身体から革命を起こす

  • 新潮社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104735013

感想・レビュー・書評

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  • とても面白い。身体からいかに大きなポテンシャルを引き出すか、ということ。

  • 甲野さんは古武術研究者であるが、その術をスポーツから介護まで、広げている人である。ツベの動画を見たりすると、その動きは何ともいいようのないものだが、古来日本の武士はこういった技術をもっていたのだから驚きである。このような古武術は他にも色々あるが、どれも身体の使い方に無理がないものだ。無くさずに伝えてもらいたい。

  • 桑田の関係から知ってはいたけど、ちょっと精神的になりすぎて本来の術のありさまが鮮明でないのが物足りない。

  • 現在のスポーツでは、足を踏ん張り、身体をねじることでパワーを出す。
    踏ん張ることで支点が生まれ、支点を土台にねじることで出力が読まれやすく遅くなる。
    武術の世界では読まれる動きはご法度。
    支点(起こり)を消すことと、ねじらず多数の動きの合成による出力。

    支点を消すためには空中に浮くような動作が必要。
    そこで考えられたのが足裏の垂直離陸。
    イメージをつかむための動きとして背もたれのない椅子に座って両足を持ち上げる感覚(実際には上げられない)
    体幹に力がまとまる感覚。

  • 帯表
    養老孟司さんも瞠目する、身体術の白眉!
    スポーツが、音楽が、,介護が-変わった。
    そして、あなたも、変わる!

  • テレビで甲野さんを観て、すごいなと思って本書を読んだんですが、活字だといまいちすごさが伝わらず、興味があったら是非映像で甲野さんを観てもらいたい。
    コロと車輪の比喩はものすごくわかりやすかった。

  • 甲野氏の術を関係する人たちのエピソードからつむぎだす試みをしている本。また術に関して少し踏み込んだ解説を試みている本です。講習会に行って体験してみたくなります。

  • おもしろいです。でも正直、文章じゃよくわかんないんだよなあ・・・。

  • 前から気になっていた、古武術を応用した身体の使い方について書かれた本。ハウツー本ではなくて、一部ハウツーもあるが、どちらかというと実例を通じて思想や考え方を伝えている本。

    ハウツーについては、正直読んだだけではよくわからない。階段を上るときとか、モノを持ち上げるときなどに少し工夫できるかなと思うが、写真を通じて見様見真似でやってみるしかないため、結局はよくわからない。自分の身体を通じて実践していくしかないのだろう。

    いくつかなるほど、と思う点があった。主にスポーツなどで体の使いすぎで故障してしまうというのは、実は体の使い方に問題があるのではと考える点はなるほどと思った。当たり前だと思っているからだの使い方に、疑問を投げかけている。

    個人的には、赤ん坊をラクに抱えたり、ラクに速く歩けたり、重いものを軽々と持ち上げるなど、日常生活にいろいろと応用できそうな技があるので、ぜひ学んでみたいと思っている。

  • 分類=武術・身体論。05年1月。

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著者プロフィール

1949年、東京生まれ。
20代はじめに「人間にとっての自然とは何か」を探究するために武の道へ。
1978年、松聲館道場を設立。
以来、日本古来の武術を伝書と技の両面から独自に研究し、2000年頃から、その成果がスポーツや音楽、介護、ロボット工学などの分野からも関心を持たれるようになり、海外からも指導を依頼されている。
2007年から3年間、神戸女学院大学で客員教授も務めた。
2009年、独立数学者の森田真生氏と「この日の学校」を開講。
現在、夜間飛行からメールマガジン『風の先・風の跡』を発行している。
おもな著書に、『剣の精神誌』(ちくま学芸文庫)、『できない理由は、その頑張りと努力にあった』(聞き手・平尾文氏/PHP研究所)、『ヒモトレ革命』(小関勲氏共著/日貿出版社)、『古の武術に学ぶ無意識のちから』(前野隆司氏共著/ワニブックス)などがある。

「2020年 『巧拙無二 近代職人の道徳と美意識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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