海の仙人

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 420
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104669011

感想・レビュー・書評

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  • 自分の好きな場所で、好きなように暮らす。それは、自由で贅沢なことかもしれないけど、やはり、何かから逃げているようにも感じられる。  「仙人」の心をほぐしてくれるのは、片桐しかいないと思う。それと、時々、ファンタジー。。。(?)早くそれに気づいて欲しい。くっ付くべき二人がくっ付かないと、周りまで不幸にしてしまうのだ!  かりんさんも、とってもステキな人でしたが・・・。

  • 絲山秋子が好きで続けて読んでます。『背負っていかなきゃならない最低限の荷物---それは孤独』

  • 切ないけど、重くもなく軽くもなく、読みやすかった。ファンタジーというネーミングがイマイチな気がするけど、面白かった。

  • 生きていくことは旅そのもの。
    好きな海のそばで運命を受け入れてたんたんと生きつづける。
    強くて、悲しいね。

  • ファンタジーとの交流かと思いきや少しさみしいような暖かい恋愛の話。

  • 1日で読める。なかなかあっさりした内容の中に深みを感じる。

  • 芥川賞候補になった小説。宝くじに当選したことをきっかけに、敦賀に引き込む主人公。を取り巻く環境は、まあよくありがちなお話なのですが、ふっと現れ、ふっといなくなる「ファンタジー」の存在が鍵。彼のことを考える、それが世界に深みをくれる。

  • 程よく野暮ったくなく、程よく文学してるぽい。地に足ついたおとぎ話。

  • 何だかいいかげんな神様?ファンタジー?と、3人の男女をめぐる、優しい恋愛&人生模様。傑作ぞろいの絲山秋子作品の中でも、出色の作品

  • 隠遁生活、転勤族、車好き

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞しデビュー。「袋小路の男」で川端賞、『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、「沖で待つ」で芥川賞、『薄情』で谷崎賞を受賞。

「2023年 『ばかもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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