四十日と四十夜のメルヘン

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著者 : 青木淳悟
  • 新潮社 (2005年2月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104741014

四十日と四十夜のメルヘンの感想・レビュー・書評

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  • 青木淳悟さんはモデルをつくるのがとても上手い作家だ。「最近の若者」だとか「核家族」だとか「事業団体」だとかいったモデルを精緻に組み立て、それを使って遊ぶ。遊びかたは自由だ。読者は、だから、ミニチュア世界を俯瞰する巨人にもなるし、リカちゃんの家族の一員にもなるし、あやつり人形にもなる。

    『四十日と四十夜のメルヘン』の「わたし」は、現代の若者としての「わたし」だ。共感するところが多かった。
    作品の構造が凝っていたのも面白かった。日記が何度も書き直されていることから、その日があらゆる方向から解釈される多面性を浮かばせる点。創作していた童話<メルヘン>が、いつのまにか現実世界とシンクロして、現実に収束してしまう点。とても新鮮だ。

    『クレーターのほとりで』も面白い。SFのようでもあり、風刺小説のようでもある。日本SF界の重鎮が書きそうな作風だと思った。

  • 借り物。

    今まで読んだ本の中で最も私の理解及ばない本だった…。ものすごく簡単にまとめると「チラシのことで頭がいっぱいの話し」ってことになるのか。

    ちゃんと主人公もいるし、そう難しい部分があるわけではなく、ごく短い部分だけ切り取って読めば普通っぽいのだが…
    後半に進むに従っておよそ不明度が増し、連続して読むとサッパリ筋が通らず摩訶不思議。
    いかに繋がらないように書くか、という試みをした作品、なのでしょうか。書いているうちにある程度はストーリーとか流れって出来てしまうものだと思うので、ここまでするのは書くのがとても大変なように思う。
    貸してくれた主も読み終わったことが無いらしい(笑)

    現代アートっぽ過ぎて個人的には好きになれないけれど、前衛的ってことで評価されてるのかなぁ。

    二編目の「クレーターのほとりで」の方がまだ分かるかなと思ったのですが、終盤でぶっ壊されました。笑

  • 「わたし」の部屋には、配りきれなかったチラシが溜まっていく。
    チラシに書かれた文字が勝手に増殖して…。
    (アマゾンより引用)

    何なの、これ?
    まったく意味が分からない…

    内容が無い!!
    日にちが戻ってみたり、急に主人公が書いてる小説の世界に飛んでみたり、最後に出てきた男は誰???

    もっと分かりやすい話が好きだな…

  • 解説に「わけがわからないのが魅力だ」的なことが書いてありましたが、本当にわけがわからないだけで魅力は感じませんでした。こういうのはアリなのでしょうか。よくわかりません。

  • わあ意味分かんないなんだこれ気持ち悪いな
    と思いながら読んでいると
    不意にじわっと込み上げる笑いに襲われたりして、
    ますます青木淳悟が好きになった。
    (ト)

  • すごい!どうやったら、こんな物語が書けるの!?そして思い付くの!?早く読みたい、でも読み終わりたくない!そんな気持ちで読みました。
    表題作はタイトルからすると簡単に読めそうなのに、展開がとても難解。「何これ?何かのメタファー?」と色々考えて読み進めると「何だ、素直に、普通に読んでいいのか」と安心できる。しかも知らない間に、今までの伏線が綺麗に繋がってそうなるのか!とラストにビックリしました。
    クレーターのほとりで、も面白い。青木さんは、このお話をすごく楽しんで書いたんじゃないかな。と勝手に想像。
    何度も読み返して、味わって、青木ワールドにつかって堪能したい。

  • 「裸足の僧侶たち」、架空の話とは重々承知だが、ぜひ読んでみたいものである。

  • チラシ配りで生計を立てる女性の話。

    途中からついていけなくなってしまい、断念

  • 自分にはないものを持っているからとても惹かれる、しかしまったく足元にも及ばないようわたしの頭では。読み難いし、ページを簡単にめくれない、たくさんの画数の多い漢字がたくさんあって紙面は黒っぽい、専門用語やカッコイイカタカナのイメージが脳内刺激する!ううう。まったく足元にも及ばない整然として器用に仕組まれた頭よさそーな世界。「わたしのいない高校」よみたい。

  • メルキュールの夜は目くるめく迷宮?
    すみません。体調がイマイチだったせいか、なかなか本の中に入り込めずに読み終わってしまいました。読み進めながら、引っ掛かりを待ったんですが、筒井康隆や安部公房のいくつかの作品がちらつくばかりで、そのまま消沈。もう一編の「クレーターのほとりで」ではスタニスワフ・レムの幻影が・・・・・・要するに、これらの作品の人となりというか文体についぞ出会うことがなかったんです。これは読者としては手落ちですね。

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