- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104704026
感想・レビュー・書評
-
フジモトマサル画文集。文章と漫画が交互に。トリッキーな文章もあれば、素直なものも。ユーモアたっぷりもあれば、しっとり系も。いずれも心地よい。装丁も含めて全体的に真夜中の雰囲気。
以下、自分用備忘メモ。
■何気ない系
・蚊との戦い。
・秘伝のタレとガソリン。
・猫とのコミュニケーション。
・夜の散歩。
■思索系
・退屈と戦争。
・スキーの思い出。
・死亡記事とヒーロー。
・『月光』第三楽章並の激情。
■自分ってこういうとこある系
・S子です。記憶の焼却夫。
・HELP。
・思い出し推敲。
・どこを見ているか問題。
■トリッキー
・遵法精神。ミード酒。
漫画は、クジラが出てくるやつ、岐路のやつ、貝のやつが好き。 -
フジモトマサルさんの画文集。随筆と、それにちょっと関係あるイラストには不思議な魅力がある。「Prrrのとき」がついにやってきたという終わり方がまたいいです。
-
ひんやりとした感触のエッセイ&漫画。もっと読みたくなる。
-
2013 8/25
-
エッセイ、なのか…?
漫画の、筆者?あれはなに、くま?
かわいい。
テンポがクセになる。どこか斜にかまえたような、とぼけたような。
なんだかどきどきする。
追記
はじめての読了から約6年。
本人さえこの世を去ったいま。度々読み返し、その度にもっと好きになる。
柔らかく澄んだ夜の時間。酩酊はしても悪酔いはしない、不可思議な空間。 -
夜寝る前にちょっとずつ読んでいった。
とても楽しくて、ついふられた内容について考え込んでしまう。
短いマンガも素敵。 -
第一声は、、ナニコレおおおおもしろい。
ミムラさんが『波』で紹介していらっしゃったのが気になって図書館で借りてきた。
各随筆に添えられた漫画が味わい深い。随筆に書かれた図をそのまま漫画にしただけではなく、随筆とは別のユーモアや哀愁が備わっている。象徴的なのは著者以外のヒトがまったく出てこないということ。表れるのは、自分と自分を取り囲む風景、自然。見えないものと会話をしているのだ。自分は間違って人間に生まれてきたのだと云いたいかのように。
フジモトさんは、時折ヒトと会話をすると自分の異様さがわかると言う。他人が自分に入ってこようが、全て自分を振り返る材料にしてしまうところが凄い。自分に還元して考えることができるのだ。この人は人に影響されはしない。染まらない。
目には見えない不思議なものを好み、それらを想像することの楽しさを知っている。人間は穴に落ちるし、そこからたどり着けはしない空や宇宙を切望する。時に、どうしても穴に落ちやすい人と、空を羨望しすぎる人がいる。俗に「変わっている」と言われる人々。だがしかし、そんな人だからこそこんなふうに一味違ったエッセイが書けるのだ。
(20110707)
「真夜中の雰囲気」いいですね!夜更かししてもいい自由〜また探します♪
「真夜中の雰囲気」いいですね!夜更かししてもいい自由〜また探します♪
内容も、夜のシーンの話が多かったような印象でした。文章で味わうフジモトマサルさんの世界も良かったですよ〜♪
内容も、夜のシーンの話が多かったような印象でした。文章で味わうフジモトマサルさんの世界も良かったですよ〜♪