天国で君に逢えたら

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 374
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104694013

作品紹介・あらすじ

末期ガンで余命宣告を受けた世界的プロウィンドサーファーが綴る、奇跡のようなラブストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • ハワイが舞台の小説。
    登場人物のすべてに、著者が重なって見える。

    著者自身が闘病しているからか、登場人物の言葉に重みがある。
    でも、暗い話ではなくさわやかな印象を受ける。

  • 題名が気になって手に取り
    表紙の美しい景色に惹かれました。

    今を大切に生きる
    後悔しないように生きる
    家族・友人などの周りの人を大切にする
    伝えたいことを伝える・・・
    誰もが分かっていることだけど
    中々できていないこと。
    いつかではなく今できることから初めよう。
    この本を読んでそのように思いました。

    また
    がん患者さんと家族が
    どのように現実と向き合っているのか
    不安や恐怖に押し潰されそうになっている
    患者さんや家族の心を支えているのは
    どのようなことなのか
    医療に携わる者として深く考えさせられました。
    まだまだ未熟者ですが
    今回考えてたことを踏まえて
    患者さんや家族に関わっていきます。
    いつか患者さんと家族に
    あなたがそばにいてくれて良かった
    心が軽くなったり安心した
    と言って頂けるように精進します。

    医療に携わる中で迷ったときには
    この本に戻ってきたいと思います。

  • 愛する人と結婚を認めてもらうために医者の道に進み
    ひょんなことからガン患者の胸の内を手紙にしたためる手紙屋ヘヴンを院内でやることになった純一。

    ガンにおかされ言うことをきかない自分の体と
    未来と死への不安を抱える患者やその家族たちのリアルな胸の内。

    小児ガンの愛ちゃん、ハワイに暮らす妻に宛てた不倫の懺悔の手紙を依頼してきたシュージさんの最期。

    病気にならないとわからない自分だって抱くであろうその気持ち。

  • 2016-6
    実際、こんなあっさり余命や病気を受け入れる人なんていない。
    ちょっと話が綺麗すぎ。

  • 著者自信も癌を宣告され命を落としている。病気の苦しみは身を持って知っているのだろう。がん患者の心の叫びを代筆する、手紙屋を開業した精神科医・純一と依頼する面々の物語を明るいトーンで描いている。

  • ガン患者さんの気持ちを代筆する精神科医のお話。
    作者自身がガン患者ということもあり、実体験を生かした内容が表現されていると思われ、心に響くものがありました。
    ただ、個人的には、同作者の「神様がくれた涙」の方が、印象が強く心に残りました。

  • ガンのために38歳の若さで他界したプロウィンドサーファーの話。ドラマ化及びドキュメンタリーもあるのでご存じの人もいるのでは。

  • 文章はくさいところが多いですが、感動しました。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||I
    資料ID:50400806

    2007/08/25公開『天国で君に逢えたら』原作

  • ガンに襲われたプロサーファー飯島夏樹さんの作品。病床で書いた作品なので、一言一言に込められた想いが伝わってくる。物事を大切にして、一瞬一瞬を大事にして生きていきたいと強く感じた。このような作品が大切な人の下へ残るというのは、うらやましいなぁ~。

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