さまよえる古道具屋の物語

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 476
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104711055

感想・レビュー・書評

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  • 古道具をもとに、いろんなテイストのストーリー。それぞれおもしろいのですが、最後にはそれらがあつまって、ひとつひとつの古道具やお店の謎がわかる、という爽快さ!
    ええー、こうなるの!?と、素直におもしろかった。

  • 2020年7月22日
    なんだ、児童書の銭天堂とおんなじだと思い、冷めた思いで読み進めていくと……
    急展開があった。極貧アルバイト生が大出世して登場したのだ。
    意味不明ないろいろがときに幸運を生み、ときに災厄をもたらす。
    種明かしにわくわくした。
    それにしても、不倫多過ぎじゃない?

    2021年11月20日
    再読。逆さまの絵本はよく覚えていたが、ほかのものは忘れてた。
    再度じっくり読み、また面白かった。

  • いやあ、おもしろかった。
    ある日突然眼の前に現れる古道具屋。
    足を踏み入れた人たちは思わぬ物を手にして店を出ることになる。
    それは彼らの人生を変えて…、とゆーお話。
    ちょっと不思議な、笑うセールスマン的な短編集かと思いきや、途中店の客であった人たちが次々と繋がっていき、
    ラスト、この店がなぜ生まれたのか、とゆー話に、しっかりオチがついて、短編集ではなく、ひとつのお話だったのだ、と分かる。
    とても面白かった。
    店主の正体を不明なままにして、ただ不思議な古道具屋の短編集、とゆーのでも十分面白かったとは思うけど。
    柴田さんはそちらを選ばなかった、ということなのだろう。
    物とは適当なところで別れた方がいい。古くなったら手放しなさい。過去になったら別れなさい。

    名言だ。執着は人を不幸にするよねー

    あ、でも少々人間関係が私の中で消化し切れてない感あり。
    作家さん周りは把握してるんだが、今と店の元関係の人たちとのつながりがイマイチ。まあ、そのへんはふんわり理解で。笑
    阪神大震災の話のとこで、生きてる、という、今、生きているということがいっちゃん大事、っとゆーようなメッセージがあって、そうよねえっと思った。
    生きてる意味だとか、理由だとか、そんなことぐるぐる考えるより、
    今、生きてるってことを精一杯感じる、生きるってこと。
    でもなかなかそれが、その単純なことが難しい。

著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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