天国はまだ遠く

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著者 : 瀬尾まいこ
  • 新潮社 (2004年6月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104686018

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天国はまだ遠くの感想・レビュー・書評

  • 瀬尾まいこさん、すごく久しぶりに読みました。

    主人公・千鶴
    仕事も人間関係もうまくいかずに、身も心も疲れ果て、
    自殺しようと訪れた田舎町での日々。

    結果として自殺に失敗するんですが、
    規則正しい食事をして、身体を動かし、夜になったら寝る。
    そんな生活の中で、しだいに生きる気力を取り戻す。

    そして、自分の本当の居場所は、ここではないと気付く。
    いつかまた、戻って来るかもしれないけれど…。

    自分は弱い。そう思っている人の方が、案外強いものなのかもしれない。
    「あんたみたいな人は、長生きする」
    そう言っていた、田村さんは的を射てるかも…。

    夜空の星、賛美歌、収穫したてのお米の味、命を頂くということ。
    清々しい、二十一日間でした。

    「なんちゃない」
    あぁ、肩の力がすっと抜けて、気が楽になります。
    なんてやわらかくて温かい言葉。
    方言って、いいですよね~。

  • 自殺するためにやってきたものの、未遂に終わり、そのまま1か月弱京都の山奥でのんびり過ごす。ここには何でもあるのに、どうしてそれだけではダメなんだろう・・・。
    先に映画を見てスタッフロールで瀬尾まいこさんの小説だと知りました。映画の徳井くんと、本の田村さんのイメージはちょっと違いますが、それでも田舎ののんびりした雰囲気が癒されるのは同じです。

  • 自殺を決意したはずなのに、たまたま訪れた民宿で次の一歩のエネルギーを蓄える結果に。田舎で人の手のかかった物を食べて、人に交われば、身体にも心にも栄養は蓄積されていくんだと思う。淡々と、大きな出来事もなく静かに過ぎる日々はとても贅沢だと感じました。田村との今後もあるのかないのか。その緩やかさがまた次の一歩に繋がる気がして、読後は爽やかで、かつ、静かな気持ちにもなれました。自分が追い込まれた時は遠くに行けばいいんだ。私もよく「どっか行きたい」って思ってました。天国は遠すぎるけれど。

  • 仕事や社会に疲れて自殺しようとやってきた遠くの地で、生きる活力を取り戻す。
    その土地でハッピーエンドに、というわけでなく、自分の居場所ではないと悟って、新しいところへ旅立つラストが、リアリティがあってよかった。
    思いつめたときに読みたい。

  • 誰も私を知らない遠い場所へ 自殺志願の千鶴が辿り着いたのは山奥の民 宿。そこには、素敵な大自然と民宿の田村さんとの出会いで癒されながら、前向きに元気を取り戻されるお話。登場人物も少ないお話なのに何とも心穏やかな気持ちにさせられる。日々忙しく、気持ちが下降気味な時に読ませて頂くと、ほっこりさせられる!雄大な自然の力は、元気のパワーを頂けるのでしょうね。何だか旅したくなりました♪

  • 最初に読んだのは大学生の時。
    当時は、この2人くっついちゃえばいいのに、なんて思っていた。
    社会人になった今読み返してみて…そういうのじゃないんだなと。
    ちょっと歩き疲れて休んでいた自分の道を、また歩かなきゃと思うためのきっかけ。

  • くすりと笑える所もあったし、キャラクターも設定も面白い。

    ただ何かが足りない。
    その足りなさが魅力なのかも知れない。

    田村さんのお話を読んでみたいと思った。

  • 心が弱って、どうしようもなくなったときに読むと元気でるかも。
    生きていかれるんだよね、なんでも。
    自然とともに生きたいけどあたしも無理だなあ。使命がない。
    自分の心に蓋をしない。適度に開放しよう。
    田村さんの両親は自殺かなって思った。田村さんだって迷ってるんじゃないかな。一泊千円では生きていかれないよ。
    ちょっとずつ変わっていくでしょうね。
    身辺をコンパクトにするのはすっきりしていいなあ。

  • 瀬尾さん作品3冊目を読了しました。

    はじまりの「自殺?」どうなるの!?

