ワンダー・ドッグ

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著者 : 竹内真
  • 新潮社 (2008年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104680023

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ワンダー・ドッグの感想・レビュー・書評

  • 入学式に遅刻してきた新入生は、胸に子犬を抱いていた。
    ワンゲル部の部員犬 ワンダーを軸に、生徒と教師の10年を追った爽やかな物語。ドロドロした話が苦手な方におすすめ。
    高校総体に登山競技があるなんて知らなかった~。
    口やかましかった教頭先生が、数年後はカドが取れてちょっとかわいい。
    学校って新年度に人が入れ替わると、急によそよそしい場所になったりする。学校犬は、そんな寂しさも癒やしてくれるのかもしれないなぁ。

  • 高校のワンダーフォーゲル部で部員犬となったワンダーと、それを取り巻くみんなのお話。
    第一章はとても引き込まれて良かった。

  • ひょんなことから高校のワンダーフォーゲル部に飼われることになった捨て犬「ワンダー」と高校生たちの成長物語。
    ワンダーの描写が生き生きとしていて犬が好きな人にはたまらない作品だと思った。

  • これは犬好きにはたまらない。犬+高校生の青春小説。
    第一章を読み終えたところで、ウルウルしてしまった。
    これから先、二章、三章と読み進めていくと、どれだけ感動させられるんだ?と思った・・・。
    が、二章で失速。ある女子高生の登場で、第一章の感動も色褪せてしまった。自分の嫌いなタイプの女だから。
    一章とは微妙に路線も変わってしまってる。
    三章も別な意味で嫌いなタイプの女子高生が登場。ここでは第一章の主人公も登場してバランスはとれてるけど・・・。
    四章は可もなく不可もなくってところかな。

    こういった青春小説では、優等生(性格的に)だけを登場させる方が、読者が気持ちよく感動出来ると思う。
    佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」なんかは、ほとんど全員が気持ち良いぐらいの優等生だし。

    逆の意味での青春小説、例えば恩田陸の「ネバーランド」なんかの感じだと、非優等生なんかも有りだと思う。
    しかし、この作品は明るい青春小説なんだから、読者が不愉快と思うような人物が出てきたらマイナス。

    第一章だけなら☆5個。全体でまとめて☆4個。

  • 高校のワンダーフォーゲル部で飼った犬を取り巻き起こる出来事の物語。
    なんだか胸がじんわりとと暖かくなりました。

  • 今回のお話はタイトルからも分かるように、犬の話。
    未読ですが、他にも犬の話があるようなので、竹内さんは
    かなりの犬好きなのかも。

    高校の入学式。
    傷だらけで遅刻してきた新入生が胸に抱えていたのは、子犬。
    その子犬と新入生、いや生徒たち、いや先生も、いや地域も含めて
    およそ10年の月日を描いた物語。

    また、名前の由来となったワンダーフォーゲル部の活動も
    もうひとつのメインテーマとして取り上げられています。
    正直、ある程度の想像ができるくらいで詳細な活動内容を
    知らなかったけど、それでも十分に楽しめました。

    『自転車少年記』や『サクリファイス』(近藤史恵)で自転車競技に
    ついて初めて詳しく知ることができた時と同じように、楽しみながら
    今まで知らなかった世界を「擬似体験」することができました。

    いやー、いい本ですよ☆読み終わるのが残念なくらいでした。
    恋愛モノや切なさ全開のお涙頂戴ものでは味わえない、
    柔らかな温かさに包まれる感じを与えてくれる物語ですね。
    なんだか冬の朝の布団のよう。読み始めたらきっと離れられませんよ。

  • 捨て犬ワンダーと、高校生たちの物語。
    微笑ましく、時にじーんとくる物語。
    とにかくワンダーが愛くるしい。
    こんな犬がいたら、学校生活が楽しいだろう。
    ワンダーとの出会いだけでなく、幾世代も描く。
    学校は、そこにあり続けるものだ。
    ワンゲル部の成長も描いた、爽やかな青春小説。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-74fb.html

