終電車ならとっくに行ってしまった

  • 新潮社
3.70
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本棚登録 : 367
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104704026

感想・レビュー・書評

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  • 漫画パートが可愛すぎる。

  • エッセイと漫画が交互に入っていて、二つ読んで一つになっている。
    絵がこれだけ上手いのに、文章も良くて驚く。
    よくクラフト・エヴィング商會と仕事をしているけど、吉田篤弘もそうだから、気が合うんでしょうね。
    老舗の秘伝の鰻のタレとガソリンの共通点や、テレビのザッピングで目にした偶然とか、ターザンの教えを実行して猿にやられた話などくすりと笑える。
    文章も絵も洒落ていて面白い。
    今まで読んだフジモトマサル作品の中では一番好きかも。
    誰にでも薦められる感じのいい、読みやすい、それでいて心に残るこういう本って、なかなかないと思う。

  • 穂村弘さんの『にょっ記』等で挿絵描いてる方。
    文章とマンガが同じテーマで交互に掲載されてる。本業のマンガ(イラスト)のほうがよかったな。

    妄想、ナンセンス、夢か現かわからない世界…岸本佐知子さんの『ねにもつタイプ』なんかの男性版という感じなのだけど、いかんせん、イマイチ。センスかなー。やはり文章を扱う人とそうでない人の差ではないかしらん、と。

  • 登場人物の少ない漠然とした不安な世界観.
    夢か現か.
    漫画の部分が不思議な後味の残る読み心地でおすすめ.
    文章より漫画が気に入ったので次は漫画だけの作品を読んでみようと思う.

  • エッセイ、なのか…?
    漫画の、筆者?あれはなに、くま?
    かわいい。
    テンポがクセになる。どこか斜にかまえたような、とぼけたような。
    なんだかどきどきする。

    追記
    はじめての読了から約6年。
    本人さえこの世を去ったいま。度々読み返し、その度にもっと好きになる。
    柔らかく澄んだ夜の時間。酩酊はしても悪酔いはしない、不可思議な空間。

  • 夜寝る前にちょっとずつ読んでいった。
    とても楽しくて、ついふられた内容について考え込んでしまう。
    短いマンガも素敵。

  • ゆるゆると夢想する物語を紙に書き付けて出来た様な作品。
    少し可笑しかったり、少しハッとさせられたり、考え込んだりしました。

    気軽には読めない本だったな。
    脳の普段使わない所を揺さぶられたような気がします。

    ナマケモノかわいい。
    貝さんが何となく好き。

  • う~ん 気持ちが暗くなった

  • 「二週間の休暇」で作者の絵にはまり、本作では文にひかれました。
    味のある絵、ほんのりした文、ともに好きです。

  •  読んで良かった。少しエッセイ。少しファンタジー。読み始めは、あらら、
     選定ミスったかな、とか思ったけど。不思議な世界観に、すっかり、
     楽しくなってしまった。不思議だ。

    (二伸) ご冥福を

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著者プロフィール

フジモトマサル
漫画家兼イラストレーター。擬人化させた動物の絵を得意とする。著書に『ウール100%』(文化出版局)、『いきもののすべて』(青幻社)など。また挿絵や装画を手掛けた書籍に『にょっ記』(穂村弘、文藝春秋)、『村上さんのところ』(村上春樹、新潮社)など多数。2020年『フジモトマサルの仕事』(平凡社)が出版された。

「2021年 『小さなことにくよくよしない88の方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

フジモト・マサルの作品

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