    って感じでしたが、やっぱりでてくる人が素直です。
    悩みをかかえ、現実もみてるけど、やっぱり素直。

    田村さん、タバコ8本吸うなんて、ちょっと考えたんだろうなぁ。

  • なんだか、すごく健全な気がした。

  • 仕事や日々の生活に疲れた女の子、千鶴。
    自殺を決意して北へと旅だった千鶴がたどり着いたのは、民宿たむら。
    美味しいご飯、ありあまるほどある自然。
    千鶴の人生の休暇。


    読み心地のいいお話でした。
    小林聡美さんの映画とかにありそうな…。
    田村さんが素敵でした。ちゃんと見てくれていて、でも押し付けがましくなくて、むさ苦しい格好をしている所も(笑)
    ご飯が美味しそうなんですよね、とにかく。
    千鶴はよくも悪くもイマドキの女の子で、人騒がせで図々しい奴だなぁなんて思うけど、でも、心が弱ってくると、少しのことでもひとり落ちこんでしまう、そういう心ってすごくよくわかる。
    千鶴がここままではだめだと気づいた時、こんなにステキな所のどこがだめなのさ!って思ったけれど、今はそうだよな、と思う。

    昔からここにいて、ここの生活しか知らない人。
    ここで守らなければならないものがある人。
    この場所に惚れ込んでしまった人。
    千鶴はどれでもない。
    自分の場所じゃないから、非日常だから、癒されているだけ。
    何か変わったようでいて、何も変わってないと思う。あれくらいで、ちょっとは根性ついた!なんて言ってるとこがこれまた図々しい(笑)
    いつか、千鶴もちゃんと自分の場所を見つけられるといいなぁと思います。
    でも、これからもちょくちょくここに来そうな感じはすごくしますが(笑)

  • 千鶴は生きることに疲れ果てていた。現実をかなぐり捨て最後の地として選んだ場所は
    ある北の田舎町の民宿「たむら」だった。2年ぶりに客を泊めたという廃れた宿で千鶴はとうとう決行した。
    しかし彼女は2日後目覚めてしまった。死ぬことに失敗した彼女は自分の人生の行方もつかめぬまま
    しばらく田舎町に滞在することにした。

    なんといおうか千鶴に反感を持つ気持ちと賛同する気持ちと半々だなーと読み終えて思う。
    前半は思いつめて死のうとする千鶴が彼にお別れメールを打ち、いざ自殺に失敗するとけろっとして
    何日間かメールを送ったことさえ忘れてしまっているノーテンキなところについていけなかった。
    でも人間、窮地に追い込まれた局面にはきっと本人さえも自覚していない色々な「自分の姿」が
    現われるものなのかもしれないと読み進めるにつれて思いはじめた。
    死ぬ時までパキっと一本筋の通った自分を貫く人なんてほんの一握りにすぎないのでは?
    ちょっと単純なような気がするがラストまで読んでみると
    死ぬほどの悩みがあっても何かのきっかけで解消されることもあるんだよ、もうちょっと生きてみたら?っていう
    さりげなく元気付けてくれる瀬尾さんのほんわり優しい世界観がこのお話には感じられる。

  • 人生が嫌になり、自殺をする為に誰も来ないような、鄙びた民宿へ泊まった主人公。

    そこで、生活しているうちに自分の本当のいるべき場所に気付く。

  • 映画も原作も好みすぎる

  • 原作、映画ともども大好きな作品。
    初見は中2だったけど、大人になってから読むとまた良い。
    死にたいわけじゃないけど、あんな民宿に出会いたい。

  • 自殺をしようとしてた女性が見知らぬ土地で段々と元気になっていくお話。息をするのにも一苦労な程のストレスから解放されるには、場所を変えるか付き合う人を変えるかしないと変われないんだろうなーと漠然と思っててもなかなか行動に移せないだろう。
    この本を読み終わった頃には少し息が深く吸えるようになって、なにか行動するのもいいかもって気持ちにさせてくれる。胸いっぱい新鮮な空気を吸って心を軽くしてくれるような本だった。

  • 主人公はきっと、本当に死ぬほど辛かったと思うけど、どっかりと構えた田村さんが社会と主人公を繋ぎ止めてくれたんだろうなあ
    会話が温かかった
    民宿のマッチもにやりとしちゃいました

  • 一気に読んだ。人は、生き疲れする時があるよ、そんな時に、必ず助けてくれる人がいるもんだわ・・・

  • 青い箱のマッチを、袋に入れた田村さん…最後がよかったです。

  • 3週間、夢を見ているみたいな日々だったんだろうな。そうしてまた現実むきあうことに決めた彼女を応援したくなった。

  • 市図書館にて。
    田舎者の心理描写としては、とてもマイルドな部類だと思う。瀬尾さんはいいな、擦れて無くて。そう考えてしまう自分がもどかしい。なんどか笑ってしまった。

  • 仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにないことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。

    -----

    瀬尾さんらしい、素直でやわらかい物語。
    都会と田舎の対比もあるけれど
    田舎の人々の素朴さや根づき力が主人公を導いていく。
    すんなり読める内容でした、

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