  • 犬好きにはたまらない素敵なお話です。
    犬を飼いたくなりました。

  • 犬好きな人にはたまらない1冊です。

  • 高校の入学式の日に拾った捨て犬と
    一緒に登校した甲田源太郎



    「ワンダー」と名づけられたその子犬は
    空沢高校の一角
    ワンダーフォーゲル部で飼われることになる



    学校で、犬を飼うために
    生徒会をはじめ
    教頭、校長にもかけあう生徒たち



    子犬が成長するともに
    生徒たちも成長する



    「ワンダー」がいることで
    優しさを増し
    「ワンダー」を守るために
    強さを増していく

    「ワンダー」は
    いつもしっぽを振って
    嬉しそうに空沢高校にいる

    殺伐な学校という建物さえが
    なんだかあたたかい場所に感じた

  • あぁぁー...やっぱりイヌ飼いたいなぁ。


    思いのほか自分にとって厭味なく読めたのは
    ワンダーくんの頬を緩ますほっこりしたストーリーだけでなく
    ワンゲルという要素が非常に上手く絡んでるからかも。
    ライトな山岳小説にイヌ小説が上手く融合されたような
    赴きでこれが読み物としていい組み合わせ!

    ワンダーくんを通して入れ替わるワンゲル部の生徒達、
    そして教師達の交流も学園ものとしても充分面白い。

    グイグイとホラっ、泣け!というあざとさや、やり過ぎ感が
    ないのも非常に素敵。想像出来る作品だけど、想像以上に
    ハートウォームな青春小説。

  • こういう話は好きだな〜。高校ワンゲル部に飼われることになったワンダーを中心に、部員達が作るワンゲル部の10年ほどの歴史が描かれる。高校は3年で卒業するしかなく個人の活動や思い出はそれぞれ3年分しか無い。しかし、部活のメンバーは毎年入れ替わり、出来事は記憶になりそして伝説となって語り継がれてゆく。それが伝統っていうものの正体なのだろう。ワンゲル部に飼われることになったワンダーは、毎年入部してくる部員と出会い、思い出を作りそして去って行く部員を見送る。ワンダーは犬であるがワンゲル部自体でもあるのだろうね。ワンダーの世話を目的に入部し、そしてボルダリングに出会い、優れた成績を残して去って行く女子部員。その後の進路を含め、高校時代に大きな何かを掴んだ彼女の生き方が羨ましい。ん〜。いい話だ。

  • 部員たちがワンダーに何かを教えているようでいて、ワンダーのおかげで部員たちが学んでいることも大きいのである。

  • いいですね〜。好きです!こういう作品。

  • 一気読み。こういう雰囲気の話はピカイチ。さわやか読後感。

  • 犬が可愛い。素直な話だった。

  • ひょんなことから高校ワンゲル部の「部員犬」となったワンダーと、彼に関わる生徒・教師達のホンワカ物語。とにかく気持ちのいい話で心が洗われます。こういう話を読むと、犬が飼いたくなります。

  • 空沢高校の入学式に、新入生の甲本に拾われた雑種の子犬が、「ワンダー」と名付けられてワンダーフォーゲル部の一員として成長していく姿を描いた物語。竹内真らしい、悪人の登場しないハートフルな内容だった。

  • ひょんなことから高校ワンゲル部の部員犬になったワンダーと、部員たちの物語。
    終始ほんわか♪

    〔図書館・初読・2/25読了〕

  •  ワンダーフォーゲル部の部員犬だからワンダー。ワンダーが学校に来てからのワンゲル年代記な青春小説(ちょっと桜庭一樹『青年のための読書クラブ』を連想した)。ふた昔前からが舞台だからか、登場する高校生らも擦れてなくて、ぴっかぴかに眩しい爽やかな青春小説になっている。 学校で教えてくれないことをワンダーが教えてくれる…んですが、とにかくワンダーが可愛いの!犬好きな人は必読ですよん。わお〜ん。

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ワンダー・ドッグの作品紹介

高校一年生の甲町源太郎が拾った一匹の子犬。ワンダーと名づけられたその犬を学校で飼うために、甲町はワンゲル部に入り、頭の固い先生たちを相手に大奮闘を演じる。三年後、千草由貴はワンダーの自由のために初めてのクライミングに挑んだ。六年後、教育実習生として高校に帰ってきた甲町。彼らのそばにはいつも、茶色くて人懐っこい犬がいた。少年と少女と犬の十年間を描いた極上の成長小説。

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