豆腐道

  • 新潮社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104719013

感想・レビュー・書評

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  • 豆腐にまつわる歴史・原材料・製造工程・人間・地域性について、その概要を面白く知るにはとても良い機会になると思います。読み終えた後は、「俺は豆腐には目がないんだ」とはとても言えなくなりました。豆腐屋の営業を通して世の中を理解し、先行きを読む著者の語り口調は読みやすく、すらすらと2時間ほどで読みました。

  • 弟の友人のお父さんの本。
    京都に行ったとき食べた森嘉のお豆腐が大変美味しかったので、弟に借りて読んでみました。
    豆の品質、水(地下鉄工事とかでいろいろ変わってきてしまうみたいです)、景気のことから温暖化のことまで、とにかく社長はいろいろ考えなくてはいけない。守りつつも変化していく、京都の職人のすごさを感じました。
    素人にもわかりやすく面白かったです。
    弟の友人も大学院を出てから跡継ぎしてるみたいです。

  • 二十台半ばのエピソード。仕事は一通りできるけど、する気がしない、この先どうするんやという時期のエピソードが印象深い。

    知り合いの和尚に寺に連れて行かれ1ヶ月修行に。
    初めの一週間はひたすら寝る
    『「人間ってどういうもんか教えてやる。お前は寝るのが好きやから、一週間とにかく、食事とトイレ以外はずっと寝とれ」』(p78)ということに。三十畳ぐらいの部屋にひとり寝る。食事も運ばれてくるので、トイレと食事以外はひたすら寝ている。3日目には腰が痛くてしょうがない、7日目はもう動きたくてしょうがない、でも布団のなかでただただ寝る。

    何もせずにただ寝ているのはつらいだろうと思う。思えば、そこまで何もせずに自分だけという状況はなかなかない。ただひたすら自分だけという状況もエライと思う

    ・したいことをするためには・・・
    「したいことをするためにはどうするか、となったら、寝る時間を削るしかない。寝る時間を削るにはどうしたらいいかと言ったら、正座して、体調をいつも整えろ、と和尚から言われた。」p79

  • 嵐山にあるお豆腐屋さん「森嘉」についての本。こんなにこだわってるならさぞかし美味しいに違いない!と思い、お店に出向いたが、購入は1丁から・・・・。一人では買う勇気が出ず退散。豆腐好きな人と再訪問したい。ちなみに、跡取り息子は、同じ大学卒業生ということで、すこしだけ親近感が湧きました(笑)

  • (エッセイ…かな?)
    嵯峨のお豆腐やさんの自伝的な本。
    お豆腐のように喉越しつるりとした読みごたえ。聞き書きでここまですっきりした、読み易い文章て素敵だ。
    お鍋を持って地元のお豆腐やサン行きたくなった。

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