九月が永遠に続けば

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  • 新潮社 (2005年1月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104734016

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九月が永遠に続けばの感想・レビュー・書評

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  • 一言で言えば、人間の宿命的な暗黒の本能というものを憚ることなくゲロのように吐き出した問題作。もしくは、人間を肉体と心理とに分離して、あらためて見つめ直した奇作。

    口ではうまいこをとりつくろっていながらも、一皮むけば、全身にいろんな虫が這いずり回っている。これが人間なんだろうな。もちろん、それは私自身も例外ではない。

    目を背けたくなるようなシーンがこれでもか! とばかりに登場するが、これは文字だから逃避することなく字面を追えるんですよね。

    最終シーンのだめ押しとも言える、高校教師の生徒への憎悪表現はやりすぎ。これが現実であったらならとても救いようがないのだが、実は思わずココリコの田中の顔が浮かんでしまって、腹の底から笑いさえこみ上げてきた。これはギャクか? と錯覚してもうた。もしかして、人間の気が狂うときって、これに似ているのかもしれない。

    それはともかく、物語というものに娯楽や快楽、感動を求めるのもアリだが、この小説のように徹底的に自分の心をいじめてみるとのも、小説のあり方としては正当性を帯びていると思います。

    ないとは思いますが、仮に映画化されても絶対に見たくない作品です。

  • ようやく読了。

    うまいこと9月に借りられたので9月中に読み終わろうと思って1日でやっつけた。

    先に「ユリゴコロ」を読んでいたからか、正直「ユリゴコロ」のほうがまだよかった。

    もしかしたら、本書を経ての「ユリゴコロ」なのかな、とも思った。
    それくらい、読了後感が薄かった。
    なんとなく落としどころが弱いと言うか。

    いつも思うのだが、この方はなにか御自身も女性として辛い体験をされたのだろうかと、読み進めながら気持ちが塞いでしまう時がある。
    それくらい、背景の中に、過激な描写が多いので。
    きっと、それ自体を描きたいのではなく、それくらい悲惨な状況から、きれいごとではなく、人が人を許すとか、悟るとか、愛するとか、そういうことを書きたいのだろう、とは思うが、受け止めるこちら側としては、ハートが弱いとそれについつい飲み込まれてしまってダメージが大きい。
    いつもそうだが、途中怖いもの見たさだけで読まされる感が強い。

    確かにミステリーなんだろうけど、ちょっと毛色が違う感じ。
    そこのところを覚悟して読むと、この方の作品を楽しめるようになるのかな、と思いつつ、3冊目だけど未だやられっぱなし。

  • 読後感は、よくない

  • 登場人物が狂いすぎてこわい。特に元夫。
    途中、犀田と主人公のことが不倫と書いてる箇所があったけど、不倫ではないよね?
    最初はウザかった服部がだんだんいい人に思えてきた。
    個人的なことだが、母になるとどうしても母親目線で読んでしまうので、失踪した文彦の母親である主人公や、冬子を亡くした母親の亜沙美の気持ちに感情移入して読んでて辛かった。

  •  作品解説:雄一郎と別れてから、私の日常は変化することを止めてしまった。そして、それはずっと続くように思っていた。私の息子・文彦が失踪し、愛人の男・犀田が事故で死ぬまでは…。これは何かの罰なのだろうか。奇妙に絡み合った相関図の中で蠢く人物の中に犯人はいるのだろうか…。
     第5回ホラーサスペンス大賞 大賞受賞作

     審査員の方々は文章力を評価して「大賞」としているが、あまりにもドロドロした人間関係に読んでいて気分が滅入る。ホラーサスペンスというジャンルのようだが、恐怖・不安・緊張感を感じられない。犀田の事故を起こした犯人と、その動機もすぐにわかってしまった。隣人・服部に対する佐和子の態度にイライラさせられたが、ラスト一行はマル。
     この作品の内容は若い方には向かないと感じました。作者が56歳とのことなので、年配の方が読めば楽しめる内容だと思います。

  • 内容紹介
    高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。息子の行方を必死に探すうちに見え隠れしてきた、雄一郎とその後妻の忌まわしい過去が、佐知子の恐怖を増幅する。悪夢のような時間の果てに、出口はあるのか――。人の心の底まで続く深い闇、その暗さと異様な美しさをあらわに描いて読書界を震撼させたサスペンス長編。


    人の心にある隙間、晒してはいけない隙間を追っていく。
    面白い、のに前回読んだ記憶がなく、内容も殆ど覚えてなかった。
    評価が二分してるのは、そのせい?

  • 無理してまで一気読みしてしまった。
    続きが、先が、結末が、気になって止められなかった。

    だけど、回収されると思った意味ありげな伏線は
    伏線じゃなかったりね、
    あら、そんな、あららー…と思った結末。

    服部さん、誤解されやすいけど本当にいい人なのか、
    実は狙いがあってこう親切(?)にしてくれるのか、わからん。

    だってこんな何日も、収入減であるお店閉めてさ、
    経済的損失を考えちゃうわ私としてはw

    そろそろ著者の名前をスムーズに自信持って思い出せる気がする。

  • ホラーというよりサスペンスというより昼ドラ感を強烈に感じた。

  • 主人公が何とも言えず不幸としか。

    息子の失踪理由が、
    元夫と別れる理由になった女性とは。
    元夫も息子もその女性の為に尽くすって。

    主人公が不幸だ。
    あと、冬子も不幸。

  • ホラーサスペンス大賞受賞作???

    う~~~~ん。

    確かに一気に読みました。

    しかし、ゴミを捨てに行ったままいなくなった息子の相手がこの人かぃ。。。

    お話のためのお話って感じで、一気につまらなくなってしまった。

    ホラーもなければサスペンスもなし。
    あるとすれば、気持ち悪さだけ。

    越智先生の過去も、弓男の告白も、後になにか続くのか!伏線か?と期待させておいて何もなし。アホくさ~。
    だから新聞かなにか連載小説(=その場その場の書きっぱなしで後のことはあまり考えてない)なのかと思ったくらい。

    やっぱりどこかに「こんなこと…あるかも」と思わせるものがなければファンタジーで終わってしまう。

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九月が永遠に続けばの作品紹介

息子の失踪直後に、愛人の男が死んだ。もしかして、息子が殺したのか?。第5回ホラーサスペンス大賞受賞作。

九月が永遠に続けばのKindle版

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