- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104695058
感想・レビュー・書評
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旧約聖書に出てくる神の身勝手さに腹が立った。
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旧約聖書か~と思って読むとはじめから卑猥な風景が、どちらが主題か判らないですが、面白かったです。でも聖書は謎だらけですよね。エジプト脱出のあとアモンは武器持って戦ってるし、ヘブライ人は、神に見いだされたから正しいみたいな自己肯定は納得できない。
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面白い角度で旧約聖書のことが書かれていて楽しめました。
旧約は大学時代に勉強していたのでなんとなく斜め読みで、少女少年お兄さんの物語だけしっかり読みました。
旧約聖書って何言ってんのかよく分からなかったりするけど、聖書についてお兄さんから聞いた後に少女たちが色々と話してるのを見てると「あぁ、なるほど」ってなんとなく、ぼんやりとでも旧約聖書について掴めるので良かった。
タイトル買いした本だったけどすごく当たりでした。 -
余計な装飾のない言葉が惹きつけられる一因かなぁ。読んでいてスカッとするというか。
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近所のパンツ泥棒と噂されるお兄さんが(主に)聞かせてくれる旧約聖書の話と、ちょっと生々しい現実に置かれた主人公の少女の話が代わる代わる出てくる。
旧約聖書の人々や神様の話って、よくある教訓めいた話と違って、なんだかすっきりしない。まるで、少女の置かれたねちねち、ぬるぬるした現実世界みたい。そんな風に、言葉に表しきれない何かを読みながら感じていたのだけど、物語の最後で少女がまとめてくれました。
旧約聖書は本当の物語なんだ。
旧約の物語には、その「はっきり」がありません。物語に出会うたびに、ただ、ぞくぞく、ぬるぬるした気持ちになるのです。
でも、それはわたしが生きている世界にとても似ています。お母さんとお父さん、少年とお兄さん。気持ち悪いこと、気分いいこと、哀しいこと、嬉しいこと。そういうことは、全て、ぞくぞく、であり、ぬるぬる、でした。 -
4月15日読了。