ヤメ検: 司法エリートが利欲に転ぶとき

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104721023

作品紹介・あらすじ

かつて巨悪を暴き「検察のエース」と呼ばれていた者たちが、退官後には一転して裏社会の代理人として古巣と対峙する-。彼らは「正義」を捨てたのか?驚愕のインサイドレポート。

感想・レビュー・書評

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  • 司法試験に合格することの大変さがいびつな自尊心を生むのだろうな。

  • うーん。
    むっちゃ読み辛かった。
    文体は平易なのだが、頭に入らない。こちらの脳みそが衰えているせいか。色々なエピソードを納めてはいるが、結局それで、と言う気がしてしょうがない。

  • 検察OBの弁護士のなかでも大物といわれる刑事弁護士たちの姿(実態)や隠れた事件の構図を描いたもの。もっと期待してたんだが、ふーんって感じの本で、「反転」の方がググッとくるものがあった。

  • ノンフィクションライターが綴る、「ヤメ検」の実情。司法の裏側を垣間見、正義と悪の微妙な関係性が辛辣に描かれている。

  • 田中森一や緒方重威ら被告となったヤメ検の事件や、防衛庁汚職などの事件の裏で動いたヤメ検のケースを例に、なぜヤメ検需要があり、また転落するのかを分析。また、関西と関東の土壌の違いも。

  • 帯から〜
    田中森一 東京・大阪両地検特捜部検事→石橋産業巨額手形詐欺で3年の懲役、9000万円詐欺事件で逮捕/緒方重威 仙台・広島両高等検察庁検事長、公安調査庁長官→朝鮮総連不動産4億8400万円詐欺事件で逮捕/豊嶋秀直 高松・福岡両高等検察庁検事長、公安調査庁長官→防衛省贈収賄事件「山田洋行」顧問弁護士/宗像紀夫 東京地検特捜部長、高松・名古屋高等検察庁検事長→福島県知事汚職事件収賄側弁護士/石川達紘 東京地検特捜部長、福岡・名古屋両高等検察庁検事長→福島県知事汚職事件贈賄側弁護士/則定衛 東京高等検察庁検事長→銀座ホステスとのスキャンダルで退官/大野敢 大阪地検特捜部副部長→和歌山県知事官製談合汚職事件弁護士/加納駿亮 福岡高等検察庁検事長→検察裏ガネ疑惑・・・・・・

    実は、私もある事件で絶大なるヤメ検の力を感じたことがある弁護士のひとりです。こんなんでいいのか!という感想を持ったものでした(詳細は話せませんが・・)

  • 勉強になった。
    もう1周する必要アリ。

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著者プロフィール

森 功(もり・いさお) 
1961年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。岡山大学文学部卒業後、伊勢新聞社、「週刊新潮」編集部などを経て、2003年に独立。2008年、2009年に2年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。2018年には『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞。『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』『ならずもの 井上雅博伝――ヤフーを作った男』『鬼才 伝説の編集人 齋藤十一』など著書多数。


「2022年 『国商 最後のフィクサー葛西敬之』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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