忘れないと誓ったぼくがいた

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 361
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104722020

感想・レビュー・書評

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  • 名前にひかれて。
    題名にひかれて。
    表紙の写真にひかれて。
    こうやっていきれたら
    やり直しもたくさんきくかもしれん
    さびしすぎるけど。

  • 男の人が書くラブストーリーが女々しく感じてしまうのはきっと私が女だからだ。

  • 淡く幸せで儚い小説でした。「素敵」って言葉が似合います。

  • 記憶。

    自分でない誰かを記憶する作業。
    誰かの誰かへの想いを繋ぐ作業。
    生きている生きてきた証。
    それを自分にアナタに誓うこと。
    それがサヨナラの本質。

  • 切なくて、何回も読みたくなる本です
    すごくいい恋愛小説です

  • 想像していたものとは違いました。この設定をさらりと読ませる平山氏がすごいです。泣きはしませんでしたが、中盤の時計店でのシーン。あれにはグッと来ました。タカシの痛々しいまでの、あずさへの想いがたまりません。あまりにも切な過ぎます…。私がタカシの立場になった時、果たしてあれほどまで懸命になれるだろうか。そう考えて、タカシのことが少し羨ましくもなりました。

    最後に、何よりタイトルが逸品だと思いました。「忘れないと誓ったぼくがいた」。「いる」ではなく「いた」。この過去形の意味は読み終わった時に分かります。そして、ガツンとやられます。気になった方は是非、読んでみて下さい。

  • なんで「消えちゃう」のかの理由がないのはさておいて、甘酸っぱい青春の1ページだなあと思ってしまう。

  • 相手が病気で死んでしまう、と言うような内容は結構あるけど、<消えて>しまうと言う結末は新しい(?)のかな。

    あずさは何処に、何に生まれ変わったんだろう?



    結末に物足りなさを感じる・・・。

  • 題名に、
    うすピンクの表紙に、
    ずきんとした。

    離れない、は叶わずとも
    忘れない、は叶うんだ。

    チョコレートを食べると
    なぜかこの本を思い出す。
    また読みたい。

  • 記憶という生理現象に抗う

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著者プロフィール

平山瑞穂(ひらやま・みずほ)
小説家。1968年、東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。2004年に『ラス・マンチャス通信』(角川文庫)が第16回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。著作には、『忘れないと誓ったぼくがいた』(新潮文庫)、『あの日の僕らにさよなら』(新潮文庫)、『シュガーな俺』(世界文化社)、『プロトコル』(実業之日本社文庫)、『マザー』(小学館文庫)、『四月、不浄の塔の下で二人は』(中央公論新社)、『午前四時の殺意』(幻冬舎文庫)、『ドクダミと桜』(新潮文庫)、『さもなくば黙れ』(論創社)など多数。評論に『愛ゆえの反ハルキスト宣言』(皓星社)、エッセイに『エンタメ小説家の失敗学』(光文社新書)など。

「2023年 『近くて遠いままの国 極私的日韓関係史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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