魔術師の視線

著者 :
  • 新潮社
3.09
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本棚登録 : 476
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104716036

感想・レビュー・書評

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  • テレビのdeleが面白かったので作者の本を読んでみたのだが、ほとんど同じ世界観だったことにびっくり。この作者はこれしかないのか、使いまわしているのか。雑誌の連載小説だったそうだけど、毎回思い付きで書いていたの?と聞きたくなるグダグダ感にも参った。「隣の男」のくだりはストーリーが破綻してないか。ミステリー好きの人なら半分も読めばおおまかな結末は読めると思う。

  •  細部の記述には、好ましいものがあります。14歳の、元超能力者の女の子への立ち位置が、最後まであいまいなままに思えます。むしろ、最も興味がわきそうな人物でした。物語の立て方の順序が、何か違うように感じました。残念。

  • 猫のくだりが、個人的に非常に嫌だったので星は2つ。
    とにかく読後感は嫌な気持ちがまとわりつく。
    好みが分かれる話です。
    メンヘラ超能力者とか、マジ怖い…。

  • 途中までは正直退屈だった
    読み始めた時にどんな話だったっけ?
    っていうくらいハマらなかった
    ただ最後の終わり方は個人的に好きかな

  •  超能力なんてないんだって散々言っておきながら、まさかの結末にがっかり。

     もやもやします。

  • ビデオジャーナリスト楠瀬薫の前に突然現れた少女。それはかつて、“超能力少女”として世間を騒がせた諏訪礼だった。あの時、薫の取材で姿を消した礼が今なぜ?過去を贖うため礼を匿った薫を襲うストーカー、協力する知人の怪死、大物政治家の影。陰謀の黒幕は誰か。礼が抱える秘密とは。二人の逃避行は想定不能の結末へ。


    毎日30分ずつくらいしか読めなかったので、
    一気見できてたらもう少し理解出来た、かな。

    あー、どうなるんだ!続きが読みたい!
    と思いながらちょびちょび読んだので。

    にしても、
    気味悪かったなー。

    最初は、これ面白くなるのか?
    と想いながら読み、

    真ん中あたりは、どうなってんだ?!
    誰を信じればいいんだ?!
    と思いながら読み、

    終わりは、怖いというより気味悪いという方がしっくりくるかな。

    ある意味ホラーなゾクゾク感があった。

    私はミステリーは好きだけど
    ホラーは苦手。

    こえーよ。

    と独り言が出てしまいそうだった。

  • はじめはちょっと読みづらくてやめようかと思った。少しずつ謎が解けてきて後半は一気読み。

  • うーん。
    魔術師が実在する、という終わりか…

    ちょっといただけない結末。

  •  諏訪礼が超能力を使えるわけではなく、嘘をつくしかないかわいそうな女の子と思っているビデオジャーナリストの楠瀬薫。礼を襲う者は誰なのか?誰が友人の友紀を殺したのか?

     本多さん、最近超能力ものが多い気が。
     薫のビデオカメラを通して相手の動きの意味を分析する文章が興味深かったです。
     ラストの薫の言葉「誰が死ぬのが一番早いかしら?」がじわじわ怖いです。私だったら一緒に生活していくのは怖くて発狂してしまいそうです。

  • フリーのカメラマン、楠瀬薫は自分が撮るべきものを探していた。かつて勤めていた出版社で大物政治家の不倫スキャンダルを報じ、その余波でペンを置き、カメラを担いだ。何と戦うべきなのかわからない日々。そんなある日、薫のアパートの前で一人の少女が薫を待っていた。彼女は、かつて薫が暴いた、いんちき超能力少女、諏訪礼だった。

    ジャーナリズムとか政治とか超能力とか、話がとっちらかってて、薫や礼がいったい何と戦ってて何から逃げてるのか途中からわからなくなった。ただとにかく人の悪意が嫌な話だった。最終的にホラーなのかSFなのか。

著者プロフィール

1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1994年「眠りの海」で小説推理新人賞を受賞。‘99年、『MISSING』で単行本デビュー、「このミステリーがすごい! 2000年版」でトップ10入りするなど高く評価され、脚光を浴びる。以後、恋愛、青春小説を超えた新しい静謐なエンターテインメント作品を上梓、常に読者の圧倒的支持を得ている。その他の作品に『正義のミカタ』『MOMENT』『WILL』『魔術師の視線』『君の隣に』など。『dele』では原案と脚本を担当し、山田孝之と菅田将暉主演でドラマ化された。

「2021年 『チェーン・ポイズン <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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