魔術師の視線

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104716036

感想・レビュー・書評

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  •  超能力なんてないんだって散々言っておきながら、まさかの結末にがっかり。

     もやもやします。

  • マスコミの寵児から一転、バッシングにさらされ、消えた少女。3年ぶりに、その原因である主人公の前にあらわれる。
    過去を解き明かすミステリ風かと思っていたら、サスペンスに。前半と後半で印象が変わっていく。
    いろいろとからみあっていく後半が面白かった。
    ラストは、ぞっとする。

  • ビデオジャーナリスト楠瀬薫の前に突然現れた少女。それはかつて、“超能力少女”として世間を騒がせた諏訪礼だった。あの時、薫の取材で姿を消した礼が今なぜ?過去を贖うため礼を匿った薫を襲うストーカー、協力する知人の怪死、大物政治家の影。陰謀の黒幕は誰か。礼が抱える秘密とは。二人の逃避行は想定不能の結末へ。


    毎日30分ずつくらいしか読めなかったので、
    一気見できてたらもう少し理解出来た、かな。

    あー、どうなるんだ!続きが読みたい!
    と思いながらちょびちょび読んだので。

    にしても、
    気味悪かったなー。

    最初は、これ面白くなるのか?
    と想いながら読み、

    真ん中あたりは、どうなってんだ?!
    誰を信じればいいんだ?!
    と思いながら読み、

    終わりは、怖いというより気味悪いという方がしっくりくるかな。

    ある意味ホラーなゾクゾク感があった。

    私はミステリーは好きだけど
    ホラーは苦手。

    こえーよ。

    と独り言が出てしまいそうだった。

  • 久しぶりの本多孝好。
    最後のどんでんはコワかったー。
    初めて読んだ作品も、最後のオチが怖くて。
    いまでもとても印象的。
    やはり文章や展開はすごく好き。

  • 本多作品が好きな私だが、今作は普通という印象。誰にでも起こりうる素朴なテーマと、本多孝好の作風がマッチするのに、超能力か…。宮部みゆきの「龍は眠る」を思い出した。

  • 最初の視覚障害云々が大筋には特別関係なかったのが衝撃でした。タイトルからして関係してくるかと…。確かに鋭い観察眼=視線はわかるけど、魔術師の部分はどこにかかるんだろう。結局、核心の部分が超能力?!っていう。猫は礼が殺したくなるほどの何をしたのか…??
    首を傾げたくなるし、腹をくくった?主人公も、まあ死んでもいいかなーみたいな腹のくくり方なの??と、読後感はたいそう悪い。
    未婚女性に対しての書き方ももやもやする。
    本多さんの著作はだいたい好きなんですが、これはあわなかった。

  • タイトルはなんかカッコいいな。でも中身がグダグダだな。
    本多さんはいったい何を書きたかったんだろう?「人を信じるということ」について書きたかったのかな?まるでわからなかった。中盤までは繊細な描写が楽しくて、それなりに面白く読んでいたのに、政治ネタがからんできたあたりからあまりといえばあまりのご都合主義が始まり、そりゃ誰にもわからんよ・・・という説得力ゼロのこじつけ謎解きに終始してしまうことになる。そして極め付けは引っ張りに引っ張った礼ちゃんの神秘のベールがはがされるネタばらし。
    え。。。。。。。と言葉を失うこと間違いなし。
    がっかり率100%でした。

  • 気持ち悪くなる話しだった
    でもそこが本多さんらしいかな
    正義のミカタのあたりの気持ち悪さ
    綺麗事ばかりじゃなくてたまには気持ち悪いのも読みたいよ
    綺麗事はどんな作家も似たようなものになるけど気持ち悪いのや汚いのには個性が出る

    本多さんの個性は嫌いじゃない

  • 小説新潮で連載されていて断片的にしか読んでなかったので単行本の方も読みました。つまらなくはなかったけど、登場人物の設定がちょっと腑に落ちなかったです。

  • え、結局、礼ちゃんは…
    そんなの、アリですかー?プレステージって映画を思い出した。
    紙の犬が歩いたのもトリックではなかったって事ですか…
    なんか、すっきりしないなあ、の読後感。

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著者プロフィール

1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1994年「眠りの海」で小説推理新人賞を受賞。‘99年、『MISSING』で単行本デビュー、「このミステリーがすごい! 2000年版」でトップ10入りするなど高く評価され、脚光を浴びる。以後、恋愛、青春小説を超えた新しい静謐なエンターテインメント作品を上梓、常に読者の圧倒的支持を得ている。その他の作品に『正義のミカタ』『MOMENT』『WILL』『魔術師の視線』『君の隣に』など。『dele』では原案と脚本を担当し、山田孝之と菅田将暉主演でドラマ化された。

「2021年 『チェーン・ポイズン <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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