リライブ

著者 :
  • 新潮社
3.44
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本棚登録 : 404
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104718030

感想・レビュー・書評

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  • 設定が若干理解し難い。
    もう一度読み返したいが、図書館の返却期限の為諦める。
    結局、バクって何やねん!?
    大和田か・・・

  • 2010.04
    死ぬ間際にもう一度人生をやり直せるとしたらどうしますか?

  • 生きている間に山ほど出くわす岐路。大は進路だったり伴侶だったりするだろう。小は珈琲と紅茶のどっちを飲んだかだったり、道に落ちている100円玉を拾ったか拾わなかったか程度のことかもしれない。人生の岐路で選ばなかった方を選んでいたならどうなっていたか。死に際に現れる“獏”がもう一度チャンスをくれる。どの岐路をやり直したいか…。どの岐路を選んだかによって悔恨のポイントが見えてくる。見えなかったものが見えてくる。人の心の温かさが見えてくる。そんな話がたくさん詰まっている。ただしストーリーテリングの上手い小路氏は単純な話は作らない。「起承転結」ではなく「起承転々結」。どの短編も最後のひとひねりが良い。

  • 2010.3.13

  • 小路幸也さんの本はたくさん読んでいます。もっとも後悔している瞬間から人生をやり直すことができるとしたらと問いかけられた人たちの短編集です。私は最初の短編が好きでした。「あなたに懸想してます」の言葉がしばらく頭から離れず、しばしうっとりしました。

  • この作品は、連載時に読んだ方が面白かったと思います。まとまると、ややくどさを感じてしまったのは自分だけ?

  • 今まで読んだ本とは雰囲気が違って あんまり好きじゃないかも。
    設定に無理を感じてしまうからかも。

  • 切ない。イタイ。
    でももう一回読みたくなる。

  • 獏(バク)のサービスがだんだん良くなってくるんですね。それにしても死ぬ瞬間に「やり直したい瞬間」を即答できるのだろうか?ジョギングしながら自分だったらと考えたけど、答えが出る前に疲れ果ててしまいました。バンドワゴンの続きが読みたい!

  • +++
    生きることは、選ぶこと。選ぶことは、悔やむこと?命の灯火が消える瞬間、“バク”が囁きかける。運命の恋人を失った夜。いまの仕事を選んだあの日―頭に浮かぶ、人生の分岐点。そこからもう一度、やり直させてあげましょう。ただし、ひとつだけ条件がありますが―。かれらが何を選んだのか?あなたの予感は、覆される。
    +++
    「輝子の恋」 「最後から二番目の恋」 「彼女が来た」 「J」 「生きること」 「あらざるもの」 「すばらしきせかい」という七編の連作短編集。
    +++

    まさに命の灯火を消そうというそのときに、「バク」に思い出を差し出し、引き換えにある時点から先の人生を生き直す物語である。簡単に言えば、選ばなかった未来を生きるということである。どこに戻るか、どうやり直したくてそこに戻るかは人それぞれである。だが、等しく第一の人生よりもよく生きたいと思ってそこへ戻る決意をするのである。その人生を終えて再びバクと出会うとき、その人は概ね満足しているように見える。そしてさらにそれだけでは終わらず、もうひと回り大きなものに包まれた物語なのである。「愛」なのかもしれない。
    自分だったら、どの時点に、なにを変えるために戻るだろうか、あるいは戻らずにそのまま命の灯火を消すだろうか、と考えさせられる一冊だった。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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