しかたのない水

  • 137人登録
  • 3.05評価
    • (2)
    • (15)
    • (58)
    • (9)
    • (3)
  • 30レビュー
著者 : 井上荒野
  • 新潮社 (2005年1月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104731015

しかたのない水の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • フィットネスクラブに通う人物を性を通して描かれている。全六編からなりたっているが、その五編目の『クラプトンと骨壷』が面白かった。子供も夫も亡くしているが、子供のレイラが幽霊となって、母親の千磨子の前に現れる。千磨子はといえば、毎晩夜になるとバーみたいなところに出かけて行き男を漁る。そうしてたぶん子供が出来たといって、お金を奪い取っているんだろう。レイラの骨をいれたクッキーの缶に男たちから受け取ったお金がばらまかれる最後に狂気を感じる。後のお話もどこかがずれている。パーフェクトに、ずれている。

  • 結局インストラクターの妻が何をしたかったのかがどれだけ考えてもわからない……
    フラメンコ教室が不審だった腹いせ?それを旦那のせいだと思って別人になりきることで鬱憤晴らししてたとか?

  • フィットネスクラブに通う6人の男女の秘密の恋という、コピーに惹かれて読みました。少し癖のある男女が、思わぬ恋の罠に嵌って、翻弄される、笑えるような、身につまされる異色連作短編集。

  • スポーツジムに関わる男女の短編。
    ほぼ皆根拠のない自信を持っていた。そして男女関係がだらしがない。そして少しずつ病んでいる。
    からだの関係を持つことにあまりこだわらないようで実際はだいたいその事に支配されている。
    からだの中の水がしかたのない水。

    スイミングのインストラクターの奥さんの話題がずっとでで来るが最後の短篇の奥さんの気持ちも行動もなにもかも理解できなかった。旦那が寛容でよかったねと言う感想。

  • 人の心に溜まる濁った水

  • 読みやすかったが、最後の短編が理解出来ず消化不良。とくにスポーツジムじゃなくても成り立つ人間関係だと感じた。人寄せパンダの為にスタッフがエアロビに参加させられたり、見学の人垣ができるなんて実際はありえないんだけど!!

  • フィットネスに通う人たちのどろっとした気持ち

  • フィットネスクラブの人と、そこに通う人たち。

    女を当てにして暮らしている自信過剰な男。
    出会い系サイトの男を騙して遊んでいる子持ち主婦。
    脱サラして古本屋を始めた冴えない男。
    母に依存して自信過剰な男に欲情する女。
    受付嬢の孤独な妄想。
    スイミングコーチの失踪した妻の行方。

    誰もが、それぞれの事情をかかえ、癖のある人たち。

    みんながこんな癖があって常に人のあら捜ししているようだったら嫌だよー!)^o^(

  • 井上さんの本は、「切羽へ」(きりはへ)を
    直木賞を取った時読んだことがあったのでこの本で2冊目。

    東京近郊のスポーツクラブで起こる様々な人間関係。。。
    会員、インストラクター、受付。。。いろいろな人間がからむ。
    こういう、「大人」の小説は苦手だ。どろどろした人間模様。。。。
    しかし最後の話はなんだったんだろう?いや、そのひとつ前の話からかな?
    いきなり幽霊とか、多重人格とか出てくる。。。。


    え?なぜ?いきなり現実から遠のく。。。今までこんなにリアルだったのに。。
    それでもやっぱり現実に引き戻され話は終わる。
    人間社会では時に現実とはかけ離れた世界へ行かざろうえないのだろうか。。
    なんて。やっぱり大人の小説でした。

    しっかしこの作者さんよっくスポーツクラブを見てるな〜
    会員、インストラクター、受付の様がよく出てる。
    会員の苦情など、本当良く描けてる。どこのジムでも一緒なんだな。。。
    「〜しないで下さいと張り紙をするのはかまいませんが、

    張り紙だらけで息が詰まると言う会員様もいらっしゃいます。」

    には苦笑。。。。。ああいえばこういう。。。。
    本当、スポーツクラブも大変だ。。。。

  • スポーツクラブのスタッフや会員など、クラブにかかわる人達の日常や出来事について書かれた短編集。
    可もなく不可でもなく。

全30件中 1 - 10件を表示

井上荒野の作品

しかたのない水を本棚に「読みたい」で登録しているひと

しかたのない水を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

しかたのない水を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

しかたのない水を本棚に「積読」で登録しているひと

しかたのない水はこんな本です

しかたのない水のKindle版

しかたのない水の文庫

ツイートする