神様がくれた涙

  • 71人登録
  • 3.65評価
    • (9)
    • (7)
    • (20)
    • (1)
    • (0)
  • 15レビュー
著者 : 飯島夏樹
  • 新潮社 (2005年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104694037

神様がくれた涙の感想・レビュー・書評

  • 一応、医療現場で働いている一人として、このような小説はもっと読んだ方が良いと思いました。

    少しでも、患者さんの気持ちを理解するためにも。

  • とにかく、感動。涙。なみだ。何度も読みたくなります。生きる意味を考えさせられます。

  • 『天国で君に逢えたら』の続編。前作よりも本の中にぐっと引き込まれ、後半は終始涙が流れているような状態だった。
    紹介を見ると作者もすでにガンで命を落としているとのことで、小説ではあるがより読者を魅了するものがにじみ出ている。

  • 前作を読んだのは、ちょうど著者が亡くなった頃でした。

    全く気付かないうちに、続きが出版されていたことを図書館で

    偶然に見つけたことによって知りました。


    前作もテーマだけを聞いたときに感じる、勝手な内容の想像を

    上回る深く、考えさせられるものでしたが、今回もそうでした。


    この作品の中に登場する引用部分の更に引用なのですが、


    『もし明日、この世の終わりがやってこようとも、
    私は今日リンゴの木を植えよう マルティン・ルター』


    を読んで乳癌で旅立った友人の生き様を思い出しました。


    まだ病状がよかった頃に病気を隠して私たちみんなと

    一人ずつ会っていました。そしてその後、生きて会えることは

    ありませんでした。


    今の私は、この言葉の意味を表面的にしか理解できて

    いないと思います。でも自然に思い出しました。



    この作品に登場する男性もこの言葉によって勇気付けられ、

    死を受け入れながらも、あくまでも前向きに生き抜きました。


    私の友人もそうだったのではないかと思います。


    旅立ちの1週間前まで車を運転し、オレンジ色の車を買うんだと

    家族に話し、よくなるからと病気のことは家族以外の誰にも話していませんでした。

    そして、“会おうよ”と誘う私たちには“今ちょっと仕事が忙しくてさ”なんて言ってました。


    作品の男性は、関わった人の心に生き続けることになりました。


    私の友人も私の心の中に生き続けています。

    これ以上にない思いやりと優しさをプレゼントしてくれた

    大切な友人を忘れられるはずがありません。


    余計な心配はさせたくない

    苦しんでる姿は見せたくない

    楽しい思い出だけを持ち続けてもらいたい


    きっと友人はそう思っていたのではないかと思います。


    そしてよくなったら何事もなかったかのように笑って、

    『久しぶり~やっと仕事が一段落したよ』
    なんてとぼけたんだろうな。

    そして5年経って完治したって言える時になってやっと
    実はあの時ってカミングアウトしたんだろうなって思います。


    著者の飯島夏樹さんもこれらの作品を通じて多くの人の心に

    生き続けているんだろうなと思いました。

    夏樹さんも最後まで、リンゴの木を植え続けて
    いたんだろうなって思いました。

    なんかよくわからないけれど、こんなことを思った作品でした。

  • 励まそうと思って言った言葉も本当は自分のためだったりすること。
    発した時点でその言葉の意味を負うんだってこと。
    いつだって自分の言動に責任を持たなくちゃと思いました。

  • 図書館でふと目にとまり手に取った。最初の出だしの手紙は強烈だったけれど、読んでよかったな。

  • 場面に湘南海岸、葉山の森戸海岸となじみの場所が登場するだけに、読んでいて親近感となつかしさを味わった。自分は今のところ幸い癌に冒されていない健常体である故、実際の癌患者の気持ちは小説にあるように推し量るだけで真に理解することは出来ないが、もしそういうことに至った時はこんな風な生き様ができるだろうか

  • 「もし明日、この世の終わりがやってこようとも、私は今日リンゴの木を植えよう」―私もそうありたいなぁと思いました。私は幸運な事にまだ大きな病気にはかかったことがありません。だから、雄治君みたいに不安のあまり腐ってしまう気持ちも、ノブさんのように最後を受け入れた上で頑張れるかどうかも、分からないけれど貰った気持ちや教えて貰った言葉達(「命にしがみつくんじゃなくて、生き甲斐をなくしちゃいけない」、「人生、長さじゃあないんだよ」)は大切にして生きていきたいと思いました。ところでこの本読みながら沢山沢山泣きましたが、神様がくれた涙ではないと思います。神様とかじゃなくて、精一杯頑張って生きようとしている人達がくれた涙だと思います。そうゆう本でした。

  • 国立ガンセンターに勤める医師と患者の話だけど、著者は本当にがんで亡くなったひとだけに、死への思いが切実に伝わる。どれだけ長く生きたかではなく、どう生きたかが問われるのだなと思った。(H19.9.30)

  • 著者は2005年2月にガンで亡くなっている。『天国で君に逢えたら』の続編で、内容を把握しているだけに入り込みやすく、何度か涙してしまった。印象的だったのは、「『頑張れ、頑張れ』という他の奴らは全くむかつく。そういうことを言う奴は、そいつが俺に死んで欲しくない、まだ友人の死を受け入れる準備が出来てねぇっていう自分の我が儘言ってるだけだって、この闘病から知ったからな」。もしかしたら、私も様々な状況で「頑張れ」という言葉を誰かに使って自己満足している時はないだろうか、とふと思った。

  • 飯島夏樹さんの作品です。

全15件中 1 - 15件を表示

神様がくれた涙を本棚に「読みたい」で登録しているひと

神様がくれた涙を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

神様がくれた涙はこんな本です

神様がくれた涙の文庫

神様がくれた涙のKindle版

ツイートする