないんですよ」
    「真実に迫ろうとする想像です。想像への材料、そういうものを欲しいんだよ、きっと。....」
    と言う、このセリフが検事としてけしからん!と表向きは思うが、みんな自然と想像を欲してるよな、と思った。
    下品だと思いながらも、朝のニュースで報道される事件でよく耳にする、「新たな事実がわかりました 」別に愉しんでいるつもりは全く無いのに、つい心が高揚する。事件に対する想像に新たな材料が加わるからだ。
    不幸な事件に心を痛めてるふりをして、想像をするという遊びをほんの朝の支度をしながらの数十分間に毎朝繰り返してる。

    今夜は私なりのケンジのストーリーを想像(夜の夢)して眠れないだろうと思う。